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更新日:2021年1月11日

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仕事・キャリアの悩み働き方

育児と両立させるためにフリーランスになるか悩んでいます

結婚したことをきっかけに、育児しながら働くことを具体的に考えるようになりました。フリーランスは働き方が自由で、育児との両立もしやすそうな印象です。企業で働き続けても、育児との両立はかなり大変そう。いっそフリーランスになったほうがいいのかなと悩んでいます。

(30歳/広報/既婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

自由が増えるのはやはり魅力。育児に関するフリーランスのメリット

フリーランス 育児

フリーランスという働き方が世の中に浸透してきて、転職を希望される方の中でも興味を持っている人が増えてきました。特に女性は、育児などのプライベートと両立させるため、「働き方が自由そう」という理由からフリーランスを希望される方が少なくありません。

しかし、フリーランスになったほうが本当に育児と両立しやすいのでしょうか。そこで、まず育児に関するフリーランスのメリットを見ていきましょう。

自由にスケジューリングできる

フリーランスは、受けた仕事をどのように進めるか、いつ作業するかをある程度自分で決められます。例えば、子どもの行事や定期健診などの予定がある日には仕事を入れないようにして、代わりに土日や夜間に働くことも可能です。プライベートに合わせて臨機応変にスケジューリングできることは、大きなメリットといえるでしょう。

働く場所も自由に決められるので、保育園に子どもを預けるにしても、フルタイムのワーキングマザーよりも子どもと一緒に過ごせる時間は多くなります。

子どもの急なトラブルであたふたしない

子どもが小さいうちは病気をすることも多いですから、やむを得ず会社を欠勤・早退することもあるでしょう。何度か続いてしまい、周囲の目が気になる人も多いようですが、フリーランスであればそういった悩みはなくなります。

トラブルが発生しても、仕事をほかの時間に調整するなどして自身でやりくりすればよいという点で、業務調整におけるストレスは少ないでしょう。

思ったよりもはかどらない? 育児に関するフリーランスのデメリット

次は、育児に関するフリーランスのデメリットを見ていきます。好きな場所で好きな時間に仕事ができるという柔軟な働き方が魅力的な半面、子育てをしながら時間を確保することの難しさや、生活の安定性について不安に感じる人が多いことも理解しておきましょう。

セーフティーネットが会社員に比べて弱い

フリーランスは会社員のように毎月決まった給与が支払われるわけではなく、仕事量や収入が安定していないことがほとんどです。会社勤めであれば厚生年金や健康保険を負担してもらえますが、フリーランスになると、そういった社会保険にかかるお金を自分だけでまかなわなければなりません。

出産や子育てに際してのセーフティーネットが会社員に比べて弱いこともデメリットです。会社員であれば、産前産後休暇を取得できますし、出産手当金や育児休業給付金が受け取れるなど金銭的なサポートもありますが、フリーランスの場合にはそういった保障制度が少なく、仕事をしなければ収入が途絶えて“自主休業”の状態になります。

自分だけなら多少の無理もできるかもしれませんが、子どもを育てながらでは、会社員のようにさまざまな後ろ盾がないことが不安につながることもあるでしょう。

子どもを保育園に預けにくいケースも

フリーランスで働く場合でも、仕事に集中する時間を確保するために、子どもを保育園に預けたいと考える人は多いでしょう。手続きに必要な書類は自分で用意しなくてはなりませんが、会社員とフリーランスでは入園基準が変わる場合もあるため、注意が必要です。

多くの自治体は保育園の入園基準を点数によって判断していますが、その判断基準の一つに、働く環境が「居宅外」か「居宅内」かという項目があり、どちらに該当するかによって点数が異なる自治体もあります。フリーランスであることが点数に影響することもあるため、お住まいの自治体の基準を確認しておきましょう。

また、入園を申し込む際には働いていることを証明する必要があります。会社員であれば会社が勤務証明書を準備してくれますが、フリーランスの場合は自分で用意しなければなりません。自治体によっては「労働状況申告書」などの書式がありますが、フリーランスとして「開業していること」「収入実績」「就労実績」などを証明する書類が必要になるため、会社員よりも時間や手間がかかることは念頭に置いておきましょう。

フリーランスでなければ実現できないことをきちんと考えてみましょう

会社員より自由そうというだけでフリーランスを選ぶのではなく、フリーランスでしかできない仕事は何か、フリーランスでなければいけない理由は何か、いま一度考えてから決断しましょう。

まずは副業から始めるという選択肢も

フリーランスで働く上で考えておきたいのは、基盤となる収入が得られるかということです。お勤めの会社の就業規定にもよりますが、もし可能であれば週末や就業後などの時間を活用して副業から始めてみるのもよいかもしれません。

まずは、どのような業務に対して、どの程度の対価が得られるか。それが会社員と比較してどうなのか。メリットとなる面とデメリットとなる面、両方を洗い出して決めたほうがよいと思います。「自由な働き方」ということではなく、仕事としてフリーランスでなければ実現できないことを考えてみましょう。

必要な分だけ収入を得るために土日や夜など関係なく働いているフリーランスの方もいますから、必ずしも今より働く時間が短くなるとは限りません。収入の確保のために、やりたい案件よりできる案件を受けることが多くなると、仕事にやりがいを感じづらくなることも。当然ながらパソコンや仕事場などのインフラも自分で負担しなければいけないので、収入だけでなく、どれほど支出が増えるかも試算する必要があります。

子どもの急病時に仕事を代わりにしてくれる人がいないことも不安材料になるでしょう。フリーランスは時間の調整がしやすいですが、会社員のときのように同僚や上司との協力体制が取れないため、自分の仕事は自分一人で終わらせないといけないという責任が生じます。

それは、本当に会社員では成し遂げられないことや、会社員では不可能な働き方なのでしょうか。今後は、雇用形態や就労場所がもっと多様化していくと思いますので、必ずしも会社員でい続けたほうがよいとは言いませんが、多様性が増し、選択肢が増えているからこそ、表面的なイメージではなく、何を成し遂げたいかというビジョンを明確にしておくとよいでしょう。

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