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更新日:2023年9月28日

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仕事・キャリアの悩み資格

転職に有利な資格は?女性のキャリアアップや将来の働き方に悩んでいます

販売員を続けて3年目ですが、日常的に長時間労働が続く体力勝負の職場で、この先を考えるととても心配です。とはいえ、現時点ではこれといった資格もないので、働きながら資格を取れる仕事を探して、結婚・出産後も働けるように備えたいと思っています。それと同時に、キャリアアップしたいという気持ちも捨て切れません。女性の転職に有利な資格が知りたいです。

(23歳/小売・販売/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

資格の取得は将来のビジョンや目標が定まってからで大丈夫

キャリアアップ 資格

女性はとくに、将来のライフイベントを考えるとキャリアとの両立に悩みますよね。しかし、「資格がないことが不安」という理由だけで目的意識があいまいなまま資格取得を目指すと、毎日の仕事や日常生活で手いっぱいになり、結局資格も取得できなかった、ということになりかねません。

場合によっては、資格を取ること自体が目的になり、取得はできたもののキャリアにうまく活かせないケースも見られます。まずは自分なりのビジョンや目標を明確にすることから始めてみてはどうでしょうか。

転職では実務経験やスキルが重視される傾向に

実際のところ、資格があれば転職に有利かというと、決してそうではありません。一般的な企業の中途採用においては、資格の有無よりも、これまでの実務経験やスキルが重視される傾向にあります。

資格は、これまでの経験・スキルの裏付け、もしくはこれから進みたい分野に興味や関心があることを示すためのアピール材料になるものと捉えておいたほうがよいでしょう。希望の職種での就業を目指すために今できる努力をすることはとても大切ですし、企業もその努力を評価してくれる場合もありますが、資格は転職活動で絶対に必要なものではなく、あくまでプラスアルファの位置づけであるという認識でいましょう。

まずは今後のキャリアビジョンを描く

目下の不安の要因が過酷な労働環境にあるのなら、それを解決できて、なおかつ今までの経験を活かせる企業を選択肢に入れるのはいかがでしょう。そのための準備として、数年後どのような働き方をしていたいのか、キャリアビジョンを明確にしておくことをおすすめします。

質問者さんは、「将来的に仕事と出産・育児をうまく両立できるか」「理想のキャリアを築けるか」の両方が気になっているということなので、まずは自身の望む生き方、働き方を想像してみましょう。

例えば、仕事と出産・育児を両立できているのはどんな状態でしょうか? 理想のキャリアとは、年収を上げていくことでしょうか?それとも裁量のある仕事ができることでしょうか?

自身の望む生き方・働き方を具体的にイメージできたら、次はその中で優先順位をつけてみてください。その上で、どのような企業や業務であれば理想の働き方ができるかを具体的に考えてみましょう。

このように、今後のキャリアビジョンを描くことで、今必要なもの、やるべきことが見えてくるはずです。その上で、やはり資格の取得が必要だと考えるのであれば、挑戦する価値は大いにあるでしょう。

これまでに身につけたスキルや強みについて自己分析する

今後のキャリアビジョンを明確にするために、これまでのキャリアを振り返って、スキルや強みについて自己分析してみましょう。

まずは、これまで担当してきた業務を細かく書き出します。次に、それぞれの業務で身についたスキルに加えて、工夫したこと、成功体験やその時の気持ち、周囲から評価されたことなどを洗い出します。うまくいったことだけでなく、失敗を通じて学んだことや、苦手に感じたことも思い出してみるとよいでしょう。

そして、自分のスキルや強みが明確になったら、それらを活かせる、あるいは、さらに伸ばせる可能性があるかどうかも踏まえて今後のキャリアビジョンを組み立てていきます。

なお、これらを行ってもうまく自分のスキルや強みを見つけられない場合には、以下の記事も参考にしてみてください。

自分の強みが分からないのでアピールしにくい

また、転職の自己分析には、質問に答えるだけで自分の性格・能力・行動基準、自分に合った会社や、働き方が分かるキャリアタイプ診断もおすすめです。

キャリアタイプ診断

望むキャリアに活かせて転職に有利な資格を選びましょう

働きながら資格取得を目指す際には、その資格が本当に自分にとって意味があるのかよく考えた上で学習を進めることが大切です。

望むキャリアにつながる資格なのか精査する

まずは、取得しようと考えている資格が、本当に自分の望むキャリアにつながるのか検討しましょう。将来のビジョンや目標と現状とを見比べることで、その資格が自分のキャリアアップに必要かどうかが判断できると思います。

