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更新日:2024年3月5日

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仕事・キャリアの悩み結婚・出産

妊娠を望んでいますが、キャリアへの影響が心配で踏み切れません。

今の会社では管理職として責任のある仕事を任され、日々やりがいを感じています。結婚5年目でそろそろ子どもが欲しいと考えていますが、この先の産休・育休によるキャリアの停滞が不安で妊娠・出産に踏み切れません。やはり、子育てとキャリア形成の両立は難しいのでしょうか?

(35歳/サービス・リテール営業/既婚・子どもなし)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

妊娠・出産によるキャリア停滞への懸念は、不安に向き合うことが大切です

妊娠・出産でキャリアが停滞することへの不安は、実際に経験している・いないにかかわらず、多くの女性が抱えています。

「今のままの自分でよいのか?」「育児と仕事の両立はやはり難しいのでは?」といった、働き方や生き方に関する漠然とした悩みに苦しめられるのは、つらいですよね。

ワーク・ライフ・バランスを考えてみる

質問者さんは今、「キャリアへの影響が心配で妊娠に踏み切れない」と悩んでいるとのことなので、今こそ自身のワーク・ライフ・バランスをじっくり考えてみる良い機会かもしれません。

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事だけでなく、家庭や趣味、休息、健康管理などのプライベートな時間も大切にし、自分に合ったバランスを見つけることです。

妊娠や出産を理由にキャリアをあきらめる必要はありませんが、現在の自分が何を優先したいのかを自問自答することは重要です。

そうすることで、最終的に自分で下した決断に、自信が持てるようになるでしょう。

仕事とプライベートを両立させる方法は?働くうえで意識すべきポイントはありますか?

不安を和らげるために情報収集を

将来に対する漠然とした不安を解消するには、これから起こり得る問題にどう対処するかを考え、できるだけ多くの安心材料を見つけておくことが大切です。

将来的に妊娠・出産を経て育休後に職場復帰する場合、仕事と育児のバランスが必要になります。そのときを想定して、今から保育園や託児サービスの利用方法、費用や制度などを調べておくとよいでしょう。

例えば、仕事と育児の両立をサポートするための公的な制度には、以下のようなものがあります(※1)。

  • パパ・ママ育休プラス
  • 子の看護休暇
  • 短時間勤務制度
  • 所定外労働の制限

これらはあくまで一例です。また、会社によって産休・育休の制度や措置が異なるので、詳しいことは勤め先に確認してみてください。

子育てと仕事を両立するママ必見!役立つ制度や解決方法を紹介

両立が難しければ転職という選択肢もあります

妊娠中 仕事

子育てとキャリアの両立は、周囲のサポートやさまざまな両立支援制度があったとしても、人によっては難しいと感じることがあります。

将来を見据えて情報収集する中で、もしくは育休後に職場復帰してみて、やはり両立が難しいと感じたならば、想定していたキャリアパスから一歩踏み出すという選択肢もあります。具体的には、転職です。

女性の転職は増加傾向にある

妊娠・出産・育児を控えた女性の中には、「このような状況での転職は難しいのでは」と考える人もいるでしょう。

しかし、総務省の調査によると女性の転職者数は増加傾向にあり、2013年からの10年間で転職者数が20万人も増えています(※2)。

最近は女性活躍推進や働き方改革の流れが加速しており、中途採用では個人的な事情よりも、能力や経験が重視される傾向にあります。育児への理解が深く子育て支援が充実している企業や、フレックスタイム制を導入している企業も増えています。

ぜひ視野を広げて、自分のキャリアプランを実現しやすい環境を探してみましょう。

子育てと両立しやすい会社の探し方

子育てと仕事の両立がしやすい職場を見つけるには、福利厚生や職場環境などを調べる必要があります。あくまで一例ですが、以下のような制度があるかを確認するとよいでしょう。

  • 育児休業制度
  • 育児支援制度
  • フレックスタイム制度
  • 時短勤務
  • 在宅勤務

こうした制度の有無などを通して、その会社が育児支援制度やワーク・ライフ・バランスを重視している会社かどうかを見極めていきます。

また、企業のホームページや求人内容から情報を得るだけでなく、面接時に直接質問することも大切です。

目的別!転職での企業研究・業界研究のやり方

「パラレルキャリア」で小さな一歩を踏み出す方法もあります

キャリアの停滞に対する漠然とした不安には、今のうちに「パラレルキャリア」という働き方を経験しておくことも有効かもしれません。

転職よりも低リスクな働き方

パラレルキャリアとは、本業とは別に、複数の職務や役割を持つ働き方のことを意味します。

本業に近いかどうかは関係なく、趣味や非営利活動も含まれるので、社外で音楽活動をする、ボランティアをする、趣味を活かしてブログを立ち上げる、などもパラレルキャリアに当てはまります。

メリットとしては、以下のようなものが一般的です。

  • 転職よりも低リスクで自分に合った仕事を見つけられる
  • スキルアップできる
  • 社外の人との人脈がつくれる
  • 視野が広がったり、多様性が身についたりする
  • 本業にプラスの影響がある
  • やりたいことや人から必要とされることをしながら新たなキャリアを形成できる

このような魅力から、妊娠や出産などのライフステージの変化によりキャリアが停滞したり断絶したりすることへの不安を抱える女性にとって、パラレルキャリアが新しい働き方として注目されているのです。

ゴールから逆算して小さなアクションを起こす

パラレルキャリアを始めるには、「自分のキャリアプランをどうしていきたいか」を考える必要があります。キャリアの棚卸しを通して、自分の強みやこれから伸ばしたいスキルが何なのか、将来どうなっていたいのかを考えてみてください。

自分のキャリアプランを思い描けたら、そのゴールから逆算して少しずつ行動を起こしてみましょう。例えば、副業や業務委託案件を扱うプラットフォームの求人に応募してみたり、セミナーや勉強会などに参加して学びを深めたりなど、その方法はさまざまです。

ただし、勤め先によっては副業等の活動を禁止している場合もあるので、その点は注意しましょう。

パラレルキャリアとは?意味やメリット、副業との違いを解説

「パラレルキャリア」で小さな一歩を踏み出す方法もあります

妊娠や出産がキャリアに影響するかもしれないという不安は、多くの女性が感じています。このような不安を解消するには、自分のワーク・ライフ・バランスを見直し、今後想定される不安要素と正面から向き合うことが大切です。

向き合った結果、キャリアと育児の両立のために転職やパラレルキャリアという選択肢を考えることになるかもしれません。その場合は、なるべく早めに行動を起こしましょう。

最近は子育てに理解のある会社も増えています。仕事とプライベートのどちらかをあきらめるのではなく、前向きに理想のキャリアビジョンを描いていきたいですね。

なお、自分一人では不安や悩みが解消されないという方は、ぜひdodaエージェントサービスをご利用ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、キャリアに関する悩みにお答えします。

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(※1)厚生労働省「妊娠・出産・育児期の両立支援制度」
(※2)総務省「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」

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