もちろん、すべての業種で可能とは言いませんが、十分に転職の可能性はあります。20代の今のうちなら、これまでのポータブルスキルを活かしながら新しい環境で商品知識を増やし、営業スキルを磨いていけると判断されやすいため、扱っていた商材を問わず転職しやすい状況です。

30代以上になると応募先の業界や商材についての専門性を問われるケースが増えるため、20代の頃に比べてハードルは上がります。それでも営業スタイルや提案手法が近い、特定の顧客層を相手にしてきた実績がある…など経験・スキル上の接点をアピールすることで、説得力を持たせることが可能です。

企業が営業職を募集する背景には、「既存の顧客での売上が頭打ちで、新たな販路を広げたい」「無形商材を取り扱うので提案力のある人材が欲しい」「この業界ならではの専門知識を持っている人が必要」など、さまざまな理由があります。相手の企業や採用背景を調べることで、自分の経験やスキルを活かし、キャリアを広げていける転職先が見つかるのではないかと思います。