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生き方・キャリアに悩む女性のためのモヤモヤ解消プロジェクト 生き方・キャリアに悩む女性のためのモヤモヤ解消プロジェクト

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「今よりもっと自分らしい働き方」をかなえたい女性に向けたサイト『Woman Career by doda』と、心理学と統計学を組み合わせた性格診断を展開する『ディグラム・ラボ』が2月8日(土)、生き方やキャリアに悩む女性に向けてモヤモヤを解消するイベントを開催しました。

『Woman Career』と『ディグラム・ラボ』が共同で立ち上げた“生き方・キャリアに悩む女性のためのモヤモヤ解消プロジェクト”では、働き方の多様化により複雑化した現代女性の悩みや不安を“令和型女性モヤモヤ”と命名。

同イベントでは、そんな“令和型モヤモヤの解消法”について、2020年1月20日リリースした「生き方・キャリアに効く!『はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断』」や、調査データをもとに解説しました。

また、ゲストに「草食系男子」「年の差婚」などを世に広めたマーケティングライターの牛窪恵さんをお迎えして、同診断開発者の木原誠太郎さん、同プロジェクトの責任者・田口靜麗の3人でトークセッションを実施。参加者の「リアルなモヤモヤ」が寄せられたイベントの様子をご紹介します!

▼女性のモヤモヤ解消診断はこちら

令和時代に働く女性特有のモヤモヤとは

田口 靜麗(たぐち・しずか)/ パーソルキャリア株式会社「Woman Career by doda 生き方・キャリアに悩む女性のモヤモヤ解消プロジェクト」責任者

「Woman Careerを開設して6年、働く女性の悩みの解決にあらゆる角度から取り組んできた結果、女性特有の課題が見えてきた」と田口。

現代女性のライフサイクルの木(出典:『新 女性のためのライフサイクル心理学』 福村出版、p.13.)

田口 靜麗(以下、田口):結婚や出産、育児など、ライフコースが多様化している今、選択に迷うことでモヤモヤしてしまう女性が増えています。特に出産や育児など、自身ではコントロールできないライフイベントなどで「キャリアの見通しが立たない」ことに悩まれているケースが多く、計画を立てても思うように進まなかったり、変更を余儀なくされてしまったりすることが主な原因として考えらえます。

そうした働く女性の悩みが複雑化する一方で、「抱えている悩みを誰にも相談できない」といった声もよく耳にします。結婚を意識する年齢や出産後の働き方など、世間の「女性はこうあるべき」といった声が気になるようです。

そんな女性たちが自分の悩みを知り、同じような悩みを抱える人とシェアできるひとつのヒントになればと思い、本プロジェクトを発足させました。『はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断』を通して、自身の性格や気質を理解し、漠然としたモヤモヤを解決できるヒントを見つけていただけけたらうれしいです。

データから考える“令和型女性モヤモヤ”の原因と解消法

全国の22~39歳の働く女性計3,000人(正社員)にインターネット経由でアンケート調査。(調査期間:2019年8月23日~25日)

実際に、世間の働く女性はどのくらいモヤモヤを抱えているのでしょうか。全国の22〜39歳の働く女性3,000人を対象に行った調査では、平均のモヤモヤ度は63.2点という結果が出ました(※100点中。高いほどモヤモヤ度が強い)。また、すべの年齢で60点を上回っており、年齢にかかわらず多くの働く女性が悩みや不安を抱えていることが分かりました。

「こうしたモヤモヤが生まれた背景には、自己決定機会の増加がある」と木原さんは言います。

木原 誠太郎(きはら・せいたろう)さん / ディグラム・ラボ株式会社 代表取締役

木原 誠太郎さん(以下、木原さん):結婚や出産だけではなく、転職や働きながら学校に通うなど、生き方や働き方が多様化してきたことで、令和に生きる女性は自己決定機会が圧倒的に増えました。レストランのバイキングを思い浮かべてみてください。たくさんあると迷うことが悩みになってしまいますよね。

こうした背景に加え、スマートフォンやSNSの普及により情報を受け取る量が増えたことも令和型モヤモヤの原因として考えられます。スマートフォンの利用時間は年々増加傾向にあり、現代人は頭のなかに常に情報があふれている状態です。

SNSを開くのをやめて1日15分自分と対話しよう

「まずは1日15分でよいので、自分と対話する時間をつくってみてください」と木原さん。今日からできる“令和型女性モヤモヤ”の解消方法についても教えてくれました。

令和型モヤモヤの解消方法

自分を見つめる時間をつくる

自己分析をして自分作戦会議をする

行動指針や計画をつくる

友達や家族にそれを話してみる

友達や家族にそれを話してみる

木原さん:自分を見つめる時間は、お風呂に浸かりながら、通勤中に歩きながらなど、いつでも構いません。大切なのは自己分析をすることです。『はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断』では、自分の性格やモヤモヤのため方の傾向などを診断してくれます。

