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更新日:2026年7月2日

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仕事・キャリアの悩み結婚・出産

妊娠を望んでいますが、キャリアが中断してしまうのが不安で踏みきれません。

今の会社では管理職として責任のある仕事を任され、日々やりがいを感じています。結婚5年目でそろそろ子どもが欲しいと考えていますが、この先の産休・育休によるキャリアの停滞が不安で妊娠・出産に踏みきれません。やはり、子育てとキャリア形成の両立は難しいのでしょうか?

(35歳/サービス・リテール営業/既婚・子どもなし)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

まずは「妊娠とキャリア」の不安を整理してみましょう

「子どもが欲しい気持ちはある。でも、今のキャリアを手放したくない」と感じて一歩踏み出せずにいる女性は、決して少なくありません。

特に管理職として責任ある仕事を担っている場合、「妊娠したら今のポジションはどうなるのか」「復帰後、同じように活躍できるのか」という不安は、より切実に感じられるものです。

まずは自分がどの不安を一番強く感じているのかを見極めることが、前へ進む第一歩になります。ここでは、多くの女性が抱えやすい3つの不安を見ていきましょう。

不安①「評価・昇進への影響が怖い」

産休・育休を取ることで、せっかく積み上げてきた評価がリセットされてしまうのでは…。そんな懸念を持つ方は多くいらっしゃいます。

特に、周囲に育休取得後も管理職として活躍し続けている先輩がいない場合、「自分だけが取り残されるかもしれない」という焦りが生まれやすくなります。

産休・育休中は日常業務から離れることになるため、復帰後の評価や昇進への影響が心配になってしまうのです。

不安②「育児と仕事、どちらも中途半端になりそう」

「子どものそばにいてあげたい。でも仕事も手を抜きたくない」と両方を大切にしたいからこそ、どちらかが犠牲になってしまう気がして怖い、という声もよく耳にします。

特に、これまで仕事に全力で向き合ってきた人ほど、「育児で仕事のパフォーマンスが落ちるかもしれない」という不安を強く感じる傾向があります。

育児と仕事を同時にこなすイメージが具体的に持てないまま、悩み続けてしまうケースも少なくありません。

不安③「復帰後の自分が、まったく想像できない」

育休を経て職場に戻ったとき、自分はどんな働き方をしているのか、その姿がどうしても思い描けない、という方も多いです。

子育て中の働き方はライフスタイルが大きく変わるため、「今の自分の延長線上で考えられない」と感じるのは無理もないでしょう。

社内にロールモデルが少ない環境だと、復帰後のキャリアの見通しがさらに立てにくくなりがちです。

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妊娠・出産によるキャリア停滞への不安には、ていねいに向き合うことが大切です

自分がどんな不安を抱えているか整理できたら、次のステップは「その不安をどう解消していくか」を考えることです。

漠然と悩み続けるよりも、「その不安は本当に起こるのか」「もし起きたらどう対処できるか」と、一歩踏み込んで考えてみることで、気持ちが少しずつ楽になっていくでしょう。

ワーク・ライフ・バランスを考えてみる

「キャリアへの影響が心配で妊娠に踏みきれない」と感じているなら、今こそ自身のワーク・ライフ・バランスをじっくり考えてみる良い機会かもしれません。

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事だけでなく、家庭や趣味、休息、健康管理などのプライベートな時間も大切にしながら、自分に合ったバランスを見つけることです。

妊娠や出産を理由にキャリアをあきらめる必要はありませんが、今の自分が何を優先したいのかを自問自答することで、最終的に自分で下した決断に自信が持てるようになるでしょう。

仕事とプライベートを両立させる方法は?働くうえで意識すべきポイントはありますか?

不安を和らげるために情報収集を

将来に対する漠然とした不安を解消するには、これから起こり得る問題にどう対処するかを考え、できるだけ多くの安心材料を見つけておくことが大切です。

将来的に育休後に職場復帰することを想定して、今から保育園や託児サービスの利用方法、費用や制度などを調べておくとよいでしょう。

例えば、仕事と育児の両立をサポートする公的な制度には、以下のようなものがあります(※1)。

  • パパ・ママ育休プラス
  • 子の看護等休暇
  • 短時間勤務制度
  • 所定外労働の制限

これらはあくまで一例です。また、会社によって産休・育休の制度や措置が異なるので、詳しいことは勤め先に確認してみてください。

子育てと仕事を両立するママ必見!役立つ制度や解決方法を紹介

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両立が難しければ転職という選択肢もあります

妊娠中 仕事

不安と向き合い、情報を集めていく中で、「今の職場環境では両立が難しそうだ」と感じることがあるかもしれません。育休後に実際に職場復帰してみてから、そう実感するケースもあります。

