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女性のモヤモヤを解消する100問100答

#097

2021.09.30

Q.駆け抜けた20代。30代以降はどう生きていこう…
今後のキャリアをどう考えたらいい?

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一通り経験を重ねたものの、
これから先はどうすればいいのかな…?
次の一手が見えない。

20代は仕事に専念し、それなりに経験やキャリアも積んできた。30代になって仕事で認められることが増えてきたものの、これから先はどう生きていったらいいのかな…と悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで、dodaキャリアアドバイザーの柏木あずさに30代で見直すべきキャリアプランについてアドバイスしてもらいました。

目次

「専門スキル」「ポータブルスキル」「実績・結果」の3つの観点で考えよう

30代がキャリアの棚卸しをする際に、次の3つのポイントを押さえる必要があるそうです。

① 専門スキル

まずは、これまでの仕事で培ってきた「専門スキル」について。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

dodaキャリアアドバイザー
柏木あずさ(以下、柏木)

キャリアの棚卸しは、「自分に何ができるか」と「何をやりたいか」に分けて考える必要があります。ここでは、「何ができるか」の観点から、専門スキルを軸にして「どんな業界でどの職種に就き、誰を相手にどんな役割を担ってきたのか」を具体的に振り返りましょう。

② ポータブルスキル

2つ目は、業種や職種が変わっても使える持ち運び可能な能力の「ポータブルスキル」です。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

前述した専門性を身につける過程で、どのようなスキルを身につけられたのかを考えましょう。職種によって異なりますが、たとえば「多くの業務のなかで優先順位を付けて取り組めるスキル」や「データや数字などを使って分析したり、表にして整理したりするスキル」などがあります。

③ 実績・結果

3つ目は、実績や結果ができるまでの過程=「HOW」の棚卸しです。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

前述した「自分に何ができるか」の観点から、自分のこれまでの実績をどのようにして出したのかのHOWを明確にしましょう。

たとえば、データ管理が得意な方に「社内で新しいエクセルツールを作り上げて採用された」「組織の業績向上につながった」という実績があったとします。その場合、「なぜそのツールを作ろうと思ったのか」「ツールを作る際に生じた壁をどうやって乗り越えたのか」などの過程をしっかり棚卸しすることが大切です。

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30代女性のキャリアの悩み別にとるべきアクション

これから先のキャリアを考える上で必要な3つのポイントは分かりました。これを踏まえて、仕事やプライベートにおける30代女性のリアルな悩みについて、柏木にアドバイスしてもらいます。

仕事の悩み①この先成長できるか不安
仕事の悩み②次のステージに行きたいけど、どこへ向かえば?
プライベートの悩み①育児でキャリアが途切れるのが不安
プライベートの悩み②これからはプライベートを大切にしたい

30代女性の仕事の悩み①この先成長できるか不安

「20代で得たキャリアにおける貯金(経験・スキル)だけで今日まできてしまった感じがして、最近伸び悩みを感じます。転職したいわけではないものの、今のペースのまま仕事を続けていても成長できるのか不安です。20代のときとは違い、がむしゃらに働く体力もありませんし…」(33歳/クリエイティブ)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

“伸び悩む自分”と“がむしゃらに働けない自分”との間で葛藤があるのでしょうね。
この方は、新しいことに挑戦することについて、一歩踏み出したらノンストップで進まないといけない「ルームランナー」のようなものをイメージされているように感じます。

キャリアは必ずしもゴールに向けて進むものとは限りません。「一歩一歩を踏み出していくことで、結果として道ができていく」のもキャリアの考え方の一つです。

たとえば、会社で新しい仕事を一つ任せてもらい、その内容について勉強する。そういう一歩を着実に踏み出していくうちに、また別の仕事を任せてもらえたり、自分が夢中になれる仕事に巡り合えたりする可能性もあります。

新しい仕事を任せてもらうためには、自分の意思を上司に伝えることがポイントとのこと。「◯◯さんは新しいことをやりたいのか」と認識を持ってもらうことで、チャンスが訪れたときに声をかけてもらえる可能性があるそうです。

30代女性の仕事の悩み②次のステージに行きたいけど、どこへ向かえば?

「今の会社では「やりきった感」があり、このまま働き続けていてもこれ以上成長できるとは思えません。新しいことに挑戦するために転職するべきか悩んでいます。自分の適性や強みを活かして次のステップを踏みたいのですが、どう自己分析したらいいのでしょうか」(34歳/人事)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

まずは、これまでのキャリアでやってきたことを振り返って、「好きだったこと」「嫌いだったこと」「今後やりたいこと」をそれぞれ紙に書き出してみましょう。

次に、「『今後やりたいこと』が今の会社でできるかどうか」を考えます。もしできるのであれば、上司に「新しいことに挑戦したい」と伝えてチャンスをつかみにいきましょう。

一方、今の会社ではやりたいことができないのであれば、「今までやってきたなかで『好きだったこと』」を活かして転職をします。転職先では「今後やりたいこと」に挑戦できる案件を選びましょう。

結婚、出産などのライフイベントも発生しやすい30代。次は、そんなプライベートに関する悩みを紹介します。

30代女性のプライベートの悩み①育児でキャリアが途切れるのが不安

「出産を考えたいけど、産休・育休を取得してキャリアが分断されないか不安。育休から戻ってきても出遅れないために、今何をしておけばいいのでしょうか?」(33歳/営業)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

産休・育休の取得で一時的に仕事を離れたとしても、復職後に活躍できる土壌を今から作ることはできます。まずは、今のうちに仕事の実績をしっかり作り、会社からの信頼を得ておくとよいでしょう。

