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2023.06.26
Q.向いてる仕事が分からない…
どうやって適職を見つけるの?
今の仕事、自分に合っていないかも。
でも何が向いてる仕事なのか分からない。
どうやって適職を見つけたらいいんだろう。
自分に合う仕事・
働き方がわかる!
30代にさしかかると、ふと「自分の人生このままでいいのかな?」と思い立ち止まる瞬間が訪れる人も多いのではないでしょうか。
今の仕事を続ける人生でいいのか、本当はもっと自分に合った仕事があるんじゃないか、でも自分に向いてる仕事が何かは分からない…。
そもそも、好きなことや得意なことを活かしたり、やりがいを感じたりする仕事が適職ということなのでしょうか。dodaキャリアアドバイザーの時田絵里奈が、自分に向いている仕事の見つけ方をアドバイスします。
この記事のまとめ
- まずは今の仕事への不満・不安を書き出して、「なぜ向いてないと思うのか」を分析してみる
- 好きなことや得意なことがなくても、楽しいと思うことから仕事を探したり、苦手を避けて仕事を探すのもOK
- キャリアアドバイザーや適職診断を利用して、どんな選択肢があるのかを知るのがおすすめ
「向いてる仕事が分からない…」と悩んでしまうのはなぜ?
「向いてる仕事が分からない」と悩んでしまうのは、心の奥底で「今の仕事が適職ではないのでは」と感じているからかもしれません。まずは現在の仕事に対する不満や不安を分析してみましょう。
dodaキャリアアドバイザー
時田絵里奈(以下、時田)
分析といっても、向いていないと感じる理由を紙に書き出すだけでOK。
どうしてそう思うのか、まずは自分の気持ちを棚卸ししてみましょう。よくあるのが以下の4パターンです。
1.そもそもやりたいことや好きなことがない
もっとも多いのがこのパターン。やりたいことや好きなことで仕事を選ぶべきと考えているため、今の仕事をやりたいことや好きなことだと感じていないと、向いていないと思うようです。
2.成果を出せていない
今の仕事が好きでも、成果を出せていないと評価がついてこないため、思ったように認めてもらえないこともあります。また、どんなに頑張ってもミスが頻発すると自信を喪失しますよね。それらによって、このままでいいのか、自分にこの仕事は向いていないのではないかと思い悩んでしまうようです。
3.今の仕事が好きじゃない
ほかに好きなことが明確にあり、現在の仕事内容に不満がある場合には、仕事に対するモチベーションが下がり、向いていないと感じてしまいます。
4.自分の強みや才能が分からない
自分の得意なことを仕事にしたいと思ったときに、自分の能力を把握していなければ向いている仕事も見えてきません。
自分に向いてる仕事を見つけるには?
仕事に関する不満や、いま抱えている問題が分かったら、それを解決する形で自分に向いている仕事を見つけていきましょう。仕事選びのためのヒントを6つ紹介します。
1.不得意なことを明確にする
「そもそもやりたいことや好きなことがないから」という理由で仕事が向いていないと感じる場合のように、たとえ好きなことや得意なことが分からなくても、苦手なこと・不得意なことは自覚しているはず。苦手なこと・不得意なことさえ仕事に選ばなければ、少なくとも向いていない仕事に就くリスクは避けられます。
時田
自分に向いていない仕事を避けることで、苦手な業務に取り組む苦痛から解放されるので、適職について思い悩むこともなくなるかもしれません。
2.何をしているときが楽しいかを考える
好きなことがイマイチよく分からなくても、取り組んでいてワクワクする瞬間はありますよね。それがどんなことをしているときに感じるのかを振り返ると、そこに適職のヒントが。好きなことや得意なことだけでなく、楽しいと感じることも適職探しには重要です。
3.優先順位をつける
仕事に対して何を求めているのか、何が重要だと思うのか、年収・勤務地・働く時間・人間関係といった環境面など、条件を洗い出して優先順位をつけてみましょう。条件を整理することで、自分に向いている仕事が選びやすくなります。難しいと感じる場合は、あなたの仕事探しの軸といまの仕事への満足度がわかる、「転職タイプ診断」を受けてみると「譲れないポイント」が見えてくるかもしれません。
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4.どんな仕事があるのか調べてみる
社名は知っているけど、具体的にどんな事業内容や仕事内容なのか知らないということも多いですよね。
世の中にはさまざまな業種の仕事があるので、まずはほかの選択肢を知ることも重要です。
時田
少しでもアンテナに引っかかった仕事は、調べてみると、案外興味を持てたりすることも。
まだ見ぬ世界に、あなたの向いている仕事が眠っていることもありますよ。
厚生労働省の職業情報提供サイトでは、職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどを調べることができます。
また、100種類の仕事の内容と転職にまつわる情報をまとめたページ『doda職種図鑑』もぜひご活用ください。
5.キャリアアドバイザーに相談してみる
今の仕事は好きだけどスキル的に向いてないと感じる人は、一度キャリアアドバイザーに相談してみるとよいでしょう。思考が整理され、仕事に対する優先順位を知るきっかけが得られるかもしれません。
時田
未経験の職種・業界について興味があるけど情報が少ない場合や、自分の判断に迷いがある場合は、キャリアアドバイザーに相談してくださいね。
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6.適職診断を利用してみる
さまざまな要素が絡み合って自分の気持ちが見えなくなっている人は、適職診断を使ってみるのもひとつの手。気づかなかった自分の一面を知れるかもしれません。
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向いてる仕事と併せてキャリアプランを考えてみましょう
今の仕事が自分に向いてるかどうか、一人で判断するのは難しいときもあるでしょう。
自分では向いてないと思っていても、「実はまだ仕事のコツをつかめていないだけで自分の性格には合っている」というケースや、「同僚と比較して自分の要領が悪いと感じているが、実際は問題なく必要な業務をこなせている」というケースもあります。
今の時点で向いていないと感じているからといって、すぐにほかの仕事を探さなければいけないということはありません。人に話すことで仕事に対する考えが明確になったり、自分の能力に気づくこともあります。
向いてる仕事や今すべき仕事をじっくり考えてみたい方は、キャリアアドバイザーが一緒にキャリアプランを考えることもできまするので、気軽に相談してみてくださいね。
時田
自分が10年、20年後にどうなりたいか、キャリアプランを描いてみましょう。
「働き続けていたい」「今よりも年収を多く稼いでいたい」「家庭を大事にして仕事はセーブしたい」などを考えた上で、現在の仕事以外の選択肢を知ることが重要です。
すると、今どんな仕事をすべきなのかが見えてくるかもしれません。
転職したいけど
向いている仕事がわからない
今すぐ転職は考えていないけど
自分の志向性を知っておきたい
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漠然とした不安がある
このようなお悩みを持つ方には
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- 転職タイプ診断でわかること
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識者プロフィール
- 時田絵里奈
dodaキャリアアドバイザー - IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート経験があり、これまで2,000人以上のキャリアカウンセリングの実績を持つ。2016年に長男を出産。働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。