そのときは、今のキャリアパスにこだわりすぎず、転職という選択肢を視野に入れてみることも一つの方法です。

なお、「妊娠前に転職すべきか、妊娠後に転職すべきか」というタイミングの悩みについては、以下のコラムで詳しく解説しています。

転職後に妊娠したほうが有利?子どもを作るタイミングに悩んでいます

転職を選ぶ女性が増えている背景

妊娠・出産・育児を控えた女性の中には、「このような状況での転職は難しいのでは」と考える人もいるでしょう。

しかし、総務省の調査によると、女性の転職者数は2023年移行170万人台の高水準で推移しており、2025年時点で174万人に上っています(※2)。転職という選択肢は、以前よりずっと身近なものになっているのです。

最近は女性活躍推進や働き方改革の流れが加速しており、中途採用では能力や経験が従来以上に重視される傾向にあります。

育児への理解が深く子育て支援が充実している企業や、フレックスタイム制を導入している企業も増えています。

ぜひ視野を広げて、自分のキャリアプランを実現しやすい環境を探してみましょう。

子育てと両立しやすい会社の探し方

子育てと仕事の両立がしやすい職場を見つけるには、福利厚生や職場環境などを調べる必要があります。

あくまで一例ですが、以下のような制度があるかを確認するとよいでしょう。

  • 育児支援制度
  • フレックスタイム制度
  • 時短勤務
  • 在宅勤務

こうした制度の有無を通して、その会社が育児支援制度やワーク・ライフ・バランスを重視しているかどうかを見極めていきます。

企業のホームページや求人内容から情報を得るだけでなく、面接で「ロールモデルになる社員が実際にいるかどうか」など、制度が形骸化していないか質問してみるのもいいでしょう。

目的別!転職での企業研究・業界研究のやり方
ワーママだと転職は難しい?時短勤務の正社員でキャリアアップはできる?

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「パラレルキャリア」で小さな一歩を踏み出す方法もあります

転職ほど大きな決断をせずに将来への不安を和らげる方法として、「パラレルキャリア」という働き方も注目されています。今の仕事を続けながら始められるのが、最大の魅力です。

転職よりも低リスクな働き方

パラレルキャリアとは、本業とは別に、複数の職務や役割を持つ働き方のことです。

本業に近いかどうかは関係なく、趣味や非営利活動も含まれます。社外で音楽活動をする、ボランティアをする、趣味を活かしてブログを立ち上げる、といった活動もパラレルキャリアに当てはまります。

メリットとしては、以下のようなものが一般的です。

  • 転職よりも低リスクで自分に合った仕事を見つけられる
  • スキルアップできる
  • 社外の人との人脈がつくれる
  • 視野が広がり、多様性が身につく
  • 本業にもプラスの影響がある
  • やりたいことや人から必要とされることをしながら新たなキャリアを形成できる

ライフステージの変化などを考える際には、パラレルキャリアという選択肢を検討してみるのも一つの方法です。

ゴールから逆算して小さなアクションを起こす

パラレルキャリアを始めるには、「自分のキャリアプランをどうしていきたいか」を考えることが出発点になります。

キャリアの棚卸しを通して、自分の強みやこれから伸ばしたいスキル、将来どうなっていたいのかを整理することが大切です。

キャリアプランが描けたら、そのゴールから逆算して少しずつ行動を起こしてみましょう。副業や業務委託案件を扱うプラットフォームの求人に応募してみたり、セミナーや勉強会などに参加して学びを深めたりなど、その方法はさまざまです。

ただし、勤め先によっては副業などの活動を禁止している場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

パラレルキャリアとは?意味やメリット、副業との違いを解説

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前向きに一歩を踏み出しましょう

妊娠や出産がキャリアに影響するかもしれないという不安は、多くの女性が感じているものです。

まずは自分の不安を整理し、ワーク・ライフ・バランスを見直しながら、一つひとつの不安と向き合うことから始めてみてください。

その先に、転職やパラレルキャリアという選択肢が見えてきたなら、なるべく早めに動き出してみましょう。

最近は子育てに理解のある会社も着実に増えています。仕事とプライベートのどちらかをあきらめるのではなく、前向きに理想のキャリアビジョンを描いていきたいですね。

なお、自分一人では不安や悩みが解消されないという方は、ぜひdodaエージェントサービスをご利用ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、キャリアに関する悩みにお答えします。

出産したらキャリアをあきらめるしかないの?育児と仕事を両立できるか心配…

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(※1)厚生労働省「育児休業制度」
(※2)総務省「労働力調査(詳細集計) 2025年(令和7年)平均結果」

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