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転職Q&A

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業界知識

IT業界は文系でも転職できる?事前に知っておくべきことは?

文系出身なのですが、IT業界で働きたいと思い、転職を考えています。文系出身でもIT業界への転職は可能でしょうか? どんなことに気をつければよいでしょうか?

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橋本 諒(はしもと・りょう)

国家資格キャリアコンサルタント

そもそも転職すべきなのか、転職はしたいが希望の求人がない等、転職にあたって悩みは尽きないものと思います。私自身、転職活動を2回行っておりまして、相当に悩んだ経験がございます。悩みの種類は人それぞれですが一方で、日々の時間が限られている中で結論を出すのも、本当に難しいことです。だからこそ、一度状況や希望を整理する場としてアドバイザーをぜひ活用してみませんか?

文系でもIT業界への転職は可能です

IT業界 文系のイメージ

結論から言えば、文系出身者でもIT業界への転職は可能です。IT業界の仕事と聞くと、プログラミングやシステム開発などを思い浮かべがちですが、職種は技術職だけではありません。事務職や営業職、マーケティング職などさまざまな職種で活躍することができます。IT業界の職種や事業分類などは以下の記事で解説しているため、全体感をつかむために参考にしてください。

IT業界ってどんなところ? 職種や企業分類、転職に役立つ業界動向まで解説

また、プログラミングスクールなどでプログラミングを学んだ文系出身者が、プログラマーとして採用されるケースもゼロではありません。コロナ禍を踏まえ、直近まで未経験のポテンシャル採用は減少していましたが、未経験採用を再開している企業も出てきています。とはいえ、全体としては即戦力が重視される傾向が続くため、キャリアチェンジを希望される場合はしっかりとした自己研鑽が求められるでしょう。

なお、未経験からエンジニアを目指す方に向けて、転職活動の進め方などを以下の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。

未経験からITエンジニアになるには?転職活動の進め方や、よくある疑問について解説

文系出身者の強みの考え方

情報工学など業務に直結することを学部や大学院で学んできた理系出身者であれば、IT業界未経験でも活かせる点は見つけやすいかもしれませんが、文系出身だからとあきらめる必要はありません。今の自分の強みを活かしてIT業界で活躍する方向を考えてみましょう。

例えば、語学を学んできた方であれば語学力は強みとなり得ます。近年はグローバル化が進み、多くの企業で海外企業とのやりとりが増加しました。メールや資料、会議などで英語を使用する機会が多いので、語学力を持つ人材が活躍しやすい環境にあります。

ほかにも、営業職で経験を積み顧客折衝力や傾聴力などを育んできた方であれば、そうした経験やスキルは顧客やユーザー、チームメンバーとのやり取りなどで活かせるシーンも多いでしょう。

ただし、エンジニアに関しては、要件定義業務など顧客、ユーザーとの調整業務においてコミュニケーション能力が活かせるポイントはありますが、前提としてプログラミング能力を含む技術的な知見を求められるため、その分ハードルは上がります。

新卒採用の場合は、社内研修やOJTなどのバックアップ体制が整えられていますが、中途採用者にはエンジニアとしてのスキルや経験が求められます。

エンジニアとしては難しいけれど、どうしてもIT業界に転職したい、という気持ちであれば、ご自身の経験やスキルを活かした職種を考えてみるとよいでしょう。

IT業界における理系と文系の比率

2020年に発表された「IT人材白書2020」によると、IT業界における文系出身者のエンジニア比率は、先端IT従事者・先端IT非従事者ともに約3割となっています。つまり事務職、営業職など、エンジニア以外の職種を含めると、もっと多くの文系出身者がIT企業で働いていることが分かります。

未経験者がエンジニアに転職する最初のハードルは高くなりますが、実務経験を積めれば、文系でもエンジニアとして活躍できる機会は少なくないでしょう。

文系におすすめの職種

文系出身者がIT業界で働く際、文系の特徴を活かしやすい、おすすめの職種をご紹介します。

マーケティング職

市場を調査し、商品やサービスが効率よく流通する方法を考える仕事です。商品企画そのものは行いませんが、企画担当者に調査結果をフィードバックすることもあります。企画のみならず開発部門、製造部門、営業部門など、他部署と連携しながら業務を進めていきます。

企画職

新商品やリニューアル商品などを企画する仕事です。マーケティング職と業務の重なる部分があるため、企業によっては企画・マーケティング職とひとくくりにされていることもあります。求められるスキルは業務範囲や企業によって異なるため、求人情報や企業のWebサイトなどで詳細を確認しましょう。

