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更新日:2023年9月28日

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仕事・キャリアの悩みキャリアアップ

契約社員から正社員への転職は難しい?

現在、契約社員として働いていますが、今後のキャリアアップも考えて正社員への転職を希望しています。ただ、今まで何社か受けてみたものの、あまりうまくいきません。契約社員から正社員への転職は難しいという話を聞いたことがありますが、応募者の前職が契約社員か正社員かで、採用担当者の印象はどの程度変わるのでしょうか。

(30歳/ITエンジニア/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

選考では雇用形態よりも前職での経験や人柄が重視されます

契約社員として働く方の中には、「いつ契約が終了するか分からない」「キャリアアップがうまく進まない」といった悩みがあるため、できれば正規雇用に転職したいものの、「契約社員から正社員への転職は難しいのでは?」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし結論から言えば、企業の中途採用の担当者は、応募者の以前の雇用形態よりも「前職でどの程度の裁量を持ち、どのような仕事に携わってきたか」といった経験面を重視する傾向にあります。また「いっしょに働きたいと思うか」「自社の社風に合うか」など、応募者の内面や人柄も採用の判断ポイントだと言います。

質問者さんはこれまでを振り返ってみて、重要なタスクを任されたり、新しいプロジェクトに進んで参加したりした経験はなかったでしょうか? 中途採用の選考では、前職の雇用形態はあまり気にせず、こうした自身の経験や強み、熱意を前面に出してアピールすることが大切です。

転職市場のリアルに向き合い、正社員への転職を有利に進めましょう

契約社員と正社員の違いを理解する

正社員と契約社員の一番大きな違いは、正社員が定年まで働くことを前提とした「無期雇用」であるのに対し、契約社員は契約期間が決まっている「有期雇用」の非正規社員である点です。正社員と契約社員の役割はそれぞれの企業によって大きく異なり、ほとんど変わらない業務に取り組むケースもあれば、契約社員が正社員のサポート業務を中心に行うケースもあります。

転職市場においては、契約社員という雇用形態よりも経験や人柄が重視されるとはいえ、採用担当者によっては「一時的に任せられる業務や補助的な仕事が中心だった場合、入社いただいた後に任せられる仕事に制限があるのでは」といった不安を持たれてしまう場合もあるようです。

契約社員だからといって転職で不利になるわけではありませんが、万が一にも面接で採用担当者にこのような懸念を抱かせないように、万全の対策、準備をして臨むことをおすすめします。

自分のアピールポイントを整理する

契約社員から正社員への転職を成功させるために、まずはこれまでの経験を振り返って自身のスキルや強みを洗い出し、職務経歴書や面接でアピールできることを整理しておきましょう。

例えば、営業職であれば数字が主な実績になりますから、成約件数や売り上げ金額など具体的な成果で営業職としての能力を示すことができます。エンジニア職の場合は、これまでの開発工程の経験や使えるプログラミング言語などのスキルを提示するとよいでしょう。事務職の場合は、事務業務に役立つ保有資格を提示したり、これまでの業務で工夫してきたこと、周囲から評価されたことを詳しく伝えたりすれば、実績を数字で表せなくても自分の強みや長所をアピールできるでしょう。

契約社員から正社員への転職を成功させる上で、決められたことだけでなく、できる範囲で自身の裁量を広げようと努力していたスタンスを伝えることは大切ですし、それが高評価につながります。

また、コミュニケーション力や計画力、課題解決力など、幅広い分野で応用できる「ポータブルスキル」を自分の強みとしてアピールするのもおすすめです。社内外の人たちと関わるときや、日々の仕事を進めていく上で大切にしていたことは何か、具体的なエピソードを添えて語るとより説得力が増します。

転職活動の自己PRについてもっと詳しく知りたい方は、以下の関連記事や、10分で自分の適性が分かる「キャリアタイプ診断」を参考にしてみてください。

自分の強みが分からないのでアピールしにくい
キャリアタイプ診断

面接での「正社員になりたい」の伝え方に注意

面接では、スキルや強みをアピールするだけでなく、これまでの経験を活かして志望先企業にどう貢献できるのか、あるいはどう貢献したいのか、転職後のビジョンを具体的に話しましょう。また、転職に向けて現時点で何か勉強をしているのであれば、積極性や意気込みを示すことができるのでぜひいっしょに伝えましょう。

ただし、「正社員になりたい」という部分をあまりに強調してしまうと、面接官に、「正社員になれればどの企業でもよいのでは」との懸念を抱かせてしまう危険性があります。「正社員になりたいから」という志望理由はあくまで転職を考えたきっかけにとどめて、面接では「どうして御社を選んだのか」という部分に重点を置くようにしましょう。

契約社員から正社員

契約社員から正社員登用を目指す道も選択肢の一つです

契約社員から正社員への登用を行っている企業もありますから、今の会社を辞めたい理由がキャリアアップ以外にないのであれば、現職で正社員登用を目指す選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

まずは会社に正社員登用制度があるかどうか確認してみて、もし制度が存在し、過去に契約社員からの登用実績があれば、具体的に検討してみましょう。

同企業内でのキャリアパスであれば、職場環境や人間関係が大きく変化しない場合が多いので、正社員登用後のミスマッチが起こりにくいというメリットもあります。

正社員登用されるためのポイント

契約社員から正社員に登用されるためには、まず現状の仕事をこなす能力を高めることが必須です。

ルーティンワークでも、与えられる仕事をただこなすのではなく、どのように進めたら効率的になるかといった、問題意識を持った提案ができるよう心がけましょう。「正社員として長くいっしょに働いてほしい」と周囲から感じてもらえるくらいの意気込みで仕事に取り組むことで、正社員登用の可能性は高まるはずです。

また、職場でのコミュニケーションを円滑にしておくことも大切です。上司やほかの正社員と良い人間関係を築いていれば、正社員登用を推薦してもらえるきっかけにつながったり、会社からの評価がアップしたりするので、正社員登用のチャンスがさらに広がるでしょう。

一般的に正社員登用の際は試験や面接が実施されることが多くあります。その際は、正社員への志望動機や正社員になってからのビジョンなどを、小論文や面接で伝えられるように準備をしましょう。

転職後に契約社員から正社員を目指す方法も

転職活動をしばらく続けていても、職種的に求人が少なかったり条件が合わなかったりして、希望する会社への正社員入社がなかなか難しい場合もあるでしょう。

そこでもう一つの選択肢として、転職活動で正社員登用制度が設けられている非正規雇用の求人に応募して、まずは契約社員として働き始め、最終的に正社員を目指すという方法もあります。正規雇用に比べ採用の間口が広いので、希望の会社に入りやすいのがメリットです。

ただし、求人情報には「正社員登用制度あり」と記載されていても、実際は形骸化していて過去に正社員登用の実績がないといったケースもあるため、入社前の確認は必須です。正社員になるための要件や基準、昇級試験の有無についても面接時に詳しく聞いておくとよいでしょう。

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