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更新日:2021年2月15日

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転職のタイミング結婚・出産よくある質問

ライフイベントと転職のタイミングで悩んでいます

もうすぐ結婚をする予定なのですが、これを機にキャリアも見直したいと考えています。近い将来には出産も考えていますが、ライフイベントで環境が変わる時期に転職をしても大丈夫なのでしょうか。

(30歳/IT・営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

転職のタイミングに正解はなく、ライフステージに合わせて変化していくもの

結婚や出産というライフイベントのタイミングでは、キャリアや生活を見直される方が多いですよね。前提として、転職のタイミングに正解はありません。キャリアに対する価値観は人それぞれですし、ライフステージに合わせて変化していってよいものだと思います。

質問者は近い将来に出産を考えているとのことですので、今回は転職をするのが出産前か後かによるメリットと留意点をお伝えします。出産前後2~3年間は転職活動に制約が生じる可能性がありますので、そのことを考慮して早めにキャリアプランを立てましょう。

出産前の転職のメリットと留意点

出産前 転職

まずは、出産前の転職のメリットと留意点について押さえていきましょう。転職の選択肢が広がる一方で、出産という大きなライフイベントと、キャリアアップを目指したいという2つの軸で迷う人が多いタイミングです。

選択肢は広がるが、育休には注意

出産前に転職する場合のメリットとしては、フルタイムかつ残業も可能という、就業時間に制約がない点で、志望先の選択肢が広がります。ただ、転職後は新しい環境で仕事に慣れることが最優先になりますので、転職から1~2年は実績を積む期間があったほうが、育休後の復職時に安心なのではないでしょうか。

また、会社によっては労使協定で、入社1年未満の場合は育児休業取得の対象外となることもありますので、注意が必要です。転職後に出産を考えていたのに、育休が取得できずに退職せざるを得なくなるケースもありますので、出産まで時間的な余裕を持って転職活動することをおすすめします。

入社1年未満でも育休を取得できる会社を探す方法もありますが、該当する企業そのものが少なく、育休以外の条件で制約が出てしまう場合もありますので、その点は頭に入れておきましょう。

いずれにしても、これからの転職活動の期間も含めると、妊娠・出産が2~3年先になる可能性があるという点は心に留めておいたほうがよいかもしれません。

キャリアアップを優先してライフイベントが先延ばしになる場合も

転職先の新しい職場環境や仕事内容に慣れるためには時間がかかることに加え、キャリアアップに向けてこれまでよりも仕事に対する比重を高めることもあるでしょう。

そうなると、当初予定していた時期よりも出産のタイミングが遅れてしまい、さらにライフイベントが先延ばしになるケースもありますので、パートナーともよく話し合いましょう。

仕事に対する責任感や意欲を伝える

面接では、将来的に長く働きたいという意欲をアピールしましょう。採用担当者としては、長期的に会社の戦力となってくれる人材を求めています。そのため、一時的に職場を離れたとしても復職して長く働く意思があれば、不利にはなりません。

仕事に対して責任を持って全力で取り組める人材であることが伝われば、出産・育児が始まったときに時短勤務やリモートワークなどの相談にも乗ってもらえて、希望の働き方をかなえられる可能性も高まると思います。

出産後の転職のメリットと留意点

次は、出産後の転職のメリットと留意点について考えてみましょう。今の会社で仕事を続けながら出産することで得られるメリットは大きいものの、転職活動が進まないなどの懸念材料もあります。

今の会社で出産にともなう各種制度が利用できる

出産後に転職する場合のメリットとしては、これまでキャリアを積んできた会社で産休・育休の取得、復職ができるため、不安材料が少ないという点です。

転職のタイミングにかかわらず、産休や育休から復職した後は、仕事と育児、家事が同時にスタートするため、それぞれのペースがつかめず混乱しがちです。さらに、ブランクで思うように仕事が進められなかったり、保育園のお迎えなどで時間が限られる中、周囲の理解が得られず一人で悩みを抱え込んでしまったりすることもあるかもしれません。

しかし、これまできちんと仕事をこなしキャリアを積み、周囲と信頼関係を築いてきた今の会社であれば、急な事態になっても周囲からのフォローを受けやすくなります。親しい仲間がいる環境は、産休・育休明けの職場復帰において何より心強い味方となるでしょう。

出産後だからこそ期待されることも

女性の社会進出が進み、最近では結婚や出産を予定している女性の採用に積極的な企業も増えてきました。取り扱う商品やサービスによっては、子育て中の女性の視点を活かしたいと考える企業も多くあります。子育ての経験そのものを自分の強みとしてアピールできる可能性もあるでしょう。

転職活動がなかなか進まない可能性がある

出産後の転職のデメリットは、育児をしながらの転職活動が思いどおりに進まない可能性が高くなる点です。最初のうちは育児と仕事を両立させるだけで精いっぱいでしょうし、子どもが小さいうちはなかなか転職活動に割く時間を取れません。

また、今の会社でのキャリアが長くなれば、マネジメントなど責任者としてのポジションを任されることも増えて転職に踏み切りにくくなる場合もあるなど、意図せず転職を開始するタイミングを逃してしまうかもしれません。

一般的に年齢が上がれば上がるほど、未経験の職種や業界へのキャリアチェンジを目指す際のハードルが高くなることは覚えておきましょう。

さらに、仕事と育児を両立するための環境が整った転職先が見つからないことも。すべての希望がかなう仕事を探すのは現実的ではありませんから、自分に合った働き方を実現するために、優先順位をつけることが必要になるでしょう。

流れに身を任せてストレスをためないことも大切

結婚や出産といったライフイベントは、自分の意思だけで決められるものではなく、計画どおりに進まないこともあります。転職活動も同じく、社会情勢によってはうまくいかない場合もありますし、募集企業との相性や事業のフェーズに左右される面もあります。

そのため、思いどおりに進まないことによる過度なストレスを避けるためにも、まずは大まかな方向性を決めて、あとは「なるようになる」とおおらかに構えてみてはいかがでしょうか。

現職で働き方を変える選択肢も

転職するタイミングが出産前でも出産後でも、会社が変われば慣れない環境に対するストレスや一時的なキャリアダウンのリスクは発生します。その不安を回避するための選択肢として、今の会社に残ったままライフイベントに合わせて働き方を変える、という考えを取り入れるのも一つの方法です。

例えば、出産後に別部署への異動や時短勤務の希望を申し出てみるのもよいでしょう。転職で人間関係や業務の習得を初めからやり直すよりもリスクは大きく減らせますし、企業側としても新たに社員を採用して教育するよりもメリットは大きいはずです。

それでももし、今の会社で働き方を変える希望がかなわないことが明確になったら、転職を考えましょう。その際には、出産前・出産後のそれぞれのメリットやデメリットを考えた上で、転職時期を検討してください。

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