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更新日:2020年11月16日

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書類・面接のポイント

転職回数が多く、今後のキャリアの積み方に迷っている

3社目となる今の会社で経理をしています。経理の仕事自体は嫌いではないのですが、今の会社ではこの先のキャリアをあまり描けず、転職したいと考えています。ただ年齢の割に転職回数が多く、過去3社とも業界がばらばらで統一性がないため、この先どうキャリアを積んでいけばいいのか分からずにいます。

(28歳/メディア・経理/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

高島佐代子
国家資格 キャリアコンサルタント

前職ではウェディングプランナーを経験。より個人に深く関わり、人生の大きな意思決定のサポートをしたいという思いでdodaキャリアアドバイザーに。
おもに営業職、事務職、販売サービス職を担当。女性のキャリア支援実績も多数。

転職回数への懸念をしのぐような強みや経験をアピールして

転職回数 多い

一般的に、20代で次の会社が4社目となると、企業の採用担当者は転職回数がやや多いと感じるかもしれません。しかし、経理のスキルや経験は、業界の違いを超えて通用する場合が多いものです。過去の勤務先の業界が同一ではないことだけで、マイナス評価につながることはないでしょう。

着実にスキルを磨いてきた実績があれば、転職回数が大きな問題になることもないはずです。また逆に、複数の業界で経験があることがプラスに評価される場合もありますから、これまで積んでこられた経理職としての経験を活かす方向で転職先を探してみてはいかがでしょうか。

転職回数が何回から多いと感じるかは企業によって異なる

転職回数が選考に影響するかどうかは企業によって異なり、20代で2、3回の転職は多いと感じる企業もあれば、そうではない企業もあります。

実際に、「同一企業で継続して働くことにより得られる経験」を重視している企業は一定数あり、1社当たり3年勤めていたかどうかが一つの基準となることが多いです。一方で、転職回数は選考に関係ないと考え、さまざまな社風に触れていることなど「勤続年数以外の経験やスキル」「人物」をより高く評価して採用活動を実施している企業もたくさんあります。

年代別!転職回数が多い人が転職を成功させるコツとは? ~採用担当者は転職回数をどう見てる?~

職歴に一貫性がない場合の面接のポイント

転職回数が多い人は、面接の中で転職理由を重点的に確認される可能性があります。企業としては、採用するからにはできるだけ長く働いてほしいと考えるもの。「今までと同じようにすぐに転職をしてしまうのではないか」と懸念しています。

それを払拭するために、今までの転職理由を整理しておきましょう。女性の場合、出産・子育てによるキャリアの中断や、パートナーの転勤にともなって自らも転職するケースもあるため、やむを得ない事情があった場合はできる範囲で伝えましょう。

ただ、全体を通して「あの会社はこういう点が悪かった」「この会社は同僚に問題があった」などと以前勤めていた会社や同僚に責任を転嫁しているように聞こえないように心がけてください。もし、「あの会社はもう少し長く勤めたらよかった」と思うことがあれば、素直に「今思い返すと自分も若くまだ考えが甘い部分もあった」など反省を伝えても構いません。必要以上によい自分を見せようとせず、だからこそ次の会社では長く勤めたいと思っていることを誠実に伝えてください。

転職回数が多くて業界や職種などの職歴に一貫性がない場合でも、キャリアに一貫性を見いだすことは可能です。専門的なスキル(テクニカルスキル)だけでなく、業界や職種を問わず活かせる汎用的なスキルや経験(ポータブルスキル)があるはずです。面接ではこれらを自分の強みとして整理し、具体例を交えてアピールしていきましょう。

企業は、「長く勤めてくれる人」「自社に貢献してくれるやる気のある人」を求めています。面接に臨む前に、「なぜその企業を選んだのか」「入社したらどんなふうに会社に貢献できるか」といった志望動機や入社後のビジョンをしっかりとまとめておきましょう。

これまでの職歴に一貫性がなく、転職の際に不利にならないか不安

この先のキャリアの積み方の軸をどう決めるか?

