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更新日:2023年9月28日

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書類・面接のポイント強み・自己PR

転職したいけど、実績がない…面接でどうやって自己PRすればいい?

転職の面接で自己紹介や自己PRをするときの実績の伝え方が分かりません。転職ノウハウにはよく、「実績は誰でも分かるように数字でアピールしよう」と書かれていますが、営業や販売とは違い、事務の業務は売り上げ目標がなく、何をアピールしたらいいか迷ってしまいます。

(25歳/不動産・営業事務/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

転職活動の自己PRでは客観性と再現性が見られています

実績 アピール

仕事の実績というのは、必ずしも数値化できるものではありませんよね。お悩みはとてもよく分かります。もちろん採用側も、事務業務に就く人が「○万円の売り上げに貢献しました」などの具体例を挙げにくいことは重々承知しています。

質問者さんはまだ25歳という年齢で、社会人としての経験が浅いため、豊富な実績や経験を求められることはそう多くないと思います。とはいうものの、やはり採用担当者としては、応募者の主観ではなく第三者による客観的な評価や、今後も同様の成果を出せるという再現性を求めることが多いようです。

なぜなら、採用活動では経営陣や現場の関係者にも採用判断を納得してもらう必要があるからです。

実績がなくても、過去の取り組みを自分の言葉で伝えましょう

質問者さんのように事務職の場合、これまでの実績を無理に数字でアピールしようとする必要はありません。応募書類や面接の自己紹介・自己PRでは、これまでの職務で意識してきた「仕事の効率化」や「仕事への取り組み方」の経験をエピソードとともに話しましょう。転職後、過去の経験や自分の強みを活かして会社にどう貢献できるか、その熱意を伝えることが大切です。

業務効率アップの取り組みをアピール

実績を数値化しにくい事務業務では、「業務の効率化にどのように取り組んできたか」がアピールできるポイントの一つになります。

例えば、「普段行っている入力作業のミスを減らすためにチェックシートを作成した」「コミュニケーションコストを減らすためにメールフォーマットをパターン分けして作成した」など、日々の業務をスムーズに進めるためにしてきた工夫を思い返してみましょう。

当時の背景や部署の課題も併せて説明すると、より伝わりやすくなります。与えられた仕事をただこなすだけでなく、「もっと確実に」「もっと早く」など改善意識を持って行動した計画性や積極性を強調しましょう。

仕事を進める上で大切にしていることをアピール

例えば、「レスポンスの早さを常に意識していた」「仕事のToDoリストやスケジュールの作成を欠かさず行い、余裕を持って業務を行っていた」など、仕事を進める上で意識していることもアピールポイントになります。1日の平均メール数などの数値で表すことができれば、処理スピードがより伝わりやすくなるでしょう。

大きな仕事を成し遂げた実績が少なくても、依頼された仕事に対して分かりやすく進捗報告をしたり、優先順位を考えたりした取り組みなど、自分なりに工夫したポイントがあるはずです。これらを振り返って言語化することで、どんな職場でも活かせるスキルがあることをアピールできます。

失敗から学んだことを伝える

また、華々しい成功体験だけがアピールポイントになるとは限りません。仕事で壁にぶつかったときの対応や、挫折を克服したときのエピソードは、十分に採用判断の基準になります。例えば成果が思うように上がらなかったプロジェクトであっても、「その結果をどう分析し、次にどう活かしたか」について、自分の言葉で説明することが大切です。

周囲から感謝・評価されたことを思い出してみる

これまでの仕事の中で、周囲から感謝や評価された場面を思い出してみるのもよいでしょう。

例えば事務職として仕事をする中で、正確な処理に対して上司から褒められたのであれば「正確性」が、スピーディーな対応をクライアントから評価されたのであれば、「スピード感」「臨機応変さ」が自分の強みだといえます。

さらに、「他部署との調整を行った結果、業務が円滑に進むようになった」ことで感謝されたのであれば、「コミュニケーション力」が自分の長所だとアピールできるでしょう。

転職成功の可能性を高めるためには、企業研究を念入りに

転職で志望する企業から内定をもらうには、自己分析だけでなく企業研究もしっかりと行い、応募先の企業に合わせた応募書類対策・面接対策を進めていきましょう。

自己PRは企業のニーズに合わせて微調整を

応募したい企業が見つかったら、その企業がどのような人材を求めているかリサーチしましょう。

求人情報には、具体的に求められるスキルのほか、入社後に期待されるミッションなどの記載がありますので、それらを参考にします。企業の公式サイトなどからは、応募先企業のビジョンや社風、どんな人材を求めているかがつかめるはずです。その上で、応募先企業が求める人物像とこれまでにリストアップしたアピールポイントに共通する点がどこにあるか、すり合わせを行ってください。

例えばベンチャー気質が強い企業で、枠にとらわれない活躍を期待されるようなポジションであれば、自分の役割を超えた挑戦や意欲が好まれる傾向にあります。逆に会社規模が大きく、細かく分業されているようなポジションであれば、より堅実な姿勢が評価されたりします。

面接では、企業のニーズを考慮した自己PRをすることで、選考を有利に進めていくことができるでしょう。

採用側の気持ちをくみ取ることが大切

採用選考では、応募者の転職理由や過去の実績だけでなく、性格や人間性もチェックされています。なぜなら企業側としても、自社の風土に合った人材や、仲間としていっしょに働きたいと思う人を求めているからです。

面接では自己アピールだけに注力するのではなく、採用側の気持ちを考えて、ふさわしい受け答えをすることが大切です。どのような人材を求めているか、人材募集をしている背景までも考慮して発言できるとよいでしょう。

また、自分が採用担当者になったつもりで質問を予想して、回答を準備する対策も効果的です。「採用担当者が知りたいことは何か?」「どういった回答をすれば採用したいと思うか?」という観点で、志望動機や転職理由を考えてみましょう。

応募書類に書く自己PRについても、同じく企業研究を念入りに行ってから作成しましょう。応募書類や面接準備のコツをまとめた以下の記事を参考にしてみてください。

受かる自己PRの例文と書き方~履歴書・職務経歴書・面接で使える作成のコツ~

もし一人で考えるのが難しいと感じたら、dodaキャリアアドバイザーの活用をおすすめします。求人情報やWebサイトでは分からない企業の募集背景や採用担当者の情報などもお伝えすることができますし、企業に合った面接でのアピール方法もアドバイスできますので、お気軽にご相談ください。

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