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更新日:2022年4月11日

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仕事・キャリアの悩み結婚・出産

子育てしながら働き続けることに漠然とした不安があります

まだ結婚の予定も出産の予定もありませんが、子育てしながら働くことに漠然とした不安があります。私の会社にはワーキングマザーが少なく、育児に関して周りの理解を得ながら働くのに苦労しているように感じます。

(27歳/IT・営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

高島佐代子
国家資格 キャリアコンサルタント

前職ではウェディングプランナーを経験。より個人に深く関わり、人生の大きな意思決定のサポートをしたいという思いでdodaキャリアアドバイザーに。
おもに営業職、事務職、販売サービス職を担当。女性のキャリア支援実績も多数。

子育てしながらでも働けるよう、国や企業も女性活用を後押し

子育てしながら働く

キャリアカウンセリングを利用する女性の中にも、育児と仕事の両立に不安を感じている方はたいへん多くいらっしゃいます。最近は女性活躍推進が進み、出産後も仕事に復帰する女性が増えてきましたが、育児をしながら長く働き続けている先輩ワーキングマザーは企業によってはまだまだ少ないのが実態です。

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徐々に育児支援制度も拡充

近年は産休や育休も一般的になりつつあるほか、2019年からは「幼児教育・保育の無償化」がスタート。幼稚園や認可保育所などで3~5歳児クラスの無償化が実施されるなど、金銭的な支援も開始されています。

さらに、2021年の「育児・介護休業法」の改正で、男性の育児休業取得促進のための枠組みが新たに追加されるなど、時代は大きく変化しています。

これら以外にも、産前・産後に使えるさまざまな制度が整っています。詳しくは「妊娠・出産・育児の制度」をチェックしてみてください。国としても、女性が働き続けるための環境整備に力を入れているのですから、働きながら子育てをすることに対して必要以上に不安になる必要はありません。

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自分で「働きやすい環境」を作る

育児・介護休業法が改正されるなど働き方改革がさらに進み、女性が働きやすい環境になりつつあることは間違いありません。一方で、質問者のように身近にロールモデルがいないと不安になる気持ちも分かります。ロールモデルが見つからないときは、「自分なりの両立スタイル」から今後の仕事を考えてみるのもよいかもしれません。

両立スタイルを考える中で、育児支援制度の整っている会社に条件面だけで転職を考えることもあるでしょう。しかし、今は社会全体として女性が働きやすい環境を整えているまっただ中です。現時点では職場の理解が得られにくい環境でも、近い未来に状況が変わるかもしれません。

しかし、もちろん受け身でいても、自分が働きやすい環境を作ることはできないでしょう。熱意を持って仕事を続けていれば、「この人なら大丈夫」という信頼を得られ、育児と仕事の両立に関して意見を出せる機会も増えるのではないかと思います。女性が働きやすい環境をみずから作り出していく気持ちも大切です。

子育てしながらでも働きやすい職場への転職も一つの手段です

女性活躍推進の動きが広がる中で女性の採用に意欲的な企業も増え、子育て中の女性を歓迎する求人も多く見かけるようになってきました。今の職場でキャリアを積み上げる自分の姿や、働きやすい環境の実現がどうしてもイメージできないのであれば、子育てと両立させやすい職場への転職も考えてみてください。

子育て中に転職する際のポイント

数ある求人の中から自身に適した条件を見極めて、子育てしながらでも働きやすい職場への転職を成功させるために、気をつけたいポイントが3つあります。

1つ目は、「働き方に関して、これだけは譲れないというポイントを明確にする」ことです。いざ転職活動を始めると、「女性が多く管理職になっている職場で働きたい」「女性が多い職場がいい」「転勤はしたくない」「家庭の都合上、残業はあまりしたくない」など、働き続けるうえでかなえたいポイントがたくさん出てくるでしょう。

しかし、希望が多いほど転職先探しは難しくなってしまいます。そのため、転職条件に優先順位をつけ、これだけは譲れないという点と妥協してもよいと思う点をしっかりと見極めてから転職先を探すことが大切になります。

