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更新日:2023年8月10日

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書類・面接のポイント時短勤務

ワーママの転職、時短勤務でキャリアアップは難しい?

3歳と6歳の子どもを育てるワーキングマザーです。現在の職場では完全な「マミートラック※」で、今後のキャリアアップが想像できません。下の子が3歳になり、そろそろ仕事にも力を入れていきたいと思っていますが、2人の子どもを育てている身なので、できれば時短制度を利用して働きたいと思っています。転職は難しいでしょうか?

(31歳/サービス・営業事務/既婚・子どもあり)

※マミートラックとは、仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのこと。

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

高島佐代子
国家資格 キャリアコンサルタント

前職ではウェディングプランナーを経験。より個人に深く関わり、人生の大きな意思決定のサポートをしたいという思いでdodaキャリアアドバイザーに。
おもに営業職、事務職、販売サービス職を担当。女性のキャリア支援実績も多数。

お子さんが成長して病欠などで休むことが減ってくると、責任のある仕事に挑戦したくなりますよね。自身のキャリアアップを前向きに考える姿勢はとても素晴らしいと思います。質問者さんのように、子どもが3歳になって育児の段階が変わったことをきっかけに転職を考える女性は多くいます。しかし同時に、マミートラックでキャリアをあきらめることに悩んでしまう人もこれまで多く見てきました。

マミートラックとは、出産・育児休業後に復職した女性が、単調な仕事しか任せてもらえず、その状態から抜け出せないことで、スキルを積んで昇進や昇格などのキャリアアップが望めない状態に陥ってしまうことを指します。

もともとは「仕事と子育ての両立を目指す女性に配慮したキャリアコース」として生まれた考え方でしたが、現在では、出世コースから外れてやりがいが感じられる仕事を任せてもらえない、といったマイナスの意味合いが強くなっています。とはいえ、その状況を改善する手立てがないとは限りません。

産休明けはマミートラックに気をつけて!

メリットの多い、社内キャリアアップの道もあきらめないで

現在はマミートラック状態ということですが、社内でのキャリアアップは、これまでの経験や成果をもとに評価してもらえること、長年築いてきた信頼関係があり周囲のサポートを得やすいことなど、良い点もたくさんあります。
まずは仕事への意欲を現在の職場で積極的に発信して、キャリアアップの道を再度探ってみてはいかがでしょうか。

ワーママならではのスキルをアピールして

質問者さんはこれまで、時短勤務をすることによって結果的に仕事を効率よく進められた経験はありませんか? また、育児経験から学んだ新しい価値観や能力を、何か仕事に活かせたことはないでしょうか? このようなワーママならではのスキルを、うまく会社にアピールしてみるとよいでしょう。案外、会社側がワーキングマザーに配慮しすぎているだけということも多く、「やる気があるなら」と環境が改善されるケースは珍しくありません。

さらに時間的に余裕のあるときは、率先して通常業務外の仕事を引き受けてみるのもおすすめです。仕事への意欲が周囲に伝われば、キャリアアップのチャンスがさらに増えることでしょう。

ワーママの転職先選びは難しい…。条件を広げて探しましょう

ワーママ 時短

それでも、状況の改善が見込めないということであれば、転職してキャリアアップを目指すことになるでしょう。女性が活躍しやすい社会を実現するために2015年に成立した「女性活躍推進法」は以後数回の法改正が行われており、女性人材の採用に積極的な企業は徐々に増えてきました。時短という働き方でも、転職の可能性はだんだんと広がってきているといえるでしょう。

