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更新日:2020年8月7日

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書類・面接のポイント結婚・出産

出産後の転職活動は難しい? これまでのキャリアは手放すべき?

結婚を機に昨年、新卒以来10年勤めた会社を退職しました。全国転勤を伴う総合職で、一般職への転換制度もなく、勤務継続は難しいと判断したためです。現在妊娠中で、出産の翌年に転職したいと思い、情報収集をしています。しかし、子どもを持つ女性の転職市場は相当厳しく、書類選考すら通る確率がかなり低いという話も聞きます。退職前は総合職として男性と同じようにキャリアを積んできましたが、子どもができればそれも手放さなければならないのでしょうか。

(34歳/サービス業・総合職/既婚・妊娠中)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

子育て中の女性の転職は前向きな姿勢が大切

出産後 転職

子育て中は働き方が制限される可能性があることから、採用する企業側は「会社を休みがちになるのでは?」「途中で続かずに辞めてしまうのでは?」といった状況を想定し、採用を控えるなど不利な点はあるでしょう。

しかし、ここ数年で社会の理解度が大きく上がってきているのも事実です。実際、お子さんがいる女性の転職をサポートする機会もありますし、選考も「子どもがいる・いない」ということより、本人のスキルや経験、仕事への姿勢が重要視される傾向にあります。

ですから、最初からキャリアを手放す・手放さないと判断するのではなく、まずは現状を受け入れたうえで、希望するキャリアにできるだけ近づけるよう、出産後の転職におけるポイントを見ていきましょう。

出産後の転職を成功させるポイント

子育て中の女性が転職を成功させるには、前向きな気持ちで仕事に取り組む姿勢を伝えることが重要です。書類選考や面接では、「何時から何時まで働ける」などの最大範囲や残業の可否、周囲の協力体制を明確に提示するとともに、「この先、どうキャリアを積んでいきたいのか」というビジョンも含めて自分の意思を伝え、企業側の理解を得ることが大切です。

子育てをしているからこそ、仕事の効率化やパフォーマンスの向上に高い意識を持って臨めることもアピールできるはずです。実際に、時間の制限がある中でどのように工夫していくつもりなのか、効率的に仕事ができそうか、エピソードがあればぜひ伝えましょう。面接対策だけでなく応募書類の作成についても、私たちキャリアアドバイザーに相談していただければ、具体的なアドバイスを差し上げます。

また、転職活動と並行して保育所探しを進めておくのも忘れずに。入所時期を4月に限定している保育所も多いので、転職活動を始めるタイミングもそこから逆算して調整する必要があるかもしれません。

ほかにも、パートナーとの育児・家事の分担や、双方の両親から得られるサポートの範囲、利用できる公的・民間の支援サービスなどをしっかりと確認して、あらかじめ態勢を万全に整えておきましょう。

転職で求める優先順位を考える

理想の働き方ができる職場を探すために、まずは転職で求める優先順位を考えてみましょう。働き方はさまざまですが、大きくは以下の2つのタイプに分けられます。

一つは、キャリアアップをあきらめずに働きたいタイプです。これまでと同様に仕事内容やキャリアを重視し、収入も以前の水準を維持したいのであれば、フルタイム勤務や残業も含めた働き方を軸に考えていく必要があるでしょう。

この場合は、パートナーだけでなくベビーシッターや両親にもサポートしてもらうための準備や、子どもと過ごせる時間が限られてしまうことへの覚悟も必要です。体力的・精神的な負担もかかりますから、長く働き続けるためにも自分にとってやりがいのある仕事を選ぶことも大切です。今回の質問者はこちらを希望されていると思われます。

もう一つは、家庭を最優先としつつも、できる範囲で働きたいタイプです。家事や育児に影響が出ない範囲で仕事を続けたいのであれば、時短勤務などの制度が充実していることや、働く場所が自宅から近いなど、育児サポートをはじめとした勤務条件を最優先に考えるとよいでしょう。もちろんこの場合にも、やりがいを感じられる仕事かどうかは重要です。

子育ての経験から得られるスキル

子育てをしながら働くなかで歯がゆい気持ちになったこともあるかもしれませんが、子どもがいるからこそ身につけられたポータブルスキルは、転職活動におけるアピールポイントになる可能性があります。

子どもができたことで出産前とは働き方が変わり、「仕事中にいかに効率を上げるかを意識して働くようになった」という人も多いでしょう。仕事に優先順位を付けてムダを省いて試行錯誤することで、業務の精度が上がるだけでなく、さらなるスキルアップにつながる可能性も高まります。

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子育てとの両立に理解のある企業を選ぶ

出産して子育てが始まると、出産前には思ってもいなかった事態が次々と起こります。そのため、これまでと同じ方法ではなく、新しい視点での職場選びが必要となるでしょう。

最も大切なことは、子育てとの両立に理解がある企業を選ぶことです。育児に理解があるかは時短勤務やフレックスタイム制度が充実していることなどがチェックポイントです。子どもの急な病気の際に有休を受け入れてくれるのか、振替勤務や在宅勤務が可能なのか入社する前に確認しておきましょう。

そして何よりも、子育て支援制度の利用実績があることが最大のポイントです。制度がいくら充実していたとしても、実際問題として過去に一度も利用したことのない女性がほとんどなのであれば、活用までのハードルが高い可能性があります。

経験のある職種を選ぶ

転職先には、自分のキャリアを活かせる職種や業種を選ぶことをおすすめします。経験や実績をアピールしやすく、即戦力となり得るため採用の可能性が高まります。もちろんこれまでとまったく違う環境を選ぶのも悪くありませんが、その場合には「やりたい」という意思だけでなく、企業が自分を採用することで得られるメリットを示せることが前提です。

また、妊娠中から出産後にかけて期間が空くため、事前準備としてこれまでの業務経験に関連するスキルを磨いておくことも大切です。資格の取得に向けた勉強や業界の情報収集もアピールできるでしょう。

出産後は自分のペースに適したキャリアプランを立てましょう

「キャリアプラン」とは、自分自身が将来、仕事を通してどうなりたいのか目標を設定し、それを達成するための計画を立てることを意味します。出産後は大きく環境が変わりますから、自分のペースに適したキャリアプランを立てましょう。

自分が思い描いている5年後や10年後の理想の姿を書き出してまとめることで、ライフイベントを多く控えた今後の家庭と仕事をどうやって両立させていくべきか、客観的な目線で捉えられるはずです。また、そこから逆算すると、今何が必要でどう動くべきなのかも明確になります。

今までと同じペースのキャリアにこだわらない

子どもが中心のライフスタイルは、想像しているよりも大変で思いどおりにいかないことがたくさん起こります。そのため、「出産後はできるだけ早く仕事に復帰して、出産前と同じようにバリバリ働いてキャリアを積みたい」 と最初からペースを上げるプランは、あまりおすすめできません。

出産後の転職は、新しい職場、慣れない育児と、大きな環境の変化が一度に訪れることになります。子どもが突発的な体調不調を起こすこともありますから、その中で、「今までと同じペースで働く自分」を思い描いていると、さまざまな無理が生じて余計なストレスを抱え込んでしまいます。

「元のペースに戻すかどうかは、1年後に判断する」といったように、自分に猶予期間を与えてあげてください。落ち着いてから改めてキャリアを考え直してみることで、ワーク・ライフ・バランスのとれた新しい働き方を手に入れられるかもしれません。

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