営業職

営業職の仕事は、商品を売り利益を上げるだけではありません。顧客の要望に応える提案をすることも営業の仕事です。自社商品・サービスの詳細を把握し、顧客にどのように説明するかも腕の見せ所になります。

事務職

総務、庶務、経理、法務など、企業の管理部門を支える職種です。ほぼすべての企業で必要な存在であり、業界によって仕事内容に多少違いはあるものの、基本となる部分は共通しています。同じ職種の実務経験があれば、IT業界の企業でも活かせるでしょう。

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IT業界未経験者がアピールできること

直接的なIT業界での経験やスキルがなくても、転職活動でアピールでできることあります。以下に挙げたような内容を参考に、ご自身のアピールポイントを探してみましょう。

また以下の記事では、未経験からITエンジニアを目指す方に向けて、活かせるスキルや知識、適性などを解説しているため、アピールポイントを探す際にお役立てください。

ITエンジニアに向いている人ってどんな人? 特徴や転職で活かせる経験について解説

想像力・読解力

文学や哲学、心理学など、技術とは一見関係ない分野の知識を土台とした、想像力や広い視野が役立つこともあるでしょう。豊かな想像力があれば、今後起こりうるトラブルや課題まで事前に察知し、リスク予防や回避につなげられます。また視野が広いと全体を見通せるため、進捗を予測しながら効率的に業務を進められます。

さらに、読解力も重宝されるでしょう。読解力とは文章を読み理解するだけでなく、図表や会話などを読み取る力でもあります。読解力があれば、マニュアルや仕様書を読み解くだけでなく、対話の中から相手の意図を理解しコミュニケーションを活性化するのにも役立つでしょう。

プレゼンテーション力

自分の考えや思いを相手に伝えるプレゼンテーション力は、社内はもちろん、顧客に商品を説明する際にも必要なスキルです。プレゼンテーション力は、「構成」「表現」「説得」という要素で成り立っています。時間配分に気をつけ、言葉を選んで正確に伝え、相手から理解と信頼を得られるよう説得しなければなりません。IT業界に限らず高い評価を得られるスキルと言えるでしょう。

文章力

伝えたいことや情報を整理し、文章でスマートに説明できる文章力は、他業界と同様にIT業界で働く上でも必要な力です。文章力を磨く経験を積んできた方であれば、アピールポイントになり得ます。

誰が読んでも分かりやすい文章が書ければ、メールでの意思疎通や、企画書・報告書・仕様書などの資料作成にも役立つでしょう。文章作成にかける時間を短縮できれば、ほかの業務に時間を有効に使えるため、生産性の向上にもつながります。

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文系の人がIT業界へ転職する際のポイント

業界未経験で、さしたるバックグラウンドもない文系出身者がIT業界への転職を成功させるには、専門的な知識やスキルを補う必要があります。例えば営業職に転職する場合でも、顧客に説明するためのIT知識が必要不可欠です。IT業界へ転職する際にどのような知識やスキルが必要なのか、また、転職を成功させるポイントをご紹介します。

基礎的な知識やスキルを身につけておく

IT業界に転職するのであれば、業界の状況や基本的な知識を身につけておきましょう。IT用語などITの基本、また転職先企業の事業内容や、顧客サービスも理解しておく必要があります。文系出身の未経験者でも、プログラミングスクールで学んだり資格を取得したりすれば一定の知識を身につけられますし、やる気を評価してもらえます。「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」はITスキルの基本が身についている証明となるでしょう。

近年では大企業だけではなく中小企業でもグローバル化が進み、海外企業とのやりとりが増えています。業務をスムーズに進めるため、一定の英語力を必須とする企業は少なくありません。英語のスキルアップも転職に有利になるでしょう。

なぜIT企業で働きたいのか志望動機を明確にする

なぜIT業界に転職しようと思ったのか、動機を明確にしておきましょう。面接で志望動機を聞かれた際、「IT業界に関心がある」「魅力と将来性を感じたため」では不十分です。応募先企業でなければならない理由を伝え、熱意をアピールしましょう。そのためにも、IT業界の現状や応募先企業の事業内容をしっかり頭に入れておく必要があります。具体的なコツや例文などは以下の記事で解説しているため、実際に志望動機を考える際はお役立てください。

IT業界での転職で志望動機を書く際のコツや例文は?

自身のアピールポイントを考えておく

自身のアピールポイントを把握しておくことも重要です。プログラミングスクールへの通学や、IT関連の資格取得といった知識の習得だけでなく、マネジメントスキルやプレゼンテーションスキルなどのビジネススキルや、英語力などもアピールポイントになります。「自分にはこのようなスキルと経験があるので、それを活かしてこのように貢献したい」と具体的に伝えるとよいでしょう。

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