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更新日:2024年2月8日

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企業・職種の選び方結婚・出産

営業職で子持ちの女性が長く働き続けるのは難しい?

営業にやりがいを感じていて、できれば結婚後も仕事を続けたいと思っています。しかし、毎月の売り上げ目標を達成するために遅くまで残業することも頻繁にあり、これから仕事と家庭を両立できるか不安です。営業職は、子持ちの女性がワーク・ライフ・バランスを保ちながら長く働き続けることは難しいのでしょうか。

(34歳/広告・営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

子どもを持つ女性が営業職として活躍することは可能です

女性 営業職

結婚後も営業職を続けている女性は多くいますが、出産、育休を経てからも同じ環境で活躍し続けるのは簡単なことではありません。上司や同僚の理解や、家族のサポートが必要なことはもちろん、会社の支援体制が充実していることが欠かせないからです。

しかし、今は多くの企業が女性活躍推進に力を入れており、仕事と育児を両立させやすい環境が整ってきています。子どもを持つ女性が営業職として活躍できる場所は着々と増えているといえるでしょう。

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女性が営業職として働くメリット

営業職の仕事内容には、目標数値のプレッシャー以外にも社外の人との関わりなど、ほかの職種にはあまり見られない特有の苦労があるかもしれません。

しかし、営業の手法も時代に合わせて変化しており、「営業職には体力が必要」というイメージも変わってきています。ここで、女性が営業職に就くメリットをいくつか挙げてみましょう。

実績が評価されやすい

営業職は数値目標の達成が実績につながるため、評価方法が明確です。

会社によっては目標達成でインセンティブが支給される場合もあるので、「個人の努力を公正に評価してほしい」と望む女性には大きなメリットです。

スケジュールの自由度が高い

営業職では、タスク達成により定時前退社が可能なケースが多く、さらに直行直帰やテレワークを活用すればプライベートの時間も確保しやすくなります。

家庭と仕事を両立している女性にとっては、比較的自由にスケジュールを管理できる営業職は、ワーク・ライフ・バランスが実現しやすい職種だといえるでしょう。

転職市場での需要の高さ

営業職での経験は、論理的思考、問題解決、交渉、コミュニケーションなどのスキルを磨くことができ、これらは他職種へのキャリアチェンジにも役立ちます。

今後AIの進化による仕事の自動化が進んでも、営業職は人間の意思決定が求められる職種であるため、これからも重要な職種であり続けると考えられます。

この先、結婚や出産、育児などのライフステージの変化を経ても、営業職としてワーク・ライフ・バランスを保ちながら働き続けることは決して不可能ではありません。今の仕事にやりがいを感じているなら、引き続き営業職として活躍できる道を模索してみてはいかがでしょう。

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女性ならではの観点や性質が活かせることも

社会全体の働き方の変化に伴い、最近は仕事において女性だからこそより活躍できる場合もあるとされています。

例えば、女性は一般的に協調性が高く、共感する力に長けているといわれています。これは営業で顧客のニーズを深く理解し、信頼関係を築くことに役立ちます。

また、女性ならではの気配りや柔らかな対応は、顧客に安心感を与え、結果として高い成約率やリピート率につながることも。

そして化粧品やエステなどのように、女性をメインターゲットとする分野においては、ユーザーとしての視点も含めた女性独特の観点が営業の場面で大きな強みとなるでしょう。

ライフステージに合わせて、働き方の見直しや転職を考えてみましょう

女性が営業職を続けていくことは可能ですが、業種によっては時期によって繁閑の差が大きくなる場合もあり、質問者さんのように残業が多く発生してしまうこともあります。また、スケジュールをコントロールしやすい面はあるものの、顧客の都合に左右されることがあるなど、急な対応が要求される場面もあるでしょう。

結婚後も営業職を続けたいという気持ちがあるならば、まずは理想の働き方やライフスタイルがどんなものか、自分で思い描いてみましょう。どうしたら仕事も家庭も充実させられるかを考えてタイムスケジュールを組んでみることで、ワーク・ライフ・バランスが保ちやすくなります。

働き方の見直しを行う

ワーク・ライフ・バランスを保つために、まずは残業が多い今の状況を改善できないか、上司に相談してみてください。「ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方が生産性を高め、モチベーションの維持につながる」という考え方も広がっていますから、フレックス勤務などの柔軟な働き方ができないか相談してみるのもよいでしょう。