それから、仕事と家庭のバランスをどう取っていくかを考えることも大事です。実際に、育休明けに仕事の調整がうまくいかず残業を続けた結果、家庭にしわ寄せが来てしまい、会社を辞めざるを得なかったという人も。

パートナーとの家事・育児分担を決める、第三者に支援してもらう仕組みがないかリサーチするなど、育休明けの負担を軽くできるような準備をしておくといいと思います。

家族の時間に比重を置きたい場合は、働き方を調整できるよう早めに上司に相談しておくのも一つの方法です。

30代女性のプライベートの悩み②これからはプライベートを大切にしたい

「コロナ禍でプライベートを充実させたいと思うようになりました。でも、これまで仕事一筋できてしまったので、どのように働き方を変えていったらいいのか分かりません」(31歳/販売)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

いくつかポイントがあると思います。まずは、この方がプライベートを充実させるために求めているのは「残業を減らすことなのか、休みの取り方なのか」、それから「どのような観点からプライベートの充実をはかろうと思ったのか」です。

もし残業や業務量を見直したいのであれば、一度上司に相談してみましょう。ただし、残業が減ると当然ながら残業代も少なくなり、給料にも影響があります。総合的に考えて、ベストなバランスをイメージするといいと思います。

ただし、平日休みの仕事の人が土日休みを希望するとなると、今の会社では実現できないことも多いので、転職を考えたほうがいいでしょう。

上司に働き方の相談をする際に、押さえておくべきポイントがあるそうです。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

たとえば、「残業を減らしたいです」と希望を伝えるだけでは、単なるワガママと捉えられかねません。「私はずっとこの会社で働きたいと思っているけど、働き方だけがネックです。私が今後も会社に貢献するために、この点だけ考慮してもらえないでしょうか」と話せば、会社もあなたの願いをかなえさせてあげたいと思ってくれるはずです。

スペシャリストとゼネラリスト。どちらもニーズがある

これからのキャリアを考えるうえで重要な3つのポイントで自分のキャリアの棚卸しができたら、もう一歩踏み込んで考えるとよいそうです。それが、30代女性がこれからのキャリアを考えるのに欠かせない観点、“スペシャリスト”を極めるか、“ゼネラリスト”を目指すかです。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

かつては「ゼネラリスト=管理職でなければならない」とされていた時代がありましたが、現在は「専門性がないとAIに取って代わられてしまう」と言われることもあります。このような背景から、専門性がないことを不安に思う人もいるようです。しかし、どの業界にもゼネラリストとスペシャリストは必要で、どちらもニーズがあります。

つまり、どちらを選ぶかが重要なのではなく、自分が納得してその道に進むことが大切です。そのなかで自分がどうがんばり、成長できるかを重視しましょう。

「どちらのほうが、社会的ニーズがあるか」を考えるよりも、自分の適性や自分の気持ちを優先したほうがいいそうです。

スペシャリストとゼネラリスト、どんなスキルを身につけるといいのでしょうか。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

まず、スペシャリストを目指すうえで必要な専門性の高める方向性は2パターンあります。1つ目が「自分の好きなこと、のめり込んでしまうこと」にフォーカスを当てる方法。2つ目は、「今後、マーケットから需要がありそうなスキル」を高める方法です。

ゼネラリストを目指すなら、「業務改善力」や「組織のマネジメント力を高める」などの面から汎用性のあるスキルを磨いていくといいですね。

では、スペシャリストとゼネラリストのどちらが向いていて、どちらを目指せばいいのかが分からない場合はどうしたらいいのでしょうか。

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

これまでの経験を振り返って、自分がスペシャリストとゼネラリストのどちらに当てはまるかを判断します。次に、その結果に対して違和感がないかを考えましょう。違和感があるなら、それは合っていなかったのかもしれません。もう一方の道を視野にいれてみましょう。

この「経験を振り返る」ところまでは、紙に書き出すなりして自分でできると思います。ただ、その内容を見て、スペシャリストかゼネラリストかをジャッジするのが難しい場合、客観的に判断できる適性検査などのツールを活用するのも方法の一つですが、困ったときはキャリアアドバイザーに相談してください。両者の見極めはもちろん、その特性を高める方法についても具体的にお伝えできますよ。

適正を知りたいなら…キャリアタイプ診断

スペシャリストかゼネラリストかで悩んでいるなら…dodaエージェントサービス

まとめ

駆け抜けた20代。30代はどう生きていこう…でも強みが分からない

「専門スキル」「ポータブルスキル」「実績・結果」の3つを軸にキャリアの棚卸しをしよう

がむしゃらにがんばらなくても、一歩一歩を着実に踏み出していくことで、結果としてキャリアにつながることもある

「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」はどちらも需要がある。経験、向き・不向き、自分のやりたいことを軸に考えよう

経験を積んだ30代だからこそ、キャリアの棚卸しをすると、次にどうすべきか具体的なアクションが見えてきます。一人で答えが出ずに悩んだときはキャリアアドバイザーに相談すると、客観的な見極めができそうです。

Profile

識者プロフィール

柏木あずさ

柏木あずさ
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー
キャリアアドバイザーとしてインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社後、10年以上にわたり営業・販売接客など顧客と接する部門での経験を持つ方の転職を幅広く支援。産休・育休を経て復帰してからは、女性の働き方はもちろん、キャリアとライフの双方の視点から転職活動を親身にサポートすることを心がけている。
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