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更新日:2026年7月31日

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仕事・キャリアの悩み残業・休暇よくある質問

「残業がつらい」は甘え?結婚・出産後も長時間労働を続けられるか不安…

今の仕事はやりがいもあり、楽しいのですが、とにかく残業がつらいです…。体力的に限界で、体調を崩したこともあるほど。仕事は好きなので結婚や出産後も続けたいという思いもあり、今のうちにもう少し労働時間が短縮できる会社に転職すべきか悩んでいます。

(31歳/コンサル/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

高島佐代子
国家資格 キャリアコンサルタント

前職ではウェディングプランナーを経験。より個人に深く関わり、人生の大きな意思決定のサポートをしたいという思いでdodaキャリアアドバイザーに。おもに営業職、事務職、販売・サービス職の転職支援を担当。女性のキャリア支援実績も多い。

「残業がつらい=甘え」ではありません。まず今の働き方を振り返ってみましょう

つらい 女性

「残業がつらいと感じるのは、仕事への覚悟が足りないせいだろうか」と自分を責めてしまう方もいるかもしれません。

そのような中で、いかにワーク・ライフ・バランスを取っていくかは、多くの人の悩みの種だと思います。質問者さんのように、仕事は面白いけれど体力的に厳しい、出産や育児といったライフイベントを見据えて働き方を見直したい、という理由で転職を検討される女性は少なくありません。

でも、それは甘えでも弱さでもなく、心身からのサインです。まずは、自分の残業時間が平均と比べてどのくらいなのかを客観的に確認してみましょう。

平均的な残業時間と残業が多い職種

dodaが正社員15,000人を対象に行った調査によると、2025年の平均残業時間は月20.6時間。

残業時間の内訳を見ると、「5時間未満」が22.2%で最多ではあるものの、月20時間以上の残業をしている人は全体の半数以上に上ります。

平均値だけを見ると「それほど多くない」と感じるかもしれませんが、長時間残業が常態化している職場は今も少なくないのが実態です。

質問者さんが従事するコンサルタント職を見ると、「ビジネスコンサルタント」は月22.7時間と平均を上回り、業務負荷が高い職種のひとつです。

もし現在の残業がこれをさらに上回っているなら、つらさを感じるのは当然だといえるでしょう。

残業時間の平均はどれくらい?残業が少ない・多い仕事は?

残業が続くと、心身にどんな影響がある?

残業が続くと睡眠不足や疲労が蓄積し、集中力や判断力の低下につながります。体調を崩した経験があるというのは、体がすでに限界に近づいているサインかもしれません。

長時間労働が慢性化すると、仕事への意欲や楽しさも徐々に失われていきます。

「今は好きな仕事も、このまま続けたら嫌いになってしまうかもしれない」という不安があるとすれば、働き方を見直すタイミングだと考えられます。

転職の前に一度、残業が減らせないか上司に相談してみましょう

転職は有力な選択肢ですが、まず「今の環境でできることはないか」を考えてみましょう。

転職後に「やっぱり残業が多い」という状況を繰り返さないためにも、自分の職場でなぜ残業が発生しているのか、その原因を把握しておくことが大切です。

なぜ残業が減らない?よくある3つのパターン

残業が常態化してしまう背景には、いくつかの共通したパターンがあります。

ひとつは、通常業務の予定がずれ込み、プライベートの約束をキャンセルしなければならない場面など、急な顧客要望やトラブル対応による突発的な残業です。

ふたつめは、職場の風土が原因となっているケースです。具体的には、「上司がまだいるから帰りにくい」といった空気が根づいている職場が当てはまります。

こうした職場環境では、自分の仕事が終わっていても退社しづらく、意味のない残業が生まれてしまいます。

そして3つめが、業務量そのものが多い慢性的な残業です。コンサルやクリエイティブ職のようなクライアントワークでは、高いクオリティへの対応が求められるため、残業が日常の一部になっているケースも少なくありません。

残業を減らすための具体的な対策

残業削減に向けてまず取り組みたいのが、タスクの優先順位の整理です。「今日中でなくてよい仕事」を意識的に翌日以降に回すだけでも、退社時間は変わってきます。

それでも、明らかに業務量が多くて終わらない場合は、一人で抱え込まずに上司へ相談することも重要です。

「業務過多の状況を正確に伝える」「改善の提案をセットで持っていく」というスタンスで話すと、建設的な対話につながりやすいでしょう。

なお、現在の残業時間が労働基準法に定める「原則月45時間・年360時間」の上限に近い、あるいは超えているようなら、法律違反の可能性もあります。

職場への相談とあわせて、客観的な視点から現状を評価することをおすすめします。

時間外労働の上限規制 | 働き方改革特設サイト | 厚生労働省

定時に帰れない会社って普通なの?みんなは定時に帰れている?

