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更新日:2020年7月20日

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仕事・キャリアの悩み強み・自己PR

これまでの職歴に一貫性がなく、転職の際に不利にならないか不安

大学を卒業後、福祉関係の事務職として3年勤め、その後、化粧品メーカーのカスタマーサービス職に転職。5年目の去年、結婚を機に退職しました。しばらくは専業主婦として生活していたのですが、やはり仕事をすることが好きだと感じ、今、再就職を考えています。経験を活かしたいという思いはあるのですが、これまでの2社が、業界も職種もまったく違うため、職歴に一貫性がないことが選考の際に不利になりそうで不安です。

(30歳/専業主婦/既婚・子どもなし)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

整合性を持たせることよりも、まずは志望動機を明確に

転職を希望する会社が、過去2社のいずれとも業界や職種が異なる場合、採用面接では「なぜうちの会社を志望するのか」ということが詳しく聞かれるでしょう。その質問にしっかりと答えられるだけの明確な志望動機を持っておく必要があります。

どのような理由で未経験の業界や職種に挑戦しようと思うのか、これまでの経験をどう活かしていきたいのかを整理しましょう。そうすることで、自分が本当にやりたいことや、長期的なキャリアについての考えが明確になり、入社後も長く働き続ける意欲につながっていくでしょう。

面接官を納得させる志望動機とは?

面接官は、自社の仕事に興味と熱意がある人、自社で経験やスキルを活かして活躍してくれる人、長く働いてくれる人を採用したいと思っています。「面接で志望動機を聞かれたときの答え方」といった想定問答もありますが、ありきたりの言葉だけでは信用を得ることはできません。

「御社が力を入れている〇〇に魅力を感じている」「○○にチャレンジしたい」など、答える際は具体的な内容かつ主体的な姿勢で、自分の言葉で志望動機を説明しましょう。「前職を活かして○○のようなことをやりたい」と経験を踏まえながら話すこともおすすめです。

面接 志望動機

また、面接官は、会社のビジョンと本人のやりたいことが一致しているかもチェックしています。面接の前には、応募先の概要や仕事内容だけでなく、その会社が将来的にどういった目標を掲げているかも頭に入れておきましょう。

他社との差別化を図る答え方

志望動機をきちんと伝えられないと、「それは同業他社でもできることですよね?」と言われかねません。今まで勤めた企業の業種や職種が異なる場合にはなおさらです。そうならないためには、「どうしてその企業で働きたいのか」を明確にしておかなければなりません。面接前に同業他社との比較をして、他社ではできない「その企業だからできること」をしっかりつかんでおきましょう。

注視すべきポイントは、応募先企業の独自性。業務における意思決定の軸となる経営理念はもちろんのこと、業界の中でのポジショニングやビジネスモデル、既存事業や新規事業の特徴・強み、あるいは投資先などの情報を会社ホームページや新聞・書籍などで収集して整理しておくことが大切です。

もちろん、公開されている情報を単純に暗記するのではなく、面接では、どこに共感したか、自分の経験がどの分野や事業に役立ちそうかを伝えましょう。ほかには、職場環境に関する企業独自の取り組みに着目する方法もあります。

異業種でもキャリアに一貫性を持たせることはできます

業界や職種がまったく異なっていても、キャリアに一貫性を見いだすことはできます。例えば、社内外の折衝業務やスケジュール管理など、これまで勤めてきた企業の業務内容に共通点はいくつかあるはずです。仕事をする上で大切にしてきたことや、仕事に向き合う姿勢などにも、同じような思いがあったのではないでしょうか。

携わってきた業務を細かく振り返って、自分の得意分野や強みを整理し、志望動機と連動させていけば、おのずとキャリアに整合性は出てくるものです。

応募する職種に合わせてアピールしたい職歴を厳選する

これまでの自分の仕事内容から、応募先の企業で活かせるスキルや経験がないか振り返ってみましょう。一例として、どの業種・職種でも高く評価されるビジネススキルで考えてみます。

ビジネススキルには、マナーなどのヒューマンスキル、パソコンスキル、コミュニケーションスキル、問題解決スキル、調整力などいろいろな種類があります。それぞれ分野が異なるため、自分が得意としているものは必ずあるはずです。「今までこういうことを得意としてやってきた」「このスキルを活かして働きたい」と、具体例を出してアピールしましょう。また、問題解決スキルについては、困難な場面に直面したときにどのように対処したか、エピソードを交えて話すのもよいでしょう。

専業主婦が再就職するときに押さえておきたいこと

専業主婦が再就職する場合、特に育児中だと、面接では基本的な質疑応答のほかに労働条件や育児環境を確認される場合があります。残業や休日出勤の可否、子どもの預け先や急なトラブルの際の対応などが考えられますが、これらは事前に家族で相談し、対応を考えてから面接に臨みましょう。

「多分できます」といったあいまいな答えは避け、「残業は30分程度ならできる」「休日出勤は月に2回程度ならできる」と、具体的な数字を出すことが大切です。

また、企業側は「今は何ができるのか」も気にしていますから、「以前の職場で〇〇を経験したので今でもできます」「趣味でパソコンを使っていたので、〇〇はできます」など、スキル面の要素も伝えられるとよいでしょう。

希望条件と優先順位を明確にする

結婚・出産・育児などでブランクがある場合、希望条件と優先順位をはっきりさせておく必要があります。仕事と育児の両立は予想以上に大変で、子どもの送り迎えや体調不良の際の対応、買い物などの時間も考慮しなければなりません。限られた時間を有効に使うためにも、希望する仕事内容だけでなく、勤務時間や勤務地、給料などの希望条件を明確にし、優先順位をつけましょう。

経験やスキルを補うために資格の取得も選択肢に

面接の際には今までの実務経験やスキルが評価されることになりますが、業務に必要なスキルを自分が満たしていないと感じる場合、資格の取得を検討するのもひとつのアピールになるでしょう。

例えば、今回の質問者のように事務職やカスタマーサービスの経験がおありの場合、これまでに得たスキルをブラッシュアップするためパソコン操作に関する資格を取得するのもよいですし、希望する業界や職種で役立つ専門的な分野の資格にチャレンジするという選択肢もあるでしょう。資格の取得は、復職のために努力をしたというアピールになりますし、自分にとっても大きな自信になるはずです。

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