ほかにも、「会社や取引先とのオンラインミーティング」や「直行直帰ルールの柔軟化」などができれば、自分のペースで仕事がしやすくなるだけでなく、時間短縮による仕事の効率化も期待できるでしょう。

子育てと両立しながら営業職を続けて成果を出すための要望であることが伝われば、前向きに検討してもらえる可能性が高まります。その際には、自身の仕事内容を振り返り、無駄な作業はないか、優先すべき仕事は何かなどを整理しておくことで、さらに説得力を持たせられるでしょう。

スキルや経験を活かせる転職先を探す

残業時間の短縮や柔軟な働き方の相談をしてみても会社の理解を得られない場合や、人員不足などの理由で改善が見込めない場合は、転職も選択肢に入ります。

営業職とひと口に言っても、企業によって残業の有無、職場環境や支援体制、目標達成へのプレッシャーなどは異なります。今の仕事と同じようにやりがいがあり、残業が少なく、ワーク・ライフ・バランスの取れた職場が見つかる可能性は大いにありますので、営業の仕事を選択肢から外す必要はありません。

ワーク・ライフ・バランスを重視するあまり、負荷の少ない職種への転換を希望される方もいらっしゃいますが、未経験分野に転職することで給与が下がったり、やりがいが感じられなくなったりと、また別の問題が出てくることもあります。

まずは、営業職も含めて世の中にどんな仕事があるのか、同じ営業職でも企業によってどんな違いがあるのかを知るためにも、dodaのキャリアアドバイザーに相談してみてください。

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「職場の信頼構築」と「子育てサポート体制の整備」が両立の秘訣です

子どもが生まれると時間的な制限が格段に増え、子どもを中心にしたライフスタイルへと変化せざるを得ませんから、これまでとまったく同じ働き方で営業職を続けるのは難しくなるでしょう。そこで、社内外の関係者や家族とのコミュニケーションや事前準備が大切になります。

職場での「報・連・相」を綿密に行う

仕事と子育てを両立させるためには、職場の協力を得ることが不可欠です。顧客先や社内とのやりとりが多い営業職では、報告・連絡・相談が特に重要になります。

子どもの病気の際など、急に職場を離れなければならない場合に備えて、大切なアポイントの日程を共有しておくことや、顧客へのメールのCCに上司や同僚を入れておくのはもちろん、提案書などの各種資料は共有のフォルダやサーバに格納し、不測の事態が起こっても自分以外の人がそれらにアクセスできるようにしておきましょう。

さらに、日ごろから周囲とのコミュニケーションを積極的に図り、常に最新の状況を共有しておきましょう。周囲との信頼関係は、職場にいないときの出来事へのキャッチアップの際にも心強いでしょう。もちろん、フォローしてくれる同僚への感謝の気持ちを忘れず、できる限り言葉にして伝えることを心がけてください。

また、顧客に対しては、事情を伝えた上でスケジュールを早めに共有することで、スムーズに調整が進むでしょう。

急なトラブルに備えたサポート体制を整える

子育てが始まると、子どもの急な発熱や病気で保育所から呼び出しがかかり、仕事を中断しなければならなくなることもあります。

そのため、「1日は休めなくても、半日なら調整できる」など、緊急時の対応についてパートナーとスケジュールを日々共有しておき、協力して乗り切る方法を考えておくことが大切です。また、パートナー以外にも両親や友人にあらかじめ相談しておく、あるいは、ファミリーサポートセンターや病児保育なども事前に調べて手続きを済ませておけば、いざというときに慌てず対処できます。

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共働きで子どもが病気にかかった場合は「病児保育」を活用しよう

自分らしいキャリアを見つけましょう

毎日忙しいワーキングマザーが、数字に追われる営業職の仕事と家庭とを両立させるのは、決して簡単なことではないでしょう。しかし営業職ならではの勤務・評価スタイルをうまく活用し、自分にとって働きやすい環境を整え、ワーク・ライフ・バランスを取りながら仕事を続けることは十分可能です。

思うような働き方ができず悩んでいる方がいたら、ぜひdodaのキャリアカウンセラーに相談してみてください。仕事や人生に関する不安・悩みを話すことで自分自身や仕事に対する理解が深まり、キャリアビジョンが明確になって新しい選択肢を見つけることができるかもしれません。

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