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社内SE 転職 成功のイメージ

社内SEへの転職成功・失敗事例

社内SEへの転職を目指している方にとって、応募企業を選定する際に気になるのは、「今の自分のキャリアやスキルで本当に希望する企業に転職できるのか」ということではないでしょうか。社内SEの経験がなくても転職を成功させるにはどうすればよいのでしょうか。社内SEへの転職を成功させた事例と失敗した事例をもとに考えてみましょう。

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社内SEへの転職成功事例

ITエンジニアの中でも人気が高い社内SEは、求人数が少なく転職が難しい職種といわれています。競争が激しい社内SEの内定を勝ち取った方はどのような対策をしていたのでしょうか。ここでは、とくにITベンダーから事業会社の社内SEへ転職した成功事例をいくつかご紹介します。キャリアアドバイザーが転職成功のポイントを解説していますので、参考にしてみてください。

【社内SEへの転職成功事例1】Aさん33歳・男性

【転職前】IT系派遣会社(サーバーエンジニア)
【転職後】大手金融会社(社内SE)

直近は単独派遣の形でサーバーエンジニアとして従事。トータルで10年以上の経験を持つ。単独派遣・常駐型の雇用形態では、担当プロジェクトで裁量を発揮することができないことや、ユーザー本位のインフラ運用・構築ができる会社で働きたいとの思いがあり、転職活動を開始。

転職成功ポイント~活躍要素を因数分解し、具体的エピソードをもって自己アピール~

【担当したキャリアアドバイザーのコメント】

まず、応募先の金融会社の社内SEとして評価されそうなスキルを整理し、ベンダーコントロールスキルとミッションクリティカルな基盤設計・構築スキルを抽出。Aさんの職務経歴書にあった「関係会社との調整経験」に着目し、「プロジェクト推進のための戦略的なスケジュール調整」という表現に変更しました。

また、競合応募者の中に金融業界の社内SE経験者がいたため、面接対策として業界未経験でも即戦力として活躍できる要素を因数分解して整理。それぞれに詳細なエピソードを加えることによって実践イメージを訴求し、自己アピールの説得力を磨きました。

さらに、応募企業の業界内での立ち位置や競合企業との強み・弱みの比較から、今後のIT基盤の課題を想定し、どのような貢献ができるかという観点で志望動機を作成。最終的に、大手金融会社で内定を獲得することができました。

【社内SEへの転職成功事例2】Bさん30歳・男性

【転職前】SIer(インフラエンジニア)
【転職後】独立系ネット金融会社(社内SE)

金融機関の案件に特化したSIer(システムインテグレーター)に所属。金融機関向けのベンダーという立場上、方針が保守的で新システムや最先端技術の導入に慎重で、これ以上の技術力向上が見込めないことから転職活動を開始。よりユーザーに近い立場でシステム基盤の開発を担い、手応えを得たいという思いがあり社内SEを志向。

転職成功ポイント~念入りな面接対策で難関の面接を通過~

【担当したキャリアアドバイザーのコメント】

Bさんが転職された会社は、独立系金融会社の社内SEで、インフラ担当です。同社はネットワークやセキュリティに強い人材が不足しており、ネットワークのリプレイスも検討していることから、社内SE経験者だけではなく、SIer経験者でネットワークの構築に強いエンジニアの方も対象とするよう企業側に提案させていただきました。

そして、会社の状況や事業戦略を踏まえた上で社内SEとして求められる要素を分析。同社は成長フェーズにある中でベンチャーマインドを持った人材を求めており、そこにBさんの志向と積極的な人柄がマッチすると考えました。

ロジカルな考え方やプレゼンテーションを期待される会社なので、面接前には十分な情報提供とともに、模擬面接も実施。難関と言われる面接を乗り越えて、内定を勝ち取ることができました。

【社内SEへの転職成功事例3】Cさん39歳・男性

【転職前】ITコンサルティングファーム(プロジェクトマネージャー)
【転職後】マーケティング会社(社内SE)

2次請けのSIer(システムインテグレーター)からITコンサルティングファームに転職し、さまざまな業種のクライアントを担当。
基幹系、業務系、Web系と、あらゆるシステム開発のプロジェクトマネージャー(PM)として従事してきた。勤めていた会社では、40代以上の社員は役員クラスに上がるか、辞めるかという企業風土。Cさんは経営者を目指すことにモチベーションを持てず、転職活動を開始した。

転職成功のポイント~スキルの棚卸しを行い、マッチング精度の高い求人に応募~

【担当したキャリアアドバイザーのコメント】

ITコンサルティングファームのプロジェクトマネージャーとして、上流工程において豊富な経験があるものの、社内SEを目指すには特定領域の深い業務知識や業界知識、開発実務経験が不足していました。特に製造業や金融系事業会社の社内SEは、業務知識の専門性を求められるケースが多いのです。