日本でも、昔と比較すると転職が当たり前の時代になりましたが、いまだに転職回数が採用時の一定の指標となっている企業があることも事実です。

企業に属して働く以上、転職回数がキャリア形成に少なからず影響を与えることは避けられません。ですから、安易な転職を繰り返さないためにも、転職活動を始める前に、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいか軸をしっかり定めておきましょう。

キャリアは自分で組み立てる

近年は、転職が一般的になったことで中途入社をする人が増加していることもあり、結果としてこれまで以上に多様な人材が同じ職場に集まるようになりました。そして、この多様性を活かしてダイバーシティの考え方を取り入れる企業が増え、年功序列や画一的な昇進・昇給など、従来の日本的経営の特色が薄れつつあります。

そういった中で、「会社に尽くす人」ではなく企業を選ばず「活躍できる人」になるためにも、自分自身でキャリアプランをしっかり組み立てることがとても大切になるのです。

与えられた仕事をこなしていけばそれなりの経験やスキルは身につきますが、目標を持たずに仕事をこなすだけでは、ただ「会社に尽くす」だけの人になる可能性があります。「会社に尽くす人」の社内評価は高いかもしれませんが、主体的にキャリアを積むためには、「会社に尽くす人」から、プラスアルファの価値を生み出せる「活躍できる人」になれるよう意識を変化させましょう。

そのための軸となるのがキャリアプランです。自分はどのようなキャリアを積みたいのか、そのためには何をしなければならないのかをしっかりと考えてみてください。「キャリアは会社から与えられるものではなく、自分自身で組み立てていくもの」ということをあらためて意識しましょう。

キャリアプランを考える際のポイント

キャリアプランを考える際には、以下の3つのステップに沿って進めてみましょう。

  • Step1 自分のやりたいことを考える(3年先・5年先の目標を設定する)
  • Step2 自分の経験・スキルを整理する(強みを理解する)
  • Step3 目標に向かってやるべきことをブレイクダウンする

【Step1 自分のやりたいことを考える(3年先・5年先の目標を設定する)】
キャリアを着実に積み重ねていくためには、「やりたい」という気持ちがベースになります。ここでのポイントは、自分の気持ちに正直に向き合うことです。今の仕事に対してどのように思っているのか、自分が本当にやりたいことは何なのか、将来どんな働き方をしたいのかなどを書き出してみてください。

【Step2 自分の経験・スキルを整理する(強みを理解する)】
経験とスキルを振り返る際には、自身のテクニカルスキルとポータブルスキルをしっかり把握しておきましょう。

業務における知識や技能、資格などのテクニカルスキルはもちろん必要ですが、仕事への取り組み方(“どういう仕事をしてきたか”ではなく、“どのように仕事に向き合ってきたか”)やコミュニケーションスキル、語学力などのポータブルスキルは、業種・職種を問わず高く評価されます。

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【Step3 目標に向かってやるべきことをブレイクダウンする】
やりたいことと自分の強みが見えてきたら、今後のプランを組み立てていきます。最終的な目標を達成するために、いくつかの段階を設定しましょう。例えば、「3年後にはチームリーダーとなって、自分だけでなくチームの成果に対しても責任を持つ」という目標を立てた場合は、自分自身のテクニカルスキルを伸ばすのはもちろん、マネジメントについても学ぶ必要があります。

そこで、「〇月までにマネジメントに関する本を読む」「まずは一人の後輩の教育担当として育成プランをたてる」などさらに細かく行動目標を設定します。小さな目標を一つずつ達成することによって、最終的に大きな目標に到達できる道筋を考えてみましょう。

また、ある程度考えがまとまった段階で、家族や友人に相談してみることもおすすめします。客観的な意見を聞くことで、思わぬ気づきを得られるかもしれません。

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