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女性のモヤモヤを解消する100問100答

#096

2021.09.20

Q.このまま年を取るの、なんか怖い!
20代で立てておくべきキャリアプランを教えて!

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今のスキルと経験のまま
30代を迎えても大丈夫かな?

仕事ではつらいこともあったけど、達成感も得られてきた20代後半。とはいえ、今のスキルや経験のまま30代を迎えるのは少し不安がある…。そこで、dodaキャリアアドバイザーの柏木あずさに20代で立てておくべきキャリアプランについて聞きました。

女性の人生は選択肢でいっぱい

結婚や出産の有無やキャリアの重ね方など、生き方の多様化に伴い、女性はさまざまな選択を迫られています。

下の図は「Q.女性がモヤモヤしやすいのはなぜ?」でも登場した、女性の人生をあらわす「現代女性のライフコースの木」です。細かく分かれる女性の人生を木の枝に見立てています。

現代女性のライフコースの木現代女性のライフコースの木
現代女性のライフサイクルの木
(出典:『新 女性のためのライフサイクル心理学』 福村出版、p.13.)

「現代女性のライフコースの木」によると、働く女性の人生は、大きく3つに分かれます。

  • ・専業主婦型(結婚・出産を機に退職)
  • ・両立型(結婚・出産しても仕事を継続)
  • ・非婚型(結婚しないで仕事を継続)

仕事とプライベートは連動しているため、どちらかだけを切り分けて考えるのは難しいもの。
では、実際に20代の働く女性がキャリアプランに関して具体的にどのようなことで悩んでいるのか、それぞれ見ていきましょう。

目次

働く20代女性のリアルな悩み:仕事編

リアルな悩みを元に、働く20代女性のキャリアプランについてアドバイスをもらいました。まずは、将来の不安に関するこんな悩みから。

仕事の悩み①資格は持っておいたほうがいい?

「コロナ禍で、将来への不安を感じています。副業をしたいけど、とくにスキルや資格があるわけでもなく、自分に何ができるのかも分かりません。今のうちに何か手堅い資格を取ったほうがいいのでしょうか。」(26歳/販売)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

dodaキャリアアドバイザー
柏木あずさ(以下、柏木)

今はどうしても不安を抱えてしまいがちですよね。何か取得したい資格があるのなら、挑戦してみるのもいいですが、興味のおもむくままにあれこれ手を出すと、どれも中途半端になってしまう可能性も。

どんな資格を取ればいいのか分からない場合は、次の2つの観点から選んでみましょう。まず1つ目は“「これまでの経験×資格」の掛け算をしたときにメリットになるものは何か”を洗い出すこと。2つ目は、“自分が今いる業界で今後需要がありそうな資格かどうか”ということ。

手当たり次第に資格を取るのではなく、自分の経験が活かせて業界ニーズのある資格に的を絞り、一つずつ確実に取得することが大切だと言えます。

仕事の悩み②やりがいを感じない仕事、続けるべき?

「仕事の変化が少ない事務職の場合、このままがんばっていても事務以外のキャリアは望めないように感じています。30代を迎える前に、思いきって転職したほうがいいのでしょうか」(28歳/事務職)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

どんな仕事にやりがいを感じるかは、人によって異なります。あなたが今の仕事にやりがいを感じづらく、この先も仕事の広がりがないと感じているのであれば、20代のうちに転職を検討したほうがいいかもしれません。

ただ、今の時点でどうすべきか悩まれているとなると、今の職場の人間関係が円滑だとか、年収がいいなどの転職を思いとどまらせる理由があるのだと思います。

まずは、“今の会社で働き続けている理由”と“仕事のやりがい”を天秤にかけてみましょう。どちらの比重が大きいかによって、やるべきことが見えてくるはず。仕事のやりがいが勝るようであれば、選択肢が多い20代のうちに転職を検討することをおすすめします。

職場の人間関係や社風、残業の有無、年収など、仕事を取り巻く要素は実にさまざまです。やりがいだけを求めて転職した結果、ほかの要素が満たされない可能性もゼロではありません。自分が仕事に何を求めているのかが分かれば、選ぶ道もはっきりするはずです。

仕事の悩み③転職回数が多いって印象悪い?

「20代のうちにいろいろな経験をしたい。でも、3年未満に何回も転職ってありですか?」(25歳/広報)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

“状況によってはあり”です。たとえば、その“いろいろ”の内容がご自身のキャリアと地続きで一貫性があり、転職を重ねるごとにスキルを習得していて、転職活動でその関連性について説明がつくようであれば、いいと思います。

一方、それぞれのスキルに一貫性がないまま、あちこち転職してしまうのは考えものです。仮に「この会社に腰を据えて働きたい!」と思える出会いがあったとしても、企業側から「転職を繰り返しているから、採用しても定着して働いてくれるかな?」と懸念される恐れがあります。

このような方がどうしても新しいことにチャレンジしたい場合は、副業など別の方法を取るのも一つの方法です。

まずは、自分のこれまでの転職経験がこれまでのキャリアと紐づいているのかを見極めてみましょう。同じ職種でなくても、思わぬところに関連性はあるかもしれません。

20代のリアルな悩み:プライベート編

続いては、プライベートに比重を置きたいときのキャリアプランについて。仕事編と同様にリアルな悩みとあわせて紹介します。

プライベートの悩み①両親の老後が心配

「近ごろ、離れて暮らす両親の老後を漠然と考えるようになりました。親が倒れたときにどのくらいの出費がかかるのか、一緒に暮らす選択肢(自分が実家に戻る・親に東京に来てもらう)を考えておいたほうがいいのかなど不安なことばかり。

