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更新日:2025年5月28日

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転職のタイミング結婚・出産

転職後に妊娠したほうが有利?子どもを作るタイミングに悩んでいます

半年前に結婚し、できれば早く子どもが欲しいと思っています。今の仕事は給与面で不満はなく、管理職候補にもなっているのでやりがいを感じているのですが、繁忙期は毎日終電で帰る生活が続き、体調管理もなかなか難しく妊娠できるか不安です。ほかにやりたい仕事もあることから転職を希望していますが、転職後すぐ妊娠すると非常識だと思われたり、育休を取りづらかったりすると聞きました。今の会社で頑張ったほうがよいのか、とても迷っています。

(34歳/メーカー・営業/既婚・子どもなし)

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瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

転職と妊娠、タイミングによるメリット・デメリットを整理しましょう

妊活と転職活動、どちらも人生の大切な選択ですよね。「現職での妊娠・出産」も「転職後の妊娠・出産」も、それぞれに良い面と難しい面があり、簡単に決められるものではありません。

質問者さんは30代とのことですが、30代は現職でのキャリアの方向性がある程度定まり、転職を含め今後の身の振り方について考える方が多い年代です。

また同時に、妊娠や子育てなどのライフイベントが重なることも多く、何を優先すべきか迷いやすいタイミングでもあります。

ご自身の将来を見据えて後悔のない選択ができるよう、まずはそれぞれのメリットとデメリットを整理していきましょう。

現職で妊娠・出産をするメリットとデメリット

現職で妊娠・出産をするメリットは、慣れた環境で安心して産休・育休が取得できることです。

職場の人間関係が構築されているため、妊娠中に急な体調不良で休みが必要になったときも比較的周囲の理解を得やすいでしょう。

また、慣れた環境であれば育休後も同様に周囲のサポートを受けやすいこともメリットのひとつです。

一方で、妊娠・出産を経てから転職する場合、小さな子どもがいると転職活動の時間を確保するのが難しい場合があり、タイミングを逃してしまう可能性があります。

さらに、復職後に第2子の妊娠・出産というライフイベントが重なると、転職の機会がさらに先延ばしになることも考えられます。

転職後に妊娠・出産するメリットとデメリット

転職を先に選ぶメリットは、子育て中に転職活動をする場合と比べて、自分のペースで活動しやすいことです。

そのため、将来のキャリアプランに合わせて幅広い選択肢から転職先を探しやすくなります。

ただし、転職後すぐに妊娠・出産を希望する場合は、以下の点に注意が必要です。

1. 育児休業の取得条件

育児休業は育児・介護休業法によって定められた、原則1歳に満たない子を養育するために取得できる休業です。ただし企業によっては、勤続1年未満の場合、労使協定により育児休業の取得が制限されることがあります。

参照:厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」

2. 育児休業給付金の受給要件

産後に育休を取り、育児休業給付金を受けるには、「育休取得前2年間で、11日以上働いた月(もしくは、就業した時間数が80時間以上の月)が12カ月以上あること」などの条件を満たす必要があります。

参照:厚生労働省「育児休業等給付の内容と支給申請手続き」

3. 環境の変化への対応

転職直後、新しい環境にまだ慣れない時期に妊娠・出産が重なると、心身ともに大きな負担となる可能性があります。

転職を決める前に、これらの注意点を十分確認しておきましょう。以下の記事が参考になるので、目を通しておくことをおすすめします。

育児休業給付金の支給条件や計算方法を知って育休期間をより安心に! あなたは大丈夫?育児休暇や時短勤務が適用されないケースに要注意

また、出産後に転職する場合の課題や具体的なアドバイスは、以下のコラムも参考にしてください。

出産後の転職は難しい?これまでのキャリアは手放すべき?