まずはその結果を受けてどう感じたのか、これから改善していきたい部分を友人や家族に話してみてください。そのときの会話や診断の結果を通して考えたことを、ノートに書き起こしてみましょう。書き起こすと脳が記憶しやすいのはもちろんのこと、頭がスッキリとしますよ。

令和の共働き女性の現実と働く幸せ

牛窪 恵(うしくぼ・めぐみ)さん / 世代・トレンド評論家・修士(経営管理学)。著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』他、トレンド、マーケティング関連の著書多数

職場や育児・家事で求められる女性らしさの矛盾

女性の就業率が7割を超え、結婚、出産を経ても女性が働くことが当たり前になった令和時代。男並みに仕事をしてほしいと言われる一方で、「家庭で求められる女性らしさも再考すべき」と牛窪さんは語ります。

牛窪 恵さん(以下、牛窪さん):いまや末子が小学生になるころには、ママの約7割が働きに出ています。多くの女性が家事や育児とのワーク・ライフ・バランスに悩まされている現状があります。実は、日本の共働き女性が家事にかける時間は30年前と比べてほとんど減っていないんです。

お掃除ロボットや時短調理家電が次々に登場している時代に、なぜ家事時間が減少しないのか。それは、「男は仕事、女は家事・育児に専念すべき」との延長線上にある価値観が原因として考えられます。手間ひまをかけることを愛情だと思う概念が、よくも悪くもいまだに根強いのです。

自分らしさを取り戻すための「おひとり時間」
をつくろう

牛窪さん:働き続けることが当たり前になり、キャリアの選択肢が増えると、「自分にはどんなことが向いているのか、選ぶことそのもの」がストレスとなり、モヤモヤの原因になります。そんなときは、今日のようなイベントに参加したり、モヤモヤ解消診断をしたり、機会やグッズをうまく活用してみるのもひとつです。

また、「自分の内面と向き合う時間」も大切です。20〜50代の共働き女性に調査したところ、彼女たちが今、一番お金を出してでも欲しいものが「おひとり時間」でした。自分らしくいるためにも、1日15分でいいのでカフェに入ったり、自宅で音楽を聴いたりしながらぼーっと考える時間をつくってみてください。

歩きながら考えごとをするのもおすすめ。脳の前頭前野を刺激するのでアイデアが浮かびやすく、さらに緑が多い場所を歩くとリラックスして発想が豊かになる、との研究結果もあります。ぜひ自分に時間をプレゼントしてあげてください。

自分のモヤモヤや性格が見える化できる診断をやってみよう

木原さんや牛窪さんの解説により、「自分と向き合い、自分を知ること」の重要性が浮き彫りになりました。まずは「はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断」を使って、自分が抱えているモヤモヤの正体を突き止めてみましょう。診断では大きく分けて以下の3つのことが分かります。

1.あなたのベースが分かる!

9つのモヤモヤタイプのうち、一番近いモヤモヤタイプが分かります。また、人間関係の築き方や意思決定の仕方など、日常生活や職場での傾向・クセが分かります。

2.生き方のヒントが分かる!

潜在的で自覚しづらい不安や悩みに大きく影響している「今、解消すべきTOP5」が分かります。また、モヤモヤとの付き合い方や解消のヒントをアドバイスします。

3.キャリアのヒントが分かる!

「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間」「職場環境」の4つのうち、どこに不満を感じやすいのか、チャート図で見ることができます。さらに仕事の不満解消や満足度UPにつながるヒントをアドバイス。職場におけるあなたの能力が発揮されやすいシーンや役割も分かります。

はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断はこちら

診断結果を受けた参加者にアドバイス

イベント会場では、早速診断をやってみた参加者の方に木原さんからアドバイスをいただきました。空気を読みすぎて疲れてしまう「真面目すぎモヤモヤタイプ」の診断結果が出たというAさんに伝えたアドバイスとは?

木原さんから参加者の方へ直接アドバイス

Aさん:真面目な性格なので、10個やりたいことがあったら、すべて全力で取り組んでしまって、結果すごく疲れてしまうんです。

木原さん:人間が処理できることには限界があるので、3つくらいに絞って優先順位をつけてやってみるとといいと思います。Aさんはきちんと自分の性格を把握されているので、どう改善するべきか次の行動が見える化できていますよね。素晴らしいです!