でも、どういう想定で何を準備しておくべきか、そのために仕事はどうするべきかなどの具体的なビジョンは見えていません」(27歳/編集者)

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

この先何が起きても対処できるよう選択肢を増やすためにも、今は仕事をがんばる時期だと思います。フリーランスを選択するか、仕事の幅を広げるかなど、今どのような状態にあるかによって、次のステップや積むべき経験は異なります。キャリアアドバイザーに相談してもらえると、具体的にお話しできますよ。

また、ひとりで抱えずに、一度家族と話してみるのもいいかもしれません。家族の気持ちや要望を聞いてみて、それに対し自分がどうしてあげたいと思ったのかが、今後のキャリアの方向性を決めるヒントになりそうです。

プライベートの悩み②理想のワーク・ライフ・バランスをとるには?

「今まで仕事に打ち込んできたけど、コロナ禍でプライベートも大事にしたいと思うようになりました。いずれ結婚や出産をしたいし、趣味も見つけたい。でも、そのために働き方をどう見直すべきなのかが分かりません」(25歳/経理)

「前提として、仕事とプライベートのどちらかをあきらめる必要はなく、双方を両立させる選択肢もあると伝えたい」と柏木。その上で、大きく3つのパターンがあるといいます。

① プライベートでやりたいことがはっきりしている場合

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

プライベートに比重を置く目的がはっきりしているのなら、仕事とプライベートのバランスを変えてみるのも一つの方法です。たとえば、これまで仕事とプライベートのバランスが9:1だったとしたら、思いきってプライベートを8割にしてしまうのもいいでしょう。

相談できる環境であれば、今後の働き方について上司に話してみましょう。現在、マネジメントなどの役職についているのなら、スタッフに戻るのも一つの方法です。会社に相談するのが難しいのであれば、プライベートに比重を置けるような働き方ができる職場に転職を検討するのもいいですね。

② とくにプライベートでやりたいことはないけど、少しゆっくりしたい場合

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

まずは、これまでの仕事を振り返ってみましょう。仕事をがんばってきた理由がやりがいやおもしろさのようなポジティブなものではなく、過度な責任感や「結果を出さなきゃいけない」というプレッシャーから来ているのであれば、今の働き方にこだわる必要はないでしょう。①のケースと同様に、上司に相談して業務量を減らす、責任ある立場にいるならそのポストから降りるなど、仕事にかかる負荷を軽くすることを考えてみてもいいと思います。

③ 将来を考えてプライベートに比重を置きたい場合

dodaキャリアアドバイザー柏木あずさ

柏木

これまで仕事に打ち込んできたのなら、そこにはやりがいやおもしろさなどの理由があるはずです。仮にそうであれば、プライベートのバランスを重くしたときに、仕事に見いだしたやりがいやおもしろさ、ひいては自分の存在価値を見失ってしまうかもしれません。

まずは、「何を一番大事にして仕事をがんばってきたのか」を見直して、自分がなりたい将来の姿をイメージしながらどうすべきかを考えましょう。

仕事とプライベートのバランスに迷ったら、20代のうちは仕事を優先しよう

理想のワーク・ライフ・バランスは人それぞれ。「やりたいことがあるから、プライベートを大事にしたい」といった明確な理由がないのなら、20代のうちは仕事を優先してみるとよいそうです。その理由は大きく分けて3つあります。

仕事を優先したほうがいい理由①選択できる環境をつくれる

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柏木

20代のうちに仕事でスキルや経験を積んでおけば、30代でプライベートにも比重を置けるような働き方を選択できるようになる可能性もあります。

仕事を優先したほうがいい理由②新しいことにチャレンジしやすい

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柏木

個人差はありますが、結婚や出産などのライフイベントが生じやすい30代と比べると、20代は自分の興味関心で意思決定できることが多い。つまり、自分のやりたいことに挑戦できるチャンスもあります。

仕事を優先したほうがいい理由③転職の間口が広い

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柏木

20代のうちは未経験でも採用される可能性がありますが、30代以降になると企業はリーダーや経験者などの即戦力を求める傾向に。他社でも通用するようなポータブルスキルを20代のうちに身に着けておくと良いでしょう。

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まとめ

Q.このまま年を取るの、なんか怖い! 20代で立てておくべきキャリアプラン教えて!

20代のうちは、いろいろと挑戦するのもあり。ただし、これまでのキャリアとの関連性があると良い。

仕事とプライベートのどちらに比重を置きたいかが明確でないなら、20代のうちは仕事を優先しよう

仕事とプライベートのどちらかをあきらめる必要はなく、目的に応じてバランスを変えれば両立できる。ただし、その理由が漠然としているときは「これまで何を大事にして仕事に打ち込んできたのか」を見直してみよう

「これまでの仕事を見直す」「今後の仕事に活かせる資格習得も方法の一つ」「仕事のやりがいを求めて転職する」など、30代を迎える前にできるアプローチはさまざまです。一人で悩んでも答えが出ないときは、キャリアアドバイザーに相談すると解決へのヒントが見つかるかもしれません。

Profile

識者プロフィール

柏木あずさ

柏木あずさ
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー
キャリアアドバイザーとしてインテリジェンス(現:パーソルキャリア)に入社後、10年以上にわたり営業・販売接客など顧客と接する部門での経験を持つ方の転職を幅広く支援。産休・育休を経て復帰してからは、女性の働き方はもちろん、キャリアとライフの双方の視点から転職活動を親身にサポートすることを心がけている。
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