販売・サービス
Q契約社員採用と正社員採用の違いを教えてください。
現在、アパレルショップの販売員として働いています。経験を重ねる中でバイヤー業務のサポートも任され、業務を通して新たな仕事の面白さを感じるようになりました。それをきっかけにもっと幅広い仕事にチャレンジしたいと思い、転職活動を始めた結果、仕入れ・売上管理にも携わる店長候補としての契約社員と、販売スタッフからスタートする正社員という、2件の内定をいただくことができました。正社員のほうがキャリアアップの可能性や仕事の幅・裁量が大きいという印象なのですが、契約社員と正社員の違いはあるのでしょうか。
(男性 30歳 アパレルショップ販売員)
A違いは「雇用期間」が決められているかどうか。「やれること」は同じです。
販売・サービスの職種で契約社員と正社員の違いは、雇用期間が決まっているか、そうでないかです。同じ企業の中でも正社員同様の権限を与えられている契約社員もたくさんいますし、給与などの条件面もほとんど差がありません。また、転職活動での選考においても、過去の雇用形態は重要視されません。「どんな経験を経て、何の力を身につけたか」の方が重要だからです。あなたが今後のさらなるキャリアアップを考えるのであれば、雇用形態にとらわれず、「経験できることの多さ」や「達成できることの多さ」で選んだほうが良いでしょう。今回のケースで言えば、仕入れや売上管理にも携わる店長候補としての仕事の方が、販売スタッフの仕事よりも将来的に価値ある経験につながります。また転職を考えることになった時にも、キャリアの選択肢が広がっているはずです。
現在、契約社員から正社員への登用も増加傾向にあり、特に店舗系のスタッフ職は契約社員からの正社員登用数を大幅に増やしています。また販売・サービス系の職種に限らず、「高い業務スキルを持つ契約社員を手放すのはもったいない」「正社員には自社の理解度が深い契約社員を登用したい」という考えを持つ企業は多くなっています。正社員登用の機会も広がっているので、最初が契約社員採用だという条件だけで選択肢を狭めてしまう必要はないと思います。
回答キャリアアドバイザー

小泉 杏子
得意分野 : 販売・サービス
飲食店店長として3年、広告営業として5年の勤務を経て、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。dodaキャリアアドバイザーとして、サービス業の店長やエリアマネジャー、コールセンターのスーパーバイザーとして活躍する方を中心に転職サポートを行ってきました。売上管理の経験やスタッフのマネジメント経験をさらに伸ばすための転職サポートはもちろん、その経験で培われたポータブルスキルを持って新しい職種や業界にチャレンジするための転職サポートも得意としています。
質問一覧
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