2つ目は、「女性の転職に寄り添う転職サービスを利用する」ことです。転職サービスを利用すると、その道のプロであるキャリアアドバイザーが、キャリアプランの作成や履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイス、企業との労働条件の交渉など転職活動全般をサポートします。これらはすべて無料で行っていますので、ぜひご相談ください。

オンラインでキャリアアドバイザーに相談!女性の転職ならdodaエージェントサービス

3つ目は、「面接で多く尋ねられる、子育てに関する質問への対策をする」ことです。子育てしながらでも働ける職場への転職となると、面接でも子どものことについて質問されることがよくあります。

例えば、「子どもが急に発熱してしまった場合にどうするか」という質問では、予測可能なシチュエーションに対してどのように準備しているかを暗に尋ねられています。そのため、単に「問題ありません」や「休みます」と答えるのではなく、「祖父母や夫に任せられます。

ただ、どうしても都合がつかない場合に備えて、担当する業務内容は引き継ぎしやすいようにマニュアルや日報を作成しようと思っています」など、アクシデントが起こった際の具体的な対策を練っておき、答えられるようにしておくことが大切です。

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子育てと両立させやすい働き方

子育てしながらでも働きやすい環境を実現させるため、さまざまな働き方を認めている会社が増えています。例えば、フレックス勤務は出社・退社の時刻を自分で決められる制度で、これによって仕事の時間帯を柔軟に調整できるようになります。子どもの送り迎えに合わせてスケジュールを組むことで、子育てと両立して働きやすくなるでしょう。

リモートワークも同様です。会社に出勤する必要がなく、場所の制限がなく働けることから、家事や育児と両立しながら柔軟に働くことができるでしょう。子連れ出勤を制度として取り入れている企業もありますので、希望がある方は調べてみるのもよいでしょう。

子育てしながら働き続けるために、心に余裕を持たせましょう

育児と仕事の両立で悩みすぎないためには、自分の心をうまくコントロールすることが重要です。その際は、初めての育児と仕事の両立に、必要以上に不安がらないで取り組むことがポイントになります。社会も会社も、女性が長く働くことを応援してくれる時代になっていますので、あまり心配しすぎないでトライしてみてください。

悩みを共有できる仲間を見つける

子育てが始まって自分が当事者になったとき、思うようにいかず苦しい思いをすることがあるでしょう。そこで、「何で自分だけがこんなにつらいの?」と思い詰めてしまうかもしれません。

子育てしながら働き続けるといっても、環境や状況は人それぞれ。でも、自分がつらいときにはそのことが見えなくなりがちです。頑張っている自分を肯定できなくなることもあるでしょう。

こういったときこそ、自分に寄り添ってくれる友人、同じ経験をしてきた会社の先輩などと話す時間を積極的に取ってみましょう。話を聞いてもらい受けとめてもらえるだけでも気分はかなり変わると思います。

完璧を目指さない

働きながらの子育てはもちろん簡単ではありません。子どもの急な発熱など予定外の対応が入り、思ったように仕事がはかどらないこともあるでしょう。常に完璧を目指していると、思いどおりにならなかった場合に大きなストレスを感じてしまいます。ですから、ときには「予定どおりにいかなかったけれど、まぁいいや」と割り切って考えることも大切です。

その際のポイントは、適度な息抜き。すきま時間にお気に入りのスイーツを買う、子どもが寝たあとに少しでもよいので趣味の時間を組み込む、パートナーに子どもの面倒を見てもらって一人の時間を作るなど、リフレッシュの時間を意識的に作るようにしましょう。

最初は気持ちの切り替えが難しいと感じるかもしれませんが、実践しているうちに、うまく息抜きできるようになると思います。

長い目でキャリアを考えてみる

子どもが小さいうちは、突発的な病気や保育園のお迎えなどに手がかかり、仕事よりも育児が中心の生活になる可能性が高くなるため、キャリアの中断で不安になることもあるかもしれません。

しかし、将来を長い目で見たとき、育児にかかりきりになるのはほんの数年です。子どもができるまでの期間と子育てがひと区切りした後は仕事に打ち込む時期、子どもが小さいうちは育児を中心にして無理なく働く時期といったように、状況に合わせて働き方を変えていくのもよいと思います。

子育てと仕事のバランスをうまく保ちながら、その時々で自分の理想の形を実現できるように、変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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