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更新日:2020年9月28日

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仕事・キャリアの悩み

復職後も女性営業職としてキャリアを築けるか不安

現在、妊娠中で間もなく産休に入ります。勤務先は育児との両立支援制度も整い、出産後も働く女性が多くいて心強く感じています。ただ、これまでコツコツと営業をして関係性を作ってきた顧客を、産休に入る際にほかの社員に引き継ぐことになり、復職後は、いちから新しい営業先を見つけていかなければならないなど、営業職のつらさや厳しさも強く感じることになりそうです。出産・産休を経て、今までのキャリアがなくなってしまうようでとても不安です。

(28歳/サービス・営業/既婚・妊娠中)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

営業で得た実績や経験は、妊娠後も自身のスキルとして残っているはず

営業 妊娠

まずは今の自分の状況や、不安に感じている理由を整理することから始めてみましょう。産休を前に不安が大きく膨らんでいるのは、復職した後に、育児に加えて新規顧客開拓という大きなハードルが待ち受けているように思えるからではないでしょうか。

ですが、営業の仕事について言えば、決して何もないところからのスタートではないはず。産休前に顧客をすべて同僚に引き継いだとしても、これまで営業職として身につけてきた顧客開拓や関係構築のスキルは、自身の財産としてしっかりと残っているはずです。

そこでまずは、営業で大切な「新規顧客開拓」と「顧客との信頼関係の構築」について、今までの経験を振り返り、身につけたスキルを洗い出してみてはどうでしょうか。

これまでの新規顧客開拓の経験を振り返る

まずは、これまでの新規顧客開拓の経験を振り返ってみましょう。見込み客を見つけてリストアップし、さまざまなアプローチで初回訪問のアポイントを獲得する。アポイントでは顧客ニーズを的確に捉えて、そのニーズに即した最適な提案を経て受注につなげる。これらの新規顧客開拓のプロセスを一つひとつ分解し、それぞれの段階でどういった工夫をしてきたのか洗い出します。

例えば、アプローチは電話やメール、訪問などの方法がありますが、お客さまの属性ごとにどのチャネルでアプローチすれば成功率が高かったか、あるいは、チャネルごとに効果的な施策は何だったかなど、自身の体験や部署内での成功例を踏まえてリストアップ・分析します。

お客さま目線で悩みにまつわるヒアリングを重視したことや、お客さまのリスクを最小限に抑えながら問題解決ができる提案を行って受注を得たなど、成功体験を振り返ることは、大きな自信にもつながるでしょう。

さらに、失敗についても、そこから学んだことをもう一度整理してみることで、復職後の新規顧客開拓に活かせる要素が見えてくるはずです。

顧客との信頼関係を構築した経験を活かす

今まで顧客との信頼関係を構築する上で気をつけてきたことは、たとえ別の顧客であっても活かせるはずです。

どれくらいの頻度で連絡を取れば適度な距離感で信頼関係を維持できるのか、どの時期なら再提案を受け入れてもらいやすいのかなど、肌感覚で身につけてきたスキルは、一朝一夕で備わるものではありません。産休・育休を経て復職し、新たな顧客開拓を行うにしても、多くのアドバンテージの中でリスタートを切れるはずです。

さらに、新規顧客開拓と同様、成功例だけでなくこれまでに経験してきた失敗も大きな学びとスキルになって、今後の顧客との信頼関係の構築にプラスになるでしょう。

新規顧客開拓の機会がキャリアのさらなる飛躍につながる可能性も

復職後はこれまでに得られたスキルを活かし、新しい顧客ともいちから着実に関係を築けると思いますし、むしろ、新規で顧客を開拓する機会を得られることは、キャリアのさらなる飛躍につながる可能性もあります。

これまでの仕事のやり方を振り返って課題を整理し、さらに業務をブラッシュアップするきっかけにもなるでしょう。そして、復職後は新たな顧客に対して、より精度を上げた営業活動ができるのではないでしょうか。その過程で新たな学びや発見が得られ、さらなる自己成長にもつながるはずです。育休・産休を経て新たな顧客と出会えることをチャンスとして、ぜひ前向きに捉えてみてください。

産後の働き方に合わせた営業のアプローチ方法を考える

出産や育児などのライフステージの変化にともなう不安は、営業職の女性の多くが抱える悩みです。産休や育休を経て復職しても、これまでと同じペースで仕事をこなすのは難しくなるでしょう。

産休前は事務作業やイレギュラーな対応を残業でカバーできていたとしても、これからはそこが子育ての時間となるため、思いどおりにすべてをこなすのは大変です。保育所への送り迎えで時間の制限も生まれますし、子どもの急な発熱や病気で仕事に行けなくなって予定の業務が進まず、同僚にサポートを依頼しなければならなくなることもあるでしょう。

しかし、その状況を逆によい機会と捉えて、不要な業務を削減したり、新たなツールを導入したりするなど時間の制約を考えた効率的な業務を目指すことで、新たな営業アプローチが見いだせ、結果的に能力アップにつながる可能性もあります。

具体例として、商談におけるオンラインの活用が挙げられます。新規顧客開拓では、テレアポや飛び込み営業といった従来の営業スタイルだけでなく、オンラインを活用した方法を導入している企業が増えています。

オンラインであれば移動時間が削減できるため、業務時間が減っても1日の商談数はこれまでより増やせるかもしれませんし、遠方でも出張をともなわずに打ち合わせが可能なため、営業範囲を広げられるなどメリットが多くあります。

より精度を上げた営業活動が自己成長の機会に

育児と両立して営業職の仕事を続けることで、先述のとおり新たな営業アプローチが考えられるなど仕事の効率化とキャリアアップが期待できます。

私も産休・育休を経て復職しましたが、時間の制限があるからこそ、業務の精度を向上させることができ、産休前に比べてよい成果を出せるようになりました。また、子育てを通じて顧客の多様性も理解もできるようになり、気配り力・段取り力が上がったようにも思います。

産休や育休を取得するとキャリアが止まってしまう、ゼロになってしまうと考えがちですが、そうではありません。産休・育休を経て得られた経験を仕事にも活かして、さらなる成長につなげようと前向きな姿勢で捉えてみてください。復職後の挑戦は、会社にとっても自身にとってもさらなる成長が期待できると信じ、前向きな姿勢で取り組んでみましょう。

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