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更新日:2020年11月30日

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仕事・キャリアの悩み市場価値

ニッチな分野の仕事経験しかなく、スキルの汎用性の低さが悩み

市場規模の小さいニッチな分野の商材を手がけるメーカーで新卒入社以来働いています。ニーズは安定してあるため、仕事にやりがいは感じているのですが、商材が特殊でターゲットも限定されているため、仕事の幅に広がりを感じられず焦っています。長い目でキャリアを考えたときに、自分の知識やスキルに汎用性がないことが不安に思えてきて、転職も考えています。

(27歳/メーカー・商品企画/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

「汎用性が低い」と決めつけないで

仕事 悩み

商材がニッチ分野であることをネガティブに捉えているようですが、実はそれは見方を変えれば、ほかの人とは違う「得意分野がある」ということです。

今までの経験は決してマイナスではありませんので、やみくもに市場規模の大きい商材を扱う会社へ転職するのはおすすめしません。

誰もが知っているような有名企業ではなく、分かりやすいサービスや華やかなPRも展開されていないものの、特定の分野では名の知れた隠れた優良企業は多いものです。特定のニッチ分野において高いシェアを持つ企業は、継続的に高い収益性があるため経営が安定し、結果的に雇用の安定にもつながっていることも魅力の一つです。質問者もこういった企業にお勤めなのかもしれません。

「汎用性が低い」と決めつけるのではなく、まずは今の分野で培ってきた知識や経験を、自分の専門性の高さとして肯定的に捉えてみましょう。

自分がかなえたいキャリアを明確にしましょう

長期的なキャリアを考えるのは大切なことです。ただ、漠然と「今の仕事を続けても将来が不安」というのではなく、自分がかなえたいキャリアが何なのか、そこにたどり着くためにはどのような経験が必要なのか、より具体的に考えてみましょう。

そうすれば、今の仕事が自分にとって「汎用性がない」のか、それとも「特別な専門スキルとして活かせる」のかが分かってくるはずです。

今の自分のスキルを書き出してみましょう

自分のスキルの市場価値や汎用性、将来性について考えるために、まずは今の自分のスキルを棚卸しすることから始めてみてはどうでしょうか。

最初に、これまで行ってきた業務内容や成果を洗い出して一覧化します。質問者のように商品企画であれば、どのようなターゲットに対して、どんな商品を企画してきたのか、新規企画か流用企画か、どの程度の売り上げにつながったのか、などを振り返ってみましょう。

次に、業務を通じて身につけたスキルも加えていきます。課題解決力や交渉力といった数値では表せないスキルや、実際に使用したOAソフトなどのテクニカルスキルも含めてすべて洗い出します。これらの経験やスキルは、この先、転職活動を行うときには企業へのアピールポイントにつながりますし、自分の市場価値がどの程度なのか判断する材料にもなります。

例えば、商品企画として市場動向に注視してニーズを的確に捉え分析した経験は、企画職だけに必要とされるものではありませんから、職種を問わず評価されるでしょう。

また、日々の業務を見える化し、スケジュールどおりに仕事を進めるために業務効率化を図るなどの進捗管理のスキルは、どの仕事にも必要とされます。年齢が上がりキャリアを重ねていく中で大きなプロジェクトを任される管理者の立場になると、メンバーを成果に導くためにより重要性が増します。

さらに、顧客やユーザーが抱えている問題をもとに課題を設定し、それをどうやって解決するか企画・提案する力は、すべてのビジネスの根幹といえるものです。

このように自身の経験を洗い出すことで、得意分野や身につけたスキルを客観的に把握することができ、同時に足りない点やこれから必要なことも見えてくるでしょう。

将来に向けてキャリアプランを考えましょう

スキルの棚卸しを行って今の立ち位置が把握できたら、次は将来自分がどんなキャリアを歩んでいきたいのか整理してみましょう。未来の自分のありたい姿から逆算し、自分にとってどんなスキルが必要なのかを考えてみるとよいでしょう。

ただ、自分の適性と将来像との間に大きな開きがあると、実現可能性の低い計画になってしまいます。スキル以外にも過去の経験の中から自分の得意なこと、やりがいを感じることなどを参考にして考えることをおすすめします。

また、計画を立てる際には、半年後や1年後といったなるべく短い期間ごとに目標を設定して、そのつど達成したか確認することが大切です。

もし今の会社ではキャリアプランを実現できなかったり、自分の望むスキルが身につかないと感じたりしたら、転職することも視野に入れてみてください。

業界が先細りしている場合は転職も選択肢に

今回のケースには当てはまりませんが、もし携わっている業界が先細りで、将来性が見いだせないという場合も、転職を選択肢に入れる必要があるでしょう。ただしその場合でも、「業界を変える」「商材を変える」ということを目的にするのではなく、この先のキャリアプランを前提に転職先を選ぶようにしましょう。

将来性のある業界・仕事に注目

今後も活況が見込める業界や仕事に注目して、転職先の選択肢に入れてみるのも一つの方法です。将来性のある業界や仕事には、以下のような特徴があります。

【市場が成長する業界】
成長が見込める市場には資金や人材が集中する傾向があり、将来性があるといえます。代表的な例は、ビジネスから日々の暮らしまで現代社会に欠かすことのできないIT技術の分野です。それだけでなく、ITと流通・小売、ITと金融など、IT以外の業界での技術革新も進んでおり、これらの分野の成長も見込まれています。

【世の中の課題を解決する仕事】
コロナ禍の影響で急速に広まっているリモートワークを可能にするシステム開発・導入を行う仕事や、労働力不足の影響を緩和するための業務効率化を担うBPOやRPAの仕事、高齢化で需要が増え続ける医療・介護業界の仕事など、今後の日本の社会課題を解決できるような仕事は、これからも安定して求められるでしょう。

【AIが発達してもなくならない仕事】
今後AIの浸透などでIT化がさらに進んでいく中で、人間ならではの仕事も注目されています。人の気持ちを理解して提案する営業、マネジメントを中心とした管理部門実務やコンサルティング、所属する部署や組織の課題を踏まえて改善提案ができる事務、クライアントの課題や目的を理解してシステムを構築するSEといった仕事は、代替が難しく、今後もますます必要とされるでしょう。

質問者の企画職といった、クリエイティブな能力を発揮して新しいモノやサービスを作り出す仕事も、人間にしかできない仕事の一例です。コンサルティング職や課題解決型の営業職も、むしろAIを使いこなすことで説得力のある提案を求められるケースが増えていくでしょう。

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