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更新日:2020年9月7日

タグ:
仕事・キャリアの悩み育児

目指すべきロールモデルがいないので不安

IT系ベンチャー企業で働いていて、1カ月後に産休を控えています。社内には子どもを育てながら働く女性社員も何人かいますが、その働き方は、長時間勤務で責任も重い、いわゆる「バリキャリ」か、時間的に無理をせず、その分キャリアも割り切っている、いわゆる「ゆるキャリ」の2つに分かれているように思います。私は「バリキャリ」のスーパーママになる自信はなく、かと言ってキャリアもあきらめたくないため、目指すロールモデルが見当たらず、復帰後の働き方をイメージできずにいます。

(34歳/IT・企画/既婚・妊娠中)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

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時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

必ずしも「ゆるキャリ」か「バリキャリ」を選ぶ必要はありません

勤務時間に余裕を持たせてキャリア以外に重きを置く「ゆるキャリ」と、出産後も長時間勤務を続けて責任のある仕事をこなす「バリキャリ」は、働く女性にとって気になるロールモデルですよね。しかし、どちらか一方しか選べないと考えるのは、長期的な視点からはややもったいないかもしれません。

「今の職場にはゆるキャリ(バリキャリ)しかいない」「目指すべきロールモデルがいないから不安」と感じる女性も多いですが、目指すロールモデルがいないのなら、最後の見出し(自分自身が新たなロールモデルになる道も)でお話しするように、自分らしく働ける新しいロールモデルを作るのも一つの方法です。

「ゆるキャリかバリキャリか」という二者択一にこだわらず、自分が新しい道を示すくらいの気持ちで歩んでいくことも視野に入れてみてはいかがでしょう。

「ゆるキャリ」「バリキャリ」の働き方

働く女性のロールモデルとして挙げられる「ゆるキャリ」と「バリキャリ」は、人それぞれイメージが異なるので、この記事では以下のような意味でお話しします。

【ゆるキャリ】
仕事以外に自分が大切だと思うことを優先し、自分のペースで仕事をする働き方のこと。「自分らしさ」「仕事」「私生活」のバランスを取りながら働くので、「調和の保てる働き方をしたい」と考える女性に好まれる。

【バリキャリ】
キャリアアップを意識し、成果を求めて仕事をする働き方のこと。仕事が最優先ではあるものの、プライベートをおろそかにするわけではなく、結婚や出産後に第一線で働く女性も多い。

一見、この2つの働き方は両極端に感じられるかもしれませんが、共通しているのは「自分らしさ」を大切にしているという点です。どちらのロールモデルも働く女性の指針になりますが、当然、この2つがすべてではありません。まずは先入観を持たず、「自分がどういう働き方をしたいか」という点に目を向けてみましょう。

子育ての状況などに応じて働き方を変化させる

働く女性の環境はライフイベントによって大きく変化します。例えば、結婚やパートナーの転勤を機に引っ越すのなら転勤や転職を考えなければなりませんし、出産前後は体調と相談しながら働き方を決めなければなりません。

ほかにも、子どもが小さいうちは育児を生活の中心に据えていたものの、ある程度の年齢に達したら「もっと働きたい」と気持ちが変わる女性は多いでしょう。

ですから、もし最初に「ゆるキャリ」か「バリキャリ」か、どちらかの働き方を選んだとしても、それを無理に続けることはありません。子どもが小さい時期のみ「ゆるキャリ」になり、子育てが一段落したら「バリキャリ」に戻るなど、その時々の自分の生活に応じて働き方を変化させることで、自分だけのロールモデルを構築してみるのもよいと思います。

自分に適した働き方が分からない人は復職後の自分をイメージしてみましょう

妊娠や出産といったライフイベントを控え、「今の働き方がどんなふうに変わる?」「復職したら今の仕事から外される?」といった不安を抱える人は多いでしょう。だからこそ周囲にロールモデルを求めたくなる気持ちも分かりますが、漠然とした不安から自分に合う働き方を探しても、かえって迷いや不安は大きくなってしまいます。

もしそのような状況にある場合は、復職後の自分をイメージしてみるのも一つの方法です。漠然とした不安を分解して考えることで、より自分に適した働き方が判断できるはずです。

復職後の業務内容と勤務時間

復職を控えた女性の多くから、以下のような悩みをよく聞きます。

  • 復職後も以前と同じ業務を担当できる?
  • もし業務が変わるのなら、どんな内容?
  • 業務が変わったらキャリアアップから遠ざかる?
  • 時短勤務を申請できる?
  • 時短勤務をすると、評価に影響する?

育児・介護休業法では「復職した人は原則として同じ業務を担当させなければならない」と定められていますが、休業中に会社の状況が変われば以前と同じ業務に就くことは難しいですし、時短勤務についても業務内容によっては不可能な場合もあるため、確実に先を見通すことはできません。

そのうえで、「やりたい仕事ができるか」「場合によっては業務量を減らしてもらえそうか」といった点については、できれば職場と事前に相談・調整しておくとよいでしょう。

家事と育児の役割分担

復職後の日々をイメージするにあたり、もう一つ考えなければならないのが家事と育児の役割分担です。結婚して子どもが生まれると、それまでとは違ったタイムスケジュールで動かなければなりません。

もちろん、まだ子どもが生まれていないときも結婚すれば家事は2人分になりますから、共働きであれば、役割分担を決めないとあっという間に体力の限界を迎えてしまう恐れもあります。

さらに、子どもが生まれたら、家事が増えることに加えて保育園などへの入園準備や日々の送り迎えなども必要になります。家事・育児それぞれの役割分担をあらかじめ決め、タイムスケジュールを見通すことができて初めて「自分の理想とする復職後の姿」や「理想とするロールモデル」が具体的にイメージできるようになるでしょう。

自分自身が新たなロールモデルになる道も

ロールモデル

近年は、国の成長戦略の一環である「女性の活躍推進」に対応するため、女性が働きやすい環境の整備を進める企業が増えてきました。とはいえ、まだまだ多くの企業は模索段階にあります。

だからこそ、これまで「ゆるキャリかバリキャリか」という選択をする人が多かった中で、ワーク・ライフ・バランスを保った「新しいロールモデル」が生み出されるチャンスがあるとも考えられるのです。

私の体験談ですが、復職前は時短勤務で成果が出せるのかとても不安で、「バリキャリ」なんてとても恐れ多く、自分には無理だと思っていました。

しかし、復職後は仕事に慣れるにつれ、「意外とできることもある」「誰もやってなかったことだけど、時短ママだからこそこんなことに挑戦してみたい」と思うようになり、通常のキャリアアドバイザー業務以外にも、女性向けのコンテンツ企画など、さまざまなプロジェクトに関わるようになりました。ですから、復職してから新たに見えてくるものもあるかもしれません。

今までにないロールモデルを目指すのは不安もあるかと思いますが、まずは「こうしたい」というイメージを持って職場に相談し、新しいロールモデルを目指して働ける可能性も探ってみましょう。

それでもなお、現在働いている職場では難しいと感じる場合は、思い切って転職するのも一つの選択肢です。私たちdodaキャリアアドバイザーも企業の最新情報や、取り組みの状況をお伝えできますので、ぜひご相談ください。

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