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更新日:2020年12月14日

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仕事・キャリアの悩み結婚・出産

いつかは結婚・出産をしたいけれど、長期でキャリアが築けるか不安

勤めている会社に産休・育休の制度はあるのですが、過去に取得した先輩の女性社員からは、周りの理解があまり得られず苦労したという話も聞きます。制度があっても、受け入れてくれる環境が整っていなければ、継続したキャリアを築くことは難しいのでしょうか。私自身は未婚ですが、この先結婚して出産するとなると、必然的に職を離れなければならない期間が出てくるため、長期的なキャリアを築きにくいのではと不安を感じてしまいます。

(26歳/メーカー・企画/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

今のうちにできるだけ多く実績を積むことが、長期的なキャリア形成につながる

長期 キャリア形成

「いつか出産するかもしれないけれど、会社に子育て支援の制度があまり整っていない」「職場の理解が得られるか不安」などの相談を受けることは、質問者に限らず普段から多くあります。

ですが、そういった人の中には、実際に解決すべき問題や差し迫った事情があるわけではなく、漠然とした不安や悩みが先行している方もいるようです。

女性にとっての大きなライフイベントである妊娠や出産を迎えると、これまでのように時間を自由にコントロールしたり、仕事量を調節したりすることは難しくなるでしょう。また、育児が始まると、モヤモヤとした不安よりも、子どもの世話や家事と仕事のやりくりで精いっぱいの日々が始まります。

将来に備えることは大切ですが、まずは今から取り組めることに目を向けましょう。

女性が長期的なキャリアを積むために心がけること

出産や育児という未知の経験への不安から、より充実した育児支援制度や職場環境をあらかじめ確保しておきたいと思うのは、自然な気持ちだと思います。ただ、仮に今より制度や環境が整った会社に転職できたとしても、肝心の仕事にやりがいを感じられなければ、継続したキャリアを築いていくことは難しくなるでしょう。

そして、結婚はもちろんのこと、子どもは授かりものですから、あらかじめ想定していたプランどおりにライフイベントが進んでいくとも限りません。

大切なのは、時間を比較的自由に使える今のうちに目の前の仕事に全力で打ち込み、前倒しで可能な限り実績やキャリアを積み重ねておくことです。そのためには、「自分はこれを達成した、頑張った」「会社に対してこういった貢献をした」と自信を持って言えるものをできるだけ多く残しておくことを心がけてください。

そうすることで、出産や育児によって一時的に仕事を離れなければならない状況になっても、周りから「また戻ってきてほしい」と声をかけてもらえる可能性は高くなりますし、転職も検討しやすくなります。周りの理解や働きやすい環境というのは、自分自身で整えることもできることをぜひ意識してください。結果的に、「女性であることで長期的なキャリアが築きにくいのでは」という不安も減らせるのではないでしょうか。

今感じている漠然とした不安を整理してみましょう

質問者の場合、まだ起きていない未来の出来事に対して予測ができないため、不安に感じているのではないでしょうか。今感じている不安や悩みの本当の原因がどこにあるのか整理してみましょう。その原因をつきとめて明確にすることで、乗り越えるための対処方法を見つけることもできそうです。

不安を感じる理由を分析する

不安を感じたまま何もせずに放置すると、ますますマイナスの感情ばかりが募っていき、それが原因で、今の仕事のパフォーマンスにも影響を与えてしまうかもしれません。なるべく早く不安を解消するために、今なぜ自分が不安に感じているのか、何に悩んでいるのか理由を分析することが必要です。

キャリアへの不安を感じたときの対処方法

【目の前の一つひとつに集中する】
予測できない未来に不安を感じているのなら、考えすぎることによって不安が増幅されているのかもしれません。最も重要なアドバイスは、分からないことを考えるのはいったんやめて、目の前の仕事に集中してみることです。

例えば、「次の人事異動で昇進できるか」「今のプロジェクトが終わるまでに次の配属先が決まるか」など、自分では決められない未来に悩むのではなく、「今日のタスクを予定より1時間早く終わらせる」「プロジェクトの進捗を管理しやすくするためにツールに手を加える」「作業の順番を変えて効率をアップさせる」など、自分がコントロールできることに目を向けましょう。

一つひとつの仕事を確実に終わらせることの積み重ねが次の仕事へつながり、不安を解消するヒントになるかもしれません。

【小さな目標を立ててクリアしていく】
目の前の仕事に打ち込むときに、大きな目標やあまりに高い理想ばかりを追い求めていると、なかなか到達できずにやる気や自信を失ってしまいかねません。まずは小さな目標を立てて、着実に成功体験を積み重ねていきましょう。何度も成功することで自分に自信が持てるようになってくるはずです。そうすれば、おのずと理想の自分に現実の自分が近づいていくでしょう。

【“適度な”不安を許容する】
例えば、失敗に対する不安に対しては、絶対に間違ってはいけないとマイナスに捉えて恐れるのではなく、失敗の経験から学べることもあると考えてみましょう。

取引先からクレームや叱責を受けたときには、その経験を次回に活かしてより精度の高い企画や提案ができるはずですし、データ集計や資料作成などでミスをしてしまった場合には、自分の現状を見直し、スキルアップに取り組むきっかけにもなります。

大なり小なり誰にでも不安になることはありますし、不安があることは必ずしも悪いことではありません。「失敗するかもしれない」という自覚があることで自分の行動に慎重になることもできますし、周りの協力を仰ぐ謙虚な姿勢や協調性も生まれます。「不安な感情が適度にあるおかげで、失敗を繰り返さないために工夫をしたり成長したりできる」という考え方をすれば、自分の行動にも自信が持てるようになるのではないでしょうか。

不安を解消するための転職も検討してみて

上記3つの対処法を試してみても、今の仕事を続けることに不安を感じるようであれば、転職を検討することも選択肢に入れてみましょう。

業界や企業によって女性の長期キャリア形成のしやすさは大きく異なります。育児をしながら働くママさん社員が多い企業、女性管理職が多い企業などに注目して比較検討してみると、不安を解消できる会社が見つかるかもしれません。

面接では「育児支援制度の使用実績はどの程度あるのか」「実際に時短勤務で働いている女性が職場にどれくらいいるのか」といった質問をしてみると実態がつかみやすいので、直接聞いても構いません。ただし、質問のタイミングには注意が必要です。仕事内容や企業について十分確認が取れ、自分のアピールもし終わったあとに、「長期的なキャリアを築くために確認したい」という前向きな姿勢が伝わるように聞いてみるとよいでしょう。

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