さらに言うと、これまでの職務経歴や応募する職種と関係のない資格を取得しても、転職に活用できないどころか、履歴書に書くことでキャリアの志向性や志望動機に一貫性がないとマイナス評価されてしまうこともあるので注意しましょう。

働きながら資格の勉強をするのは、想像以上に大きな労力がかかります。あまり活用できない資格を選んで時間と努力を無駄にしないよう、資格の種類をよく精査してからスタートすることが大切です。もし自分の経験や知識では判断がつかない場合は、さまざまな転職の実例を知っている転職エージェントへの相談をおすすめします。

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働きながら取得できるおすすめの資格

資格の種類は非常に多く、目指すキャリアプランによってさまざまな選択肢が考えられます。働きながら取得を目指すなら、普段の業務に関連する資格を選ぶのがおすすめです。

実際に仕事・子育ての両立やキャリアアップを目指す女性に人気の資格をいくつか挙げてみました。

日商簿記検定

企業の経営管理を下支えする会計業務に必要な知識です。例えば、財務諸表を読むことができれば経理業務への知見が示せるため、経理・営業経理といった数字周りのポジションや管理部門など、幅広い部署で重宝されるでしょう。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MicrosoftのOffice製品「Word」「Excel」などのソフト利用スキルを証明する資格で、デスクワーク業務にチャレンジする場合は、プラスの評価につながるでしょう。MOSは比較的短期間で取得可能なので、働きながらでも取得しやすい資格として人気です。

社会保険労務士

社会保険や労務管理に関する資格で、人事労務関連について知識があることの証明になります。社会保険労務士事務所や会計事務所、一般企業の人事労務の部署などへの転職に有利になるでしょう。

宅地建物取引士

不動産の契約時の重要事項説明など、宅建士でなければできない独占業務があり、不動産業界ではなくてはならない資格です。

TOEIC

グローバル化が進む現代において、仕事に活かせる語学力があれば転職の選択肢はぐんと広がるでしょう。英語が求人の必須・歓迎要件となっている企業への転職には、TOEICのスコアが条件になっていることがあります。

資格の勉強はいかに無駄を省くかがポイントです

資格取得の期限は必ず決める

資格取得を成功させるには、必ず期間を区切って臨むことが大切です。目的を定めるだけでなく、いつまでに資格を取得したいのか、あらかじめ期限を決めておきましょう。

期間を区切らないと集中して取り組むのが難しくなりますし、「あまり勉強が進んでいないから次回の試験にしよう」などと、ずるずる先延ばしになってしまう恐れもあります。

勉強期間が長引いて、いつしか資格の取得が手段から目的にすり替わってしまうことのないよう、常にキャリアプランを意識して取り組みましょう。

最短で資格取得するためのコツ

資格試験は一定以上の知識を持っていることを示すためのものなので、合格基準のクリアが何より大切です。完璧な理解を求めれば、時間はいくらあっても足りません。まずは試験の合格が目標であることを忘れないようにしましょう。

また、難しい内容や理解できない箇所があっても、立ち止まらずにとりあえず前進しましょう。苦手克服に時間をかけるより、得意分野を伸ばして点数を稼いだほうが、限られた勉強時間を有効活用できます。いったん試験範囲をひと通り勉強してから細部を深掘りすることで、全体理解が深まって不明点の解消につながる場合もあります。

そして、資格の勉強は参考書を読んだり暗記したりする「インプット」と、問題集を解く「アウトプット」をバランスよく進めていきましょう。働きながらの勉強は、より短い時間で多くの知識を入れたいという思いから、どうしてもインプット学習に偏りがちです。しかし実際はインプットを繰り返すよりも、頭に入れた情報を思い出すアウトプットに重点を置いたほうが、脳が刺激され、集中力や記憶力が高まると言われています。

働きながらの資格取得は、いかに無駄を省いて効率よく勉強するかが成功のポイントです。プライベートの時間を削っての勉強は大変ですが、理想の働き方やキャリアアップに向けて資格取得を目指す際は、ぜひ参考にしてみてください。

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