転職と妊娠、いま優先度が高いのはどちらか考えてみましょう

質問者さんのように転職と妊娠を両方考えている場合、どちらを優先すべきか悩む方は多いものです。

まずは自分の気持ちと正面から向き合い、優先順位をつけてみましょう。

転職理由を明確にしましょう

転職を成功させるために最も大切なのは「なぜ転職したいのか」という理由を明確にすることです。

現在の仕事にやりがいを感じているのに転職を考えるのは、何か課題を感じているからかもしれません。

質問者さんの場合、以下のような課題が見えてきます。

  • 長時間労働で体調管理が難しい
  • 妊活との両立に不安がある
  • 新しい仕事への興味がある

ほかにも理由がないか考えてみて、自分が仕事や会社に求める条件を整理しておくとよいでしょう。

こうした課題に向き合わないまま転職すると、新しい環境でも同じような悩みを抱えてしまう可能性があります。

特に30代の転職は経験やスキルが重視されるため、未経験分野へのチャレンジはハードルが高くなりがちです。

そのため、現在の仕事で培った経験を活かせる選択肢も並行して検討するようにしましょう。

産後の転職・復職に有利なキャリアが分からない
未経験の分野に転職したいけどチャレンジすべき?

いざというときに備えて可能な働き方を探っておく

今の職場で妊娠して働き方を変えたいと思ったとしても、実際に変えられるかは分かりません。急に言われても対応できないというケースもあると思われます。

そこで、妊娠した場合に以下のような対応が可能か、前もって会社に確認しておきましょう。

  • 定時退社が多い部署への異動
  • 体調管理を考慮した業務調整
  • 残業の少ないチームへの配置転換
  • リモートワークの活用

環境の大きな変化を伴う転職と比べ、社内での異動や業務調整であれば、転職ほど環境の変化はなく、無理せず働き方を変えていけると思います。

特に最近は、リモートでの働き方も広く浸透してきました。

週に数日でも在宅勤務があれば、通勤時間も短縮されるため、妊活・子育てと仕事を両立しやすくなります。

まずは、信頼関係のある上司や人事部門に相談してみましょう。

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パートナーとともに、これからの人生設計を考えましょう

妊娠とキャリア、二つの大切なライフイベントについて、パートナーとじっくり話し合う時間を持ちましょう。

互いにどんな生活を望んでいるのか、仕事と家庭をどのように両立させていきたいのか。

また、経済的な状況やそれぞれの将来のキャリアについても、率直に意見交換することが重要です。

このような対話を重ねることで、納得できる選択が見えてくるはずです。

将来への不安も、一緒に考えることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

妊娠を望んでいますが、キャリアへの影響が心配で踏み切れません。

育児と両立しやすい環境を見つけましょう

出産のタイミングが転職の前後どちらになるか、あるいは現在の会社で働き続けるにしても、仕事と育児の両立のしやすさは重要なポイントです。

最後に、キャリアと子育てを両立するためのヒントをご紹介します。

子育てと両立しやすい職場の特徴

子育てと仕事の両立をしやすい職場には、いくつかの共通点があります。

例えば、子育て中の女性社員が活躍している企業は育児支援の体制が整っていることが多く、社内の理解も得られやすい環境です。

柔軟な働き方を可能にする制度があるかもチェックしましょう。

時短勤務・フレックスタイム・在宅勤務などの制度があれば、お子さんの急な体調不良や保育園の行事にも対応しやすくなります。

ただし、これらの制度は入社後すぐには利用できないことも多いため、利用開始時期について確認が必要です。

また、保育所や学校の行事などで休暇を取りたい日も出てくるでしょうから、有休取得率も参考になると思います。

詳しくは以下の記事が参考になるので、ぜひ目を通しておいてください。

女性が働きやすい会社とは?特徴や見極めるときのポイント・注意点を解説

一人で悩まずプロのアドバイスを活用しましょう

転職と妊娠・出産のどちらを優先するのか、悩ましい問題です。

一人では結論を出しづらかったり、両立しやすい職場を探すのが難しかったりするときは、dodaエージェントサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

dodaエージェントサービスは、専任のキャリアアドバイザーが、転職やキャリアについてサポートしてくれる完全無料かつオンラインのサービスです。

転職するかまだ決めていなくても大丈夫。自分の考えや悩み、キャリアの方向性を整理する目的で活用しても問題ありません。

妊娠・出産とキャリアの両立が不安な人や、客観的な立場で相談に乗ってほしい人にはおすすめです。

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