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更新日:2020年9月18日

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仕事・キャリアの悩みキャリアアップ強み・自己PR

職場での立場が「何でも屋」に近く、キャリアの方向性が見えない

キャリアアップを目指して現在の会社に転職しました。ところが今では自分の職種が何なのかをひと言では表せないほど「何でも屋」に近い状態で、キャリアの方向性を見失っています。これまで自分の仕事の範囲をあまり限定せず、何でも積極的に受け止めて取り組んできましたが、そろそろ何か一つの専門性を高めなければならない年齢なのに…と焦りを感じています。転職も検討すべきでしょうか?

(34歳/メーカー・事務/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

幅広い経験を活かしたキャリア形成も可能です

「何でも屋」という言葉を質問者自身はネガティブに捉えていますが、必ずしもそうとは限りません。現状を客観的に捉えてみると、何事にも積極的に取り組む人、頼れる人として期待され、会社の中に自分の居場所をきちんと作れているのではないでしょうか。もちろん、特定の分野の深い知識やスキルを持つスペシャリストは重宝されますが、同様に、分野を限定しない幅広い経験が豊富なジェネラリストも会社の成長になくてはならない存在です。

幅広い業務をこなせるジェネラリストとして自分の存在価値を高める

ジェネラリストは、その会社の中でのさまざまな分野の知見があったり経験を積んでいたりするため、長期的なキャリア形成を見込まれ、管理職候補としても期待されることが多いです。「何でも屋」という言葉でネガティブに捉えるのではなく、「万能家」として自信を持ってください。

また、ジェネラリストとしての価値をさらに高めるためには、今後も幅広い業務をこなしつつ、今の業務に関連がある部署への異動や、ほかの社員のマネジメント業務などの経験を積むことをおすすめします。さまざまな経験を通じて、キャリアの選択肢がさらに広がるはずです。

どんな仕事もキャリアアップのチャンスと捉える

特定の専門性だけにこだわって突き詰めようとするのではなく、会社から与えられた仕事は、どんな内容でもキャリアアップのチャンスだと思って前向きに取り組んでみてください。

普段と異なる分野の経験は、これまでと違った視点で仕事をしていく力にもなります。さらに、配属された部署や仕事内容から自身の新たな専門分野を見いだすくらいの気持ちを持てば、キャリアの可能性が広がるはずです。

専門性を身につけたい場合は、キャリアの方向性を定めたうえで転職を

現在の職場では自分の役割に価値を見いだせず、特定のスキルや経験を磨いて専門性を身につけたいのであれば、転職も一つの選択肢です。その際には、やみくもに専門性を求めるのではなく、具体的にどんなスキルを身につけたいのかを明確にすることが大切です。

スペシャリストとして活躍するために必要なスキル

漠然とした不安や焦りから「とにかく専門性を」というだけでは、転職を成功させることは難しいかもしれません。会社は個人の希望だけで配属を決定するのではなく、そのときどきの状況を踏まえながら人材を配置することで組織全体の利益を高めます。

スペシャリストとして活躍するには、「専門領域への深い知識・理解」が必要なのはもちろんですが、知識を持っているだけでは意味がありません。知識を前提とした「ビジネス現場での実践経験」や、新たな技術や事例を「主体的に学び続ける姿勢」も兼ねそろえることが大切です。

また、前提として、今まで培ってきた経験をもとに、何を自分の強みとするか、スペシャリストとしての方向性を定めることも必要です。さらに、これまでのジェネラリストとしての経験を活かしたマネジメントができるようになると、市場価値がさらに高まり、活躍のフィールドが広がるでしょう。

転職を通してかなえたい「自分のありたい姿」を明確にする

スペシャリストを目指して転職をする場合、具体的にどのような専門性を身につけたいのか、さらに、専門性を身につけたうえで将来どのような自分になりたいのかを想定しておくことが大切です。

「ありたい姿」の実現のために必ずしも専門性を一つに狭めてしまう必要はありません。複数の専門性を掛け合わせることでより高い効果を発揮できるでしょうし、ジェネラリストとして幅広い経験を積んでいたことが活かされるはずです。

キャリアを定める際の3つのステップ

キャリアの方向性

ジェネラリストも、スペシャリストも、組織を構成するためにはなくてはならない人材です。自分の適性や希望、環境を踏まえて、どちらのキャリアを目指すのか検討しましょう。キャリアの方向性を定める際には、自身の得意分野を見つけて、強みを理解したうえで今後のキャリアプランを考え、実際にキャリアアップに着手する、という3つのステップで進めるとよいでしょう。

これまでの業務を振り返って得意分野を見定める

まずは、これまで携わってきたさまざまな業務を細かく振り返り、自分が得意だと感じたことや、周りからの評価が高かったことを整理してみましょう。この作業によって、目指すべきキャリアの方向性や自身のアピールポイントが見えてくるはずです。とくに、周囲の人にとっては難しかった業務でも、自分には簡単だったり得意に感じたりしたものは、大きな強みになる可能性がありますから、できるだけ漏れなくリストアップします。

自分の強みが分からないのでアピールしにくい

キャリアプランを考える

得意分野や強みの把握ができたら、この先どういった働き方・生き方がしたいか、将来の理想像を考えてキャリアプランを組み立てていきます。また、今後のライフプランを考えて、仕事とどう向き合っていきたいか、自分の性格的にどういう働き方があっているかを考えることも重要です。

まずは、今ある強みを活かすことを考えながら、伸ばしていきたいスキルや就きたい職種などを洗い出します。さらに、どういった環境であれば求めるキャリアを実現できるのか、それをいつまでに実現したいのか、細かい希望条件も含めて具体的に書き出していきましょう。これらの作業を通してキャリアプランが確立されていきます。

今の環境でできるキャリアアップに着手する

キャリアプランがある程度固まったら、今とるべき行動が見えてくるはずです。具体的には、将来の理想の姿と現在の状況とのギャップを計画的に埋めていく形になります。

質問者は、これまで仕事の範囲をあまり限定せず、何でも積極的に受け止めて取り組んでこられたということですので、さまざまな経験ができる職場環境にいるのだと推測します。今後は、さまざまな業務の中でも自身が求めるキャリアに活かせるものに注力して取り組めば、さらなるスキルアップにもつながりますし、会社内での自身の役割にこれまで以上の価値を見いだせるのではないでしょうか。

それでも現在の職場で自身が目指すキャリアプランを実現できず、成長できないと感じたら、転職活動に踏み出してみてはいかがでしょうか。何か迷っていることがあれば、キャリアアドバイザーにキャリアの方向性も含めて相談してみてください。

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