牛窪さん:実は婚活も同じで、「いい相手が見つからない」と言っている人は、「普通でいい。高望みしない」と言いながら、たくさん条件を挙げていることが多いんです。3つに条件を絞るためには、どういう生活を望み、どんなことが譲れないのか、まずは自分を知らないといけません。

田口:キャリアや仕事選びにおける考え方もまったく同じです。情報過多で選択肢が多い時代だからこそ、自分の軸を一つでも見つけられると、選ぶのも楽になりますよ。

家事分担や年上の部下との悩みも……
参加者のイベント感想レポ

イベント終了後に、ほかの読者の方にも今抱えているモヤモヤを伺ってみました!

「仕事と家事の両立が大変。夫は言わないと手伝ってくれない。共働きなのにわざわざお願いすることにモヤモヤしています。相手の反応が気になって話せないことがよくあるので、まずは自分の感じていることや考えていることをノートに書いてみたいと思いました」(32歳・商社人事)

「結婚したり起業したりする周囲の人を見て焦ることがあります。また、職場に年上の部下がいるのですが、自分の方針に従ってもらうことが難しく、どう伝えたらいいのか悩んでいます。診断結果を改めてじっくり読んで、モヤモヤ解消のヒントを探したいと思います」(31歳・美容関係)

「自分を知る時間を大切に」登壇者から
メッセージ

最後に、3人からモヤモヤを抱える女性に向けてメッセージをいただきました!

牛窪さん 「有言実行、宣言するのが大事。私の場合、ホテルが好きと公言していたらホテルの本も出版できましたし、旅行会社さんと一緒にツアーを組むこともできました。自分の好きなものを知ってアピールしていくと、どんどん仕事や楽しいことに繋がっていきます。そのためにまずは自分を知ることが大切です」

木原さん 「自分をきちんと理解してから起こす行動は、必ず皆さんのハッピーに結びつきます。そのために、まずは診断結果を通して感じたことを書き起こしてみましょう」

田口 「『はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断』の診断結果はそのときに置かれた環境や心境によって変化するので、ぜひ何かに悩んだときに使ってみてください」

木原さんも登場! 「Woman’s Career Meeting 第19回 for 国際女性デー」開催

「Woman Career」が、3月6日(金)に国際女性デー*¹を記念したイベント「Woman’s Career Meeting第19回 for 国際女性デー」を、東京ステーションホテルで開催します。

*¹国際女性デーとは、女性の権利と平等を呼びかける日。1904年3月8日にニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたことが起源とされ、1975年に国際連合が3月8日を正式に記念日として定めました。

本イベントは2部制となっており、第1部のゲストは、今回のイベントにも登場した木原誠太郎さん。「はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断」の診断結果の読み解き方を通じて“モヤモヤタイプ”ごとの「生き方・キャリアのモヤモヤ解消法」について特別講演を行います。

第2部は懇親会。参加者同士での情報交換をはじめ、木原さんや各テーブルに同席するdoda キャリアアドバイザーに、仕事に関する質問や相談していただくこともできます。

ぜひこの機会に漠然とした不安や悩みを可視化して、一緒にモヤモヤを解消しましょう。ご応募お待ちしております!

開催概要

日時 3月6日(金)19:00〜21:30(開場18:30)
場所 東京ステーションホテル1階 「鳳凰」
参加費 無料
持ち物 ご本人であることが確認できる身分証、スマートフォン
参加対象 女性
定員 100人 ※応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
主催 パーソルキャリア株式会社

本イベントは開催中止となりました

登壇者紹介

牛窪 恵(うしくぼ・めぐみ)
世代・トレンド評論家 /修士(経営管理学)。著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』ほか、トレンド、マーケティング関連の著書多数。1968年東京生まれ。2020年4月〜立教大学大学院・客員教授に、就任予定。91年、日大芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。

木原 誠太郎(きはら・せいたろう)
ディグラム・ラボ株式会社 代表取締役。2001年、株式会社電通リサーチに入社し、リサーチプランナーとして多くのプロジェクトに参加。その後、Newhands、ミクシィ、電通を経て、2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。現在は統計学と心理学を掛け合わせた性格分析ツール「ディグラム」の研究およびビジネス展開を行っている。メディア出演、著書多数。

田口 靜麗(たぐち・しずか)
パーソルキャリア株式会社「Woman Career by doda 生き方・キャリアに悩む女性のモヤモヤ解消プロジェクト」責任者。女性向け情報誌・Webメディアで企画・編集を経験し、2019年3月から現職。転職サービス「doda」による「今よりもっと自分らしい働き方」をかなえたい女性に向けたサイト「Woman Career(ウーマン・キャリア)」で働く女性をサポートするコンテンツの編集に携わる。
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