「体力的にきつい残業」と「女性のライフイベント」を両立できるか考えてみましょう

仕事にやりがいを感じている状況でも、長時間労働が続くと体はじわじわと消耗していきます。

特に、将来的に結婚・出産・育児といったライフイベントを視野に入れているなら、今の働き方が長期的に続けられるものかどうか、一度立ち止まって考えてみることも大切です。

月経・妊娠・育児…女性のライフイベントと長時間労働の関係

月経周期による体調の波は多くの女性が感じているものですが、そこに慢性的な疲労やストレスが重なると、影響はより大きくなります。

さらに妊娠中は体調が不安定になりやすい時期も多く、長時間残業が続く職場環境では体への負担が増すリスクがあります。

出産・育休後は、家族やパートナーと育児を分担したとしても、保育園のお迎え時間などの制約が生まれ、「毎日21時まで残業」という働き方は現実的に難しくなることがほとんどです。

仕事と生活のバランスが取れない場合は転職も視野に

どの程度の残業が許容できるかは、体力や生活スタイルによって変わってきます。

「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく耳にしますが、これは限られた時間の中で生産性を高め、仕事もプライベートも充実させることが本来の目的です。

長く健康的に働き続けるために、今の働き方を見直すことは前向きな選択といえます。

現職でフレックスタイム制や在宅勤務など活用できる制度がないか、まずは確認してみましょう。

制度が整備されていない、あるけれども実際に取得するのは簡単ではない、という職場であれば、転職によって環境ごと変える選択も、けっして逃げではありません。

自分が無理なく力を発揮できる職場に移ることが、長期的なキャリアを守ることにつながります。

女性の中途採用市場が活況の今、効率的に転職活動を進めましょう

近年、女性活躍促進の流れが加速しており、多様な働き方を推進する企業が増えています。

本格的に転職するかどうかはまだ決めていなくても、求人を眺めたり転職エージェントに相談したりするだけで、自分の市場価値や選択肢が見えてくることもあります。

まずは気軽に、情報収集から始めてはいかがでしょうか。

働きながら転職活動を進めるコツ

残業の多い仕事をしながらの転職活動は、時間の確保が難しいのが正直なところです。

とはいえ、最初から完璧に準備しようとする必要はありません。できる範囲で少しずつ進めていくことが大切です。

履歴書や職務経歴書の作成には、テンプレートやツールを活用して時間を短縮しましょう。

初めての転職で不安が多い場合は、スケジュール調整から書類添削まで対応してくれる転職エージェントの利用もおすすめです。

【ニーズ別】履歴書テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~

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働きながら転職活動を進めるコツ

転職活動では、残業時間の目安を事前に決めておくことが重要です。ここでいう「目安」とは単なる数字ではなく、「自分が健康的に、長く働き続けられる残業時間」のことです。

例えば、今まで22時帰宅が当たり前だったなら、プライベートを確保するには何時退社が必要かを逆算して考えてみましょう。

ただし、面接でこの希望を伝える際に「○時までに帰りたい」という言い方をすると、「条件にこだわりが強い」という印象を与えかねません。

「体調を崩した経験があるため、長く活躍し続けるために働き方を見直したい」「○○の仕事にチャレンジしたい」など、前向きな意欲が伝わる言葉に変換しましょう。

なお、残業時間が減るぶん収入が変わる可能性もあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

面接で残業や休日出勤について聞かれたらどう答える?

企業選びは「残業時間」だけにこだわらない

残業時間が多くてつらいと感じている今は、「残業が少ない会社」を最優先に考えてしまうのも無理はありません。

ただ、残業時間だけを基準に転職先を決めると、入社後に「やりがいがない」「仕事が合わない」と感じるリスクもあります。

残業時間の希望はしっかり持ちつつ、仕事内容・社風・成長機会もあわせて確認し、バランスよく希望をかなえられる企業を探しましょう。

新しい環境はキャリアを広げるチャンスでもあります。視野を広く持って、前向きに転職活動に取り組んでみてください。

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