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更新日:2020年9月7日

タグ:
企業・職種の選び方未経験

未経験の分野に転職したい

事務職として新卒で入社して6年目です。現在の仕事はルーティンワークの要素が強く、自分の成長をあまり実感できません。30歳が近づくにつれて、自分の可能性をもっと試したいという気持ちがふくらみ、転職を考えるようになりました。明確な希望職種があるわけではなく、漠然と未経験の分野に挑戦したいと考えているのですが…。

(28歳/メーカー・一般事務/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

未経験の分野に転職したい理由を明確に

未経験 転職

まずは、転職の目的が何かを、もう一度しっかりと見つめ直しましょう。未経験の分野への転職を検討中とのことですが、その背景にあるのは、現在の職場への不満からくる「とにかく環境を変えたい」という思いではありませんか。

もしそうなら、必ずしも職種を変える必要はないかもしれません。同じ事務職でも企業の規模や事業フェーズによって、業務内容や裁量の度合いには違いがあり、仕事へのやりがいや手応えも変わってくるでしょう。

「ある程度、自分の裁量で仕事に取り組める」「成果を評価してもらえる」などを希望条件として、事務職で転職先を探してみるのも選択肢の一つです。ですから、なぜ未経験分野にチャレンジしたいのか、理由を掘り下げて考えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

仕事のやりがいがないと感じる理由を分析する

「未経験分野に転職できればやりがいが感じられそう」という理由の場合、そもそも今の仕事にやりがいがないと感じる原因を分析することも大切です。

仕事のやりがいには、一人ひとりの受け取り方に多少の違いはあるものの、主に「達成感」や「自己成長」、「報酬面の満足度」などが挙げられます。

自分にしかできない仕事や、困難があっても、それを乗り越えることで大きな喜びや達成感を味わえる仕事であれば、モチベーションを高く保つことができます。目標を達成したり、目に見える結果を出したりすることで自分の成長を感じられると、さらなる努力につながります。また、担当業務に対して報酬面で満足できれば、「自分は評価されている」という実感が生まれるでしょう。

今回の質問者は、ルーティンワークの要素が強いため、新鮮味がなく達成感や自己成長を感じるのが難しいようですが、そこからさらに一歩踏み込んで、現在の仕事にやりがいがないと感じる理由を分析して言語化し、これからどうアクションを起こせばよいかを考える材料にしましょう。

今の仕事でやりがいを見つける方法

分析した結果、解決するのがそれほど難しくなさそうな場合であれば、今の仕事でやりがいを見つけるために動いてみる選択肢も考えられます。

具体的には、上司や先輩に相談し、仕事内容や仕事の進め方について見直してもらいましょう。同じ仕事を上司や先輩がこれまでに経験してきたのであれば、やりがいやモチベーションを保ちながら仕事に取り組むためのアドバイスをもらえるかもしれません。

また、「今の仕事内容ではモチベーションが上がらず、やりがいを感じられない」と誠意を持って正直に上司に伝えることで、それが結果として、「前向きに働きたい」という意欲として捉えられるかもしれません。

どうしても今の部署では達成感や自己成長が望めないと感じるのであれば、部署異動を希望して新たな職種に挑戦してみるのもよいでしょう。「新たなスキルを得たい」「新しい挑戦をしたい」という前向きな理由を伝えれば受け入れてもらえる可能性が高まりますし、転職とは違って同じ会社内なので、ゼロからのスタートではない分、ハードルも下がります。

そのうえで、これ以上選択肢がないと感じるようであれば、積極的に転職を考えてみましょう。

未経験分野に転職する際のメリットとデメリットを把握する

未経験分野への転職は、新たなスキルを身につけられるなどプラスの面がある一方で、採用段階から入社後に至るまで多くのハードルがあることも意識しておくべきでしょう。

どんな転職にもメリットとデメリットはあると思いますが、未経験分野への転職のリスクやマイナスの側面にもあらかじめきちんと目を向けておくことは、入社後のミスマッチを防ぐために重要です。

未経験での転職のメリット

未経験の職種や業種に転職することで新しいスキルを身につけられたり、これまでにない経験を積めたりするのは大きなメリットです。同時に、自身の新たな能力や適性を発見できる可能性も広がるでしょう。経験を積んでまた転職をすることもできますし、長期的に見て、新しいキャリアの可能性が広がることもメリットです。

今回の質問者のようにルーティンワークが多い仕事では、モチベーションが上がらず、マンネリ化して刺激を感じられないと考える人や、「自分の成長が止まってしまうのではないか」という不安を感じる人もいるでしょう。そのような人は、新しい分野に飛び込むことで新鮮な気持ちで仕事に取り組めますし、スキルを身につけることで日々成長を実感でき、これまでよりも張り合いを持って働けるでしょう。

未経験での転職のデメリット

未経験分野への転職は、選考の難易度が高いことがデメリットの一つです。新卒採用とは違って、中途採用では即戦力や経験を問われるケースが多いため、「興味がある」や「やってみたい」という気持ちや意欲だけでの採用は難しいのです。

面接でも、「未経験なのになぜ応募したのか」と問われると想定しておいてください。そこに対して明確に答えられないと、企業側は「イメージだけで希望しているのだな」と考え、不採用となってしまう可能性が高くなります。

漠然としたあこがれや興味だけではなく、なぜその分野を志望するのか、今までの経験がどう活かせるのかを、自分の言葉で話せるようになるまで準備しておきましょう。

また、転職できたとしても年収が一時的に下がる場合もあるでしょう。業務に必要な知識や手順をいちから身につけるのには大きな労力も要します。これらを乗り越える覚悟があり、「それでも挑戦したい」という強い思いが自分にあるかどうかは、自分に問う必要があります。

業種が違えばやりがいが変わることも

未経験の分野を視野に入れて転職活動をする場合にも、これまでに身につけたスキルやキャリアをゼロにするのではなく、今までの経験を活かせる仕事を軸として考えてみてはいかがでしょうか。

職種変更にこだわらず未経験業種に挑戦するのであれば、スキルが活かせて有利になりますし、新たな環境でやりがいも生まれる可能性が高まります。企業側としても、他業種での経験を活かした新たな発想への期待もでき、転職活動がスムーズに進むことでしょう。

また、企業が変われば組織体制や業務フローも大きく異なりますので、新鮮な気持ちでやりがいを持って仕事に取り組めますし、これまでのルーティンワークでは見つけられなかったような新たな発見があるかもしれません。もちろん、未経験分野だからこそイメージだけで判断せず、私たちキャリアアドバイザーに話を聞くなどして可能な限り情報収集に努めましょう。

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