そこで、キャリアカウンセリングで経験の棚卸しを行い、マネジメント力や橋渡し役としての調整力と交渉力、また、あらゆる顧客の多様なニーズを具体化する要件定義力が強みであると明確化しました。

そして、その強みを活かせる業種・ポジションを検討し、ゼネラリストが好まれる流通やサービス業にフォーカス。業務プロセスの課題解決を中心としたミッションで、またマネジメントを必要としている会社を選定して求人をご紹介しました。

もともとプレゼンテーション能力が高い方なので、マッチング精度の高い求人に応募することで、比較的スムーズに転職を成功させることができました。

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社内SEへの転職失敗事例

社内SEの転職でせっかく採用されたものの、入社してみると「想像していた仕事と違った」というケースがたまに見られます。採用選考に通過して転職成功に思えたが、実際には転職失敗だった、という残念な結果にならないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

ここでは、失敗事例をもとにキャリアアドバイザーがその原因について解説しています。失敗事例を通じて注意すべきポイントについて参考にしてみてください。

【社内SEへの転職失敗事例】Dさん・男性

大規模で複数のシステムを「横串」で見て全体最適となるIT戦略の立案を希望し、友人の紹介で大手企業の社内SEとして転職。ところが実際の仕事内容は、企画というより現場側がまとめたシステムへのニーズを、システム開発を担当するベンダーに橋渡しする役目が中心。企業規模が大きすぎて、システムのエンドユーザーと直接話をする機会がなく、具体的な戦略立案に関わることもうまくいかない状況になった。

転職失敗の原因~企業規模に注目するあまり、業務内容の確認が不十分なまま転職を決めてしまった~

【担当したキャリアアドバイザーのコメント】

システム開発の一部ではなく、複数のシステムを「横串」で見て全体最適となるIT戦略を立案したかったDさんの場合、転職活動での問題は、書類選考や面接の段階で仕事内容がうまく把握できなかったことにあります。「企画の仕事ができますか?」「できますよ」という簡単なやりとりはありましたが、相手の方は人事部門なので、ITエンジニアとは認識のギャップがあったのです。

企業規模やIT投資への考え方など、募集の背景にあるさまざまな要素によって情報システム部門、そして社内SEの役割も変わってくることを認識しているかどうか、そこが大事です。自分自身の希望と企業が求める社内SEの役割・業務内容が合っているか、入社を決める前に必ず確認しておきましょう。

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社内SEへの転職失敗を回避する方法

社内SEは求人企業によって求められる役割や仕事内容が大きく異なります。希望する社内SEに転職した後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、失敗を回避するためのポイントを押さえておきましょう。

事前準備はしっかりと

企業規模や自分で描いた社内SEの仕事内容のイメージが先行してしまい、現実とのずれが生じないように、しっかりとした事前準備が必要です。ご自身の希望と応募企業の求めるポジションや業務内容に乖離がないか、必ず確認しましょう。

まずは自己分析から始めます。スキルやキャリアを棚卸しし、過去の経験からどのような強みがあり、何を得意分野としているのかを整理しましょう。

次に将来のキャリアビジョンの実現に向けて、どのようにキャリアアップを進めていくか方向性を決めます。社内SEとしてキャリアをまっとうするのか、社内SEをステップの一つとして別のキャリアプランを達成していくのか、キャリアビジョンが明確になれば方向性は見えてくるでしょう。

応募する企業を選定する際には、企業イメージや企業規模のみにとらわれず、求められる人物像や仕事内容の調査に加え、業界研究や企業研究をしっかり行いましょう。転職の失敗を避けるためには、自分の目指す方向性と応募先企業の仕事がマッチしているかどうかがポイントになることを忘れないでください。

転職エージェントを利用する

社内SEへの転職活動には転職エージェントを上手に活用しましょう。求人票だけでは読み取れない、企業風土や社内の雰囲気、企業の事業フェーズ、採用の背景など豊富な情報を提供してもらえます。こうした多角的な情報をもとに転職活動をすることで、入社後にギャップが発生するリスクの低減にもつながります。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

田中 優紀(たなか・ゆき)

国家資格キャリアコンサルタント

私自身も1度転職を経験していますが、情報が溢れている時代ではあるものの、自分自身に合った転職活動の進め方やキャリアに対する教えやアドバイスを貰うタイミングはあまりなかったと感じております。もやもやとしているお気持ちが、少しでも晴れるようなお手伝いが出来たらと考えておりますので、是非、ひとりで悩まずにお気軽にご相談頂けますと幸いです!

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