転職の面接では、採用担当者はどのような点を重視しているのでしょうか。
中途採用の面接に関わる2,000人の採用担当者に調査を実施しました。重視するポイントとその理由も紹介します。
転職の面接で最も重視すると答えたのは「受け答えの仕方」
面接官に、「中途採用の面接で重要と思う内容」をすべて選んでもらったところ、最も多かったのは「受け答えの仕方」で51.1%でした。受け答えの仕方は、面接官の多くが重要視しているポイントであることが分かります。
次いで「誠実さ・素直さ」が47.4%、その次に「経験」の44.0%が続きました。
さらに、「最も重視する内容」をひとつだけ答えてもらったところ、最も多かった内容は「受け答えの仕方」で9.9%でした。次いで「誠実さ・素直さ」が9.0%、「志望動機」が7.3%と続きました。
Q. 中途採用の面接で重要と思う内容を選んでください
| 最も重要と思う内容 (ひとつだけ) |
重要と思う内容 (複数選択) |
||
|---|---|---|---|
| コミュニケーション 能力 |
受け答えの仕方 | 9.9% | 51.1% |
| 論理的思考力 | 5.3% | 34.1% | |
| 自社に合ったコミュニケーションのスタイル | 4.4% | 27.7% | |
| 説明力 | 2.6% | 35.9% | |
| 非言語コミュニケーション(表情、アイコンタクト、身振りなどの言葉以外の印象) | 2.4% | 27.6% | |
| 傾聴力 | 1.5% | 30.4% | |
| 人物面 | 誠実さ・素直さ | 9.0% | 47.4% |
| 熱意・積極性 | 5.2% | 36.9% | |
| 協調性 | 4.6% | 40.3% | |
| 第一印象 | 4.2% | 36.1% | |
| ポジティブさ | 2.6% | 33.9% | |
| 身だしなみ | 2.1% | 42.6% | |
| 柔軟性 | 1.7% | 32.7% | |
| 入退室の仕方 | 0.8% | 17.7% | |
| 志望動機・転職理由 | 志望動機 | 7.3% | 43.1% |
| 転職理由 | 5.8% | 43.9% | |
| キャリアプランの方向性 (応募者のキャリアプランが企業とマッチしているか) |
3.5% | 24.7% | |
| 企業の理解度(理念や事業内容などの理解) | 2.2% | 24.0% | |
| 職務関連能力 | 経験 | 6.3% | 44.0% |
| スキル | 6.2% | 40.2% | |
| 問題解決能力 | 3.5% | 32.6% | |
| 仕事で工夫・努力したこと | 2.9% | 30.2% | |
| 仕事の成果 | 2.7% | 23.8% | |
| 学習意欲 | 1.4% | 26.3% | |
| その他 | 0.6% | 1.2% | |
| 分からない | 1.9% | 1.9% | |
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面接官が見ているポイントは?その理由も紹介!
ここからは、調査時に設定した24の選択肢(「その他」「分からない」を除く)を「コミュニケーション能力」「人物面」「志望動機・転職理由」「職務関連能力」の4つの観点に分類し、それぞれ解説していきます。転職で面接官はどのようなポイントを見ているのでしょうか。あわせて、実際の採用担当者の声も紹介するので参考にしてみてください。
面接で見られる「コミュニケーション能力」は?
転職活動の面接で重視される内容を、項目ごとに見てみましょう。
まず、「中途採用の面接で最も重要と思う内容(ひとつだけ)」を調査したところ、「コミュニケーション能力」の中では「受け答えの仕方」が9.9%と最も高い結果となりました。面接官が応募者の回答の仕方を特に重視していることが分かります。
次に多かったのは「論理的思考力」の5.3%で、筋道を立てて分かりやすい受け答えが評価される傾向にあるようです。
また、「中途採用の面接で重要と思う内容(複数選択)」でも、「受け答えの仕方」は51.1%と最多となり、その次に「説明力」の35.9%が続きました。
面接官が「転職の面接で最も重視する」と答えた理由について、実際の声を見てみましょう。
面接官の声
受け答えの仕方
- 質問に対する回答の仕方で、実際の業務の指示に対して適切に行動できるかを判断している
- 受け答えの仕方で、臨機応変に対応できるかが見られるから
- 質問の意図を理解し、自分の意見をきちんと言語化できる能力が最低限の必要なスキルだと思うから
論理的思考力
- 人に物事を説明するときに理論的に説明してほしい。顧客にも同じアプローチをしてほしいから
- 論理的思考力と人柄や協調性の育成は難しい。その中でも面接で判断できるのは論理的思考力だから
面接で見られる「人物面」は?
