新薬開発事情の変化により、期待される役割が大きく様変わりを見せているCRO(Contract Research Organization:医薬品開発業務の受託機関)業界。転職を希望するCRA(Clinical Research Associate:臨床開発モニター)も、製薬メーカーの臨床開発部門の縮小に伴い、CRO間の転職の可能性を検討しているケースが増えています。
CRO業界で、どのようなキャリアの可能性が考えられるのか―CRAが抱えるそうした悩みに応えるべく、CRO業界を牽引している三つの大手CROに、各社が持つ強みや「うちだからこそ描ける」というキャリアプランについて、dodaメディカルでCRAの転職サポートをメインに担当しているキャリアアドバイザーがお話を聞きました。
砥上 貴恵
お話を聞いたdodaキャリアアドバイザー
モノづくり系エンジニア領域のdodaキャリアアドバイザーを経て、メディカル業界専任となり6年の経験を持つ。メディカル業界の中でも、CRAの方を中心に転職をサポート。
20代前半から60代まで幅広い年齢層の方、また医療機関や研究機関から製薬・医療機器メーカーへの転職のサポートなど、臨床開発職において数多くの実績を持つ。企業からも、CRA専任のキャリアアドバイザーとして信頼を得ている。
イーピーエス株式会社
代表取締役 代表執行役員社長
田中 尚氏
ビジネスマインドを持ち、新しい価値を創造できる人財の育成こそが強み
新薬開発分野における専門職であるという自負にプラスアルファされる「ビジネスマインド」。新しい価値を創造できる人材の育成が、イーピーエスの最大の強み。CRAから幅広い職種へのキャリアプランをグループ内で描くことも可能。長期的な視点、自らのライフプランに合わせたキャリア計画を立て、常にモチベーション高く仕事に取り組める大手CROの秘策はどこにあるのか。
シミック株式会社
代表取締役社長
中村 宣雄氏
世界から高く評価される
「日本品質」を武器に国内外で
業界を牽引
日本生まれの日本育ちのCROとして、業界を牽引。日本国内での臨床開発に関する知識、経験、ノウハウではほかの追随を許さない実績を誇る大手CRO。また、内資系CROでありながら、グローバルトライアルを先駆的に手掛けるなど、グローバル展開を視野に入れた戦略も。今後は日本を中心にアジアのモニタリングのレベルアップを目指していくことも計画中。世界から高く評価される「日本品質」を武器に戦うCROの魅力に迫る。
クインタイルズ・トランス
ナショナル・ジャパン株式会社
バイスプレジデント臨床開発事業本部長
品川 丈太郎氏
グローバル企業の強みを活かした先駆的な取り組みで業界に革新的な風を巻き起こす
国内最大手の外資系CRO。グループ会社が世界中にあり、世界各国で臨床試験を同時に実施する際に、まず選ばれるのがクインタイルズだと言われている。グローバル企業の強みを活かし、先駆的な取り組みで業界に革新的な風を送り続けているのも特徴。「CRO、そしてCRAは医療従事者である」というプライドを持ち、まさに世界を股にかけて活躍する人材を輩出している理由を聞いた。
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