ただし、労使協定によって入社1年未満の場合は時短勤務の対象から外れることもあるため、いざ転職してから後悔しないよう、面接時に確認しておきましょう。

あなたは大丈夫?育児休暇や時短勤務が適用されないケースに要注意

ここからは、ワーママが転職を成功させるポイントを見ていきたいと思います。

時短だけでなく、育児と両立可能な条件も視野に入れて

ワーママが時短を希望して転職先を見つける場合、まずは、入社時から時短勤務で受け入れてくれる企業を優先的に探すことになるでしょう。

しかし、先述のとおり労使協定で対象外となるケースが多いので、数は少ないのが現実です。時短勤務を必須条件にしてしまうと、転職先の選択肢がグンと狭まります。

そんなときは、少し視野を広げて、フルタイム勤務と育児の両立が可能な条件の職場も探してみましょう。時短勤務ではなくても、家や保育園から近い、定時が早く勤務時間が短い、残業がなく終業時間が見えやすいなど、子育ての時間を確保できる条件がそろっていると、両立できる可能性も高まります。

キャリアが活かせて即戦力になれる会社を選ぶ

家庭と仕事を両立させるために時短勤務や残業なしの職場を希望するとなれば、一般的なフルタイム勤務の応募者と比べて短い時間で成果を出すことが求められるため、スキルや経験に関するハードルは高くなります。

そのため、時短希望の転職活動で採用率を高めるためには、採用担当者に「フルタイムの応募者を採用するよりも成果を出してくれそうだ」と思ってもらう必要があります。つまり、これまでのキャリアが活かせ、フルタイムの求職者以上に即戦力として評価される仕事を見つけることがポイントになります。

転職エージェントを活用する

ロールモデルのいる会社であれば、時短社員の受け入れ体制が比較的整っていると考えてよいでしょう。しかし、ワーママがほとんどいない職場に転職する場合は、周囲の理解を得るために多少苦労するかもしれません。

職場環境が求人情報から読み取れないときは、面接の場で前向きに働く姿勢をアピールしたうえで、ワーママの割合や職場の雰囲気に関する質問をしてみましょう。転職エージェントに「ワーママが活躍している」企業がないか相談してみるのもおすすめです。女性人材の採用に力を入れている企業や、ワーママ採用の実績がある企業を紹介してくれることがあります。

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女性活躍の関連指標も参考に

一般的に、「大企業ほどワーママのための制度がしっかりしていて、時短勤務も理解されやすい」というイメージがあるかもしれません。しかし、スタートアップ企業でも一律のルールに縛られず、柔軟に制度を運用しているケースは多く見られます。会社の規模や創業年数にとらわれて選択肢を狭めてしまわないように注意しましょう。

子育て支援に取り組む企業を探すヒントとして、厚生労働大臣が子育てサポート企業を認定する「くるみん制度」や、経済産業省が女性活躍推進に優れた上場企業を選定する「なでしこ銘柄」などの指標があります。転職先を探す際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

⼥性が活躍できる企業 ⼦育て⽀援企業の見つけ方・選び方

厚生労働省「女性の活躍促進企業データベース」

転職面接では仕事への意欲を伝えることが大切です

条件に合う企業を見つけたら、次のステップは書類選考と面接です。採用担当者に好印象を与えつつ、こちらの希望も妥協せずに伝えるコツを解説します。

時短希望の上手な伝え方

履歴書などに「時短勤務希望」とだけストレートに記載すると、ほかの応募者と比較した際に書類選考で落とされてしまう可能性があります。ですから、面接で直接話をする中で「できれば、働き方は…」と伝えるのがよいでしょう。

その際、「〇時以降は絶対に働けません」と言い切るのではなく、家族の協力や自治体が実施するファミリーサポートなどの活用を検討していることも伝えるようにしましょう。「〇時に会社を出れば問題ない」「〇曜日と〇曜日は両親に子どもを預けることができるため、残業可能」などと具体的なバックアップ内容を企業に伝えられると、さらに安心感を持ってもらえるでしょう。

地域で子育てを支援するファミリーサポートセンター事業とは

中途採用において、企業側は「自社に対して貢献できる人材か」「ビジョンの達成のため一緒に仕事をしたいと思える人材か」といった点を重要視します。ですから、面接では「時短勤務でも企業にメリットをもたらせる」という根拠を、相手にうまく伝えられるように意識してみてください。

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