転職の面接では、スキルや経験と同様に「人物面」も重要な評価ポイントとなります。
「人物面」の中で最も重視されているのは「誠実さ・素直さ」で9.0%と最も高く、面接官が応募者の受け答えの内容だけでなく、姿勢や人柄そのものを重視していることが分かります。
次に多かったのは「熱意・積極性」5.2%で、主体的に取り組む姿勢が評価される傾向にありました。
また、「中途採用の面接で重要と思う内容(複数選択)」でも、「誠実さ・素直さ」は47.4%と最多で、続いて「身だしなみ」が42.6%と続きました。
では、なぜこれらの要素を「転職の面接で重要と思う」と答えたのか、実際の面接官の声を見てみましょう。
面接官の声
誠実さ・素直さ
- 誠実さと素直さを兼ね備えている人は、必要なスキルが不足していても成長が期待でき、将来的に重要な人材になってくれる可能性が高いと考えるから
- 誠実さ・素直さがないと、どんなに能力があっても周囲と良好な関係を築けない
- 誠実さ・素直さがある人は、周囲から信頼されやすく、チームワークもうまくいく
熱意・積極性
- 入社後に熱意を持って仕事に取り組めるかどうかを判断するため
- 業務継続する上で積極性は必要だと思うから
面接で見られる「志望動機・転職理由」は?
調査の結果、「志望動機・転職理由」の中で「中途採用の面接で最も重要と思う内容(ひとつだけ)」は「志望動機」で7.3%でした。面接官は応募者が自社を選んだ理由の納得感を特に重視していることが分かります。
次に多かったのは「転職理由」の5.8%で、前職での課題認識や転職の背景が明確であるかが評価される傾向にありました。
「中途採用の面接で重要と思う内容(複数選択)」では「転職理由」が43.9%と最も多く、次に「志望動機」の43.1%が続きました。
「志望動機・転職理由」に関する回答について、実際の面接官の声を見てみましょう。
面接官の声
志望動機
- 志望動機とキャリアプランが自社の方向性と合っているかを重視している
- 志望動機がしっかりしている人は、入社後も目的意識を持って働いてくれる
- なぜこの会社を選んだのかその人の言葉で知りたいから
転職理由
- 仕事を人生においてどのように捉えて、当社で何をしたくて転職するのか知りたい
- 転職理由が明確で納得できる内容なのかが重要。離職は本人の考え方や経験が色濃く反映されると思うから
面接で志望動機・志望理由を質問されたときの正しい答え方と回答例文
面接で見られる「職務関連能力」は?
面接官が「職務関連能力」の中で最も重視している内容は「経験」で6.3%でした。面接官は応募者がどのような業務を経験してきたかを特に重視していることが分かります。
次に多かったのは「スキル」の6.2%で、実務に直結する専門性や技術が評価される傾向にありました。
「重要と思う内容(複数選択)」でも「経験」が44.0%と最多で、「スキル」40.2%が続きました。
それでは、実際の面接官の声を見てみましょう。
面接官の声
経験
- 最終的に経験がものをいうことを実感してきているので
- 即戦力や早期に独り立ちできる人材を求めているから
スキル
- まずは会社の必要とする職種、ポジションに合うかが大事
- これから現場で活躍できるかどうかの指標として見ている
編集後記
今回の調査から、面接官が重視しているのは「受け答えの仕方」や「誠実さ・素直さ」であることが分かりました。「志望動機」よりも上位に挙がっている点に、意外性を感じた方もいるのではないでしょうか。
その理由を見ていくと、「臨機応変に対応できるかどうか」など、応募書類だけでは判断しにくい面接ならではのポイントが見られていることが分かりました。
とはいえ、いざ実際の面接になると緊張してしまい、早口になったり、目が泳いでしまったりすることもありますよね。採用担当者に「好印象となる目線」についても聞いたところ、
「会話の際に相手の目を見て話す人は好印象。目を見ずに暗記した内容だけを話す人はすぐ分かる」
「質問する面接官ごとに、顔と目線を移して話せる人からは、きちんと話を聞く姿勢を感じる」
「複数の面接官に対して、偏りなく、同じくらいの時間で目を合わせられる」
といった声が挙がりました。
「目線を合わせているつもりだけど、実際の面接ではどう見えているのか不安」という方や、面接の受け答えに悩む人は、dodaエージェントサービスの活用もひとつの選択肢です。模擬面接や回答のアドバイスなども行いますので、面接の不安を解消できるかもしれません。
調査概要
【対象者】
・2024年度または2025年度に人材募集(中途)をしている企業に勤務されている方
・業務上で中途採用の選考(筆記試験、面接、書類選考のいずれか)に関与する22~59歳の男女
【雇用形態】会社勤務(一般社員・管理職)、会社経営(経営者・役員)
【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有の調査パネルをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)
【調査期間】2025年9月8日~9月11日
【有効回答数】2,000人
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
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