エグゼクティブ転職トップ > エグゼクティブ成功ガイド > 飛躍を前に立ちはだかる事業課題・経営課題 vol.08

トップ企業が本音で語る 飛躍を前に立ちはだかる事業課題・経営課題

マカフィー株式会社 マーケティング本部 執行役員 本部長 斎藤 治氏

Company&Personal PROFILE
ITセキュリティの専門ベンダーとして世界最大級の規模を誇り、アメリカ国防総省のネットセキュリティー対策も手がけるマカフィー。2011年にはインテルの完全子会社となり、同社との新たな共同開発体制の下、世界最高レベルのセキュリティ技術を追求し続けている。
斎藤氏は1990年に大学を卒業した後、18年間にわたって大手ハードウェアベンダーに勤務。その後、国内セキュリティベンダーのマーケターを経て、2011年12月、マカフィーに入社した。以来、マーケティング本部のトップとして、自社製品・サービスの広報のみならず、業界を代表する立場からITセキュリティそのものの重要性を市場に発信していく啓蒙活動に取り組み続けている。

ITセキュリティ業界代表としてマーケットを育て、技術革新を続けていく 今回は、数ある課題の中から"マーケットへの啓蒙活動"についてお話しします

深刻化するサイバー攻撃から企業を守る「セキュリティコネクテッド」という独自概念

昨今、FacebookやtwitterなどのSNSが浸透・普及し、ビジネスへの適用も進んでいます。しかし、その一方で、サイバー攻撃の脅威にさらされる危険性が高まっているのも事実です。ウイルスの拡散はもちろん、標的型メール攻撃のためのターゲット情報の収集に利用されたり、「なりすまし」による偽情報の拡散に悪用されるなどの事例が報告されています。以前は一部の愉快犯によるものがほとんどでしたが、現在は組織的な犯行が増え、手口も巧妙化しています。ITが企業にとって必要不可欠なビジネスインフラとなっている今、ハッキングによるIP情報の漏洩や技術情報の盗取といったサイバー犯罪は、企業活動の浮沈を左右しかねない重大なリスクであると言っても過言ではありません。

そんな深刻化し続けるサイバー攻撃へのセキュリティ対策として、マカフィーは「セキュリティコネクテッド」という独自概念を提唱しています。現在は、ほとんどの企業が何らかのセキュリティ対策を取っていますが、拠点やデバイスごとに個別に実装しているため、統合性がなく非効率で、効果を発揮できていない例も数多く見られます。これは、世界各地に数多くの海外拠点を持つグローバル企業になるほど、大きな課題です。そのような中で生まれたのが「セキュリティコネクテッド」という発想です。「世界中の拠点のセキュリティ体制を一元管理し、情報を共有する」「セキュリティ体制を連結させ、関連づけることで、より堅固かつ効率的な管理体制を構築していく」という概念に基づき、すでに世界中で数多くのセキュリティの導入事例が生まれています。国内市場の飽和により、海外展開が至上命題となっている日本企業も多い中、最適なソリューションだと考えています。

自社サービスをPRするだけでなく業界を代表するメッセージを発信

「セキュリティコネクテッド」という概念については、国内企業からの認知はまだまだ高くない現状です。日本は、アメリカに次いで2番目にセキュリティニーズが大きく、マカフィーの世界戦略においても非常に重要なマーケットと認識しています。国内企業に私たちの考え方を広げていくことが、当面の企業課題です。そのために現在取り組んでいるのが、市場への啓蒙活動です。通常の企業プロモーションと異なるのは、製品やサービスをアピールするだけではなく「サイバー攻撃の脅威と、セキュリティ対策の大切さ」という根本的なメッセージを業界を代表して発信し、施策を展開している点です。

今、世界的にどのようなサイバー攻撃が猛威を奮っているのか。国内では、どのような事件が起こっているのか。そして、どのような対策が求められているのか。サイバー攻撃の脅威を市場に啓蒙する専門部門「サイバー戦略室」を2年前に立ち上げ、情報発信をしています。さらに、児童・生徒や保護者に対して、安全なパスワードの作り方などをレクチャーするイベント等の活動をしています。このような草の根的な活動を通して、サイバー攻撃の脅威と、対策の重要性をきちんと理解してもらい、その上でマカフィーのビジネスと製品・サービスの良さを知ってもらうことこそが、大規模なマス・プロモーションよりも本質的で有効なプロモーションだと考えています。

また、このような啓蒙活動と同時に、営業活動もこれまで以上に注力していきます。従来の主要顧客である官公庁や大企業だけでなく、SMB市場(中小・中堅企業)へも積極的に拡販していくことを2013年の営業方針として掲げました。自社だけでなく、代理店や大手SIerなどのパートナー企業と協業しながらアプローチしていく予定です。セキュリティ対策がきちんと機能しているかをチェックする診断サービスやSaaSソリューションなど、SMB向けの製品やサービスを用いて、企業ごとの予算やリソースを考えながら、セキュリティ体制を強化する提案ができればと考えています。

飽くなき技術革新でITセキュリティをパラダイムシフトさせる

これらの啓蒙活動や営業活動の大きなターニングポイントとなっているのが、2011年のインテルによる完全子会社化です。インテルはもともとセキュリティ分野への関心が高く、教育プログラムも充実していました。そのため、インテルによる子会社化を契機に、マカフィーの技術レベルも飛躍的に向上したのです。日本法人においても、ほぼ毎週、アメリカからメンバーが訪れ、最新の事例提供と技術サポートを通して協業体制を構築しています。「業界のオピニオンリーダーであり、技術イノベーターであろう」そんな意識の下、啓蒙活動と技術革新という互いにリンクし合う2つの大仕事に挑んでいます。

このような活動の成果として誕生したのが、「McAfee Deep Defender」という新しいソリューションです。マルウェア(ウイルスを含む悪質なコード)は猛烈なスピードで進化し続けており、PCのオペレーティングシステムの枠を超えて侵入するステルス型マルウェアという、従来型のセキュリティでは対応が困難な形態まで生まれています。「McAfee Deep Defender」は、そんな未知のステルス型マルウェアを検知し、確実にブロック・修復するハードウェア支援型セキュリティです。業界でも画期的な製品で、マカフィーでは次世代のセキュリティソリューションと位置づけています。この製品の拡販・営業が、セキュリティへの意識を変えていく啓蒙活動の推進につながると考えています。

これからも新しい技術革新を次々と起こし、マカフィーは「ITセキュリティのパラダイムシフト」の旗手を目指します。そして、業界の代表として、幅広く良質な啓蒙活動を続け、認知を広めていきます。これが、日本で、そして世界で、安全で安心なIT環境を実現するために、私たちが担うべきミッションだと考えています。

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