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更新日:2020年7月20日

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書類・面接のポイント

面接で「転勤はできない」という転職理由をどう伝えればいい?

転勤も経験しながら、営業として働いてきましたが、先日、結婚しました。今の仕事は面白くて好きなので、できれば続けたかったのですが、今後の生活を考えると、転勤のある仕事はどうしても難しいと思っています。「転勤はできない」というのが大きな転職理由なのですが、面接ではどう伝えればいいのでしょうか。

(32歳/既婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

今後のビジョンもいっしょに伝えましょう

結婚や出産といったライフイベントを機に、「今の仕事は好きだけれど転勤はできない」と悩む人は少なくありません。

とくに女性の場合は、「社会的なつながりを維持したい」「やりがいのある仕事がしたい」「家庭も大切」などの気持ちが複雑に絡み合い、両立をかなえようとして、転勤がない企業への転職を希望するケースが目立ちます。

仕事 家庭

しかし、採用をする企業側としては、「転勤したくないから」という理由だけを大きくクローズアップされると、「転勤さえなければうちの会社でなくてもよいのでは?」という印象を持ってしまいます。今は転勤がなかったとしても、総合職・正社員での採用である以上、これからも絶対に転勤が発生しないとは言い切れないのも企業側の本音です。

面接の段階で「環境や条件面への希望が強すぎる」という印象になるのは望ましくありません。「転勤したくない」というのが一番大きな理由であっても、それ以上に「仕事内容への希望」「今後のビジョン」を軸に転職理由を伝えることが大切です。

仕事に対する熱意を伝える

「転勤をしたくない」という理由で転職を考えたからといって、「転勤がなければどんな仕事でもいい」と考える人はいませんよね。やりがいがある仕事だからこそ続けたい、面白い仕事だからこそチャレンジしたいという気持ちは、転勤のあるなしにかかわらず大切にすべきポイントです。

この点を踏まえて考えると、「転勤をしたくない」という理由は外せない条件というだけで、実は通常の面接と話す内容は変わらないことが分かります。

採用する側は「仕事に熱意がある人」「会社に必要なスキルや経験がある人」を一番に求めているということを念頭に置き、転勤をしたくないと思ったのが転職を考えるきっかけでも、それだけを志望動機にせず、仕事に対する熱意や自分の経験が活かせそうと感じた点をしっかり伝えるようにしましょう。

なぜ転勤ができないのか正直に伝える

転職の面接で転勤について聞かれた場合、転勤ができない理由がはっきりしているのであれば、そのことを正直に伝えるようにしましょう。

ただし、「転勤はしたくありません」といったストレートな伝え方をしてしまうと、面接での印象はあまりよくありません。転勤をしないことが必須条件でも、その理由を伝えるときには言葉の選び方に注意が必要です。

例えば、結婚により転勤が難しいのであれば、「結婚しており、配偶者は転勤の予定がない職種です。できればこの場所で長く勤めたいです」といった伝え方をすると、言葉もやわらかくなり角が立ちません。介護で転勤できないのなら、「家族の介護がありますので、転勤は難しい状況です」と理由を正直に伝え、「転勤したくない」のではなく「転勤ができない」という点を理解してもらいます。

転勤できない理由が採用担当者にも納得できるものであれば、印象は悪くなりませんし、面接も穏やかに進むでしょう。

「転勤のない仕事」以外に求める条件を整理しましょう

結婚や出産といったライフイベントをきっかけに転職を考えるようになったとしても、転勤のない仕事への転職は今後のキャリアプランを組み立てるチャンスです。「転勤のない仕事」という条件以外に、どのような条件を転職先に求めるのか、一度整理してまとめてみましょう。

どんな仕事に就きたいか

転職をするときには、これまでのキャリアやスキルが活かせる会社や職業を探す人が多いと思います。例えば、「販売の仕事を続けたい」「経理の仕事に自信があるので、さらにスキルを磨きたい」という希望があるのなら、同業他社でそのスキルを発揮するのもよい選択です。

その一方で、「せっかく転職するのならやりたかった仕事に就いてみたい」とチャレンジする人も少なくありません。保険の営業からファイナンシャルプランナーになってアドバイザーとして活躍する、外資系の会社で身につけた語学力を翻訳で活かすなど、現職で身につけたスキルを別業種・職種で発揮し活躍することも可能です。

大切なのは、転勤をしないという選択だけに目を向けず、転職によって広がる将来のキャリアプランまで見据えて仕事を選ぶことです。自分がどんな仕事に就きたいか、さらにどのような仕事にチャレンジしたいのかといった部分まで深く掘り下げて考えてみましょう。

結婚による条件の変化

結婚すると、転勤ができないという点以外にも転職先に求める条件は変わるでしょう。とくに女性の場合、妊娠・出産・子育てに関する企業の制度や、女性が仕事を続けやすい環境であることはとても重要な条件になります。たとえ転勤がない会社に転職できたとしても、女性が働きやすい環境が整っていなければ、結婚による条件の変化には対応しきれず、結局また転職することにもなりかねません。

結婚しても働き続けるためには、結婚によって変化するだろう希望条件をあらかじめ予想して、整理しておくことが重要です。転勤も含めて変化する可能性がある希望条件をリストアップして、転職先を探す際の目安にしましょう。

きっかけは「転勤したくない」という志望動機でも、転職はキャリアアップやライフプランニングをするよい機会です。長く働き続けられる会社を探すときには、ただ単に「転勤がない」という条件だけで転職先を選ぶのではなく、将来のビジョンを踏まえて転職先を探すことを心がけましょう。

また、長く働き続けている女性は、専門的なスキルや実務経験をしっかりと積んできていますから、「何がやりたいか」という視点だけでなく、「何ができるのか」という視点で仕事を探すことも大切です。

さらに、女性はライフイベントによって生活スタイルを変えていく必要があるので、どういった環境でも働けるように汎用性のあるスキルを習得していくこともおすすめします。

産後の転職・復職に有利なキャリアが分からない(専門性と汎用性、どちらか一方のスキルだけでは不十分)

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