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更新日:2023年10月16日

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書類・面接のポイント未経験

広報への転職は難しい? 未経験でも可能でしょうか?

営業経験しかありませんが、以前から広報の仕事がしてみたいと思っていました。やはり、未経験からの転職は難しいでしょうか? 求人の探し方や面接でのアピール方法など、転職するコツがあったら教えてください。

(28歳/IT・営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

広報への転職が難しいのは、実は未経験者に限りません

未経験から広報へのキャリアチェンジですが、難しいといわれているのは事実です。しかしそれは未経験者に限った話ではなく、現役の広報担当者であっても、広報職への転職は簡単には決まらないというのが近年の傾向です。なぜこのような状況にあるのか、まずは広報の仕事の特性から順に見ていきましょう。

広報の仕事内容とは?

広報職の主な仕事は、「会社の顔」として自社の事業活動や方針を社内外に発表するなどして、消費者や取引先、従業員、メディアなどのステークホルダーに対して適切にコミュニケーションを図り、認知度やブランド価値を上げることです。

企業理念やミッションなど会社の経営の中核となる内容を広く社会に伝えるため、自社の経営方針や経営理念を深く理解することが必須といえます。

広報には主に「社外広報」と「社内広報」の2つの役割があります。社外広報は、企業やブランドの認知度をアップさせるためのプレスリリースの作成や各種メディアでの発信、緊急事態発生時の対応などを行う仕事です。社内広報は、社員のエンゲージメント(自社への理解や愛着)を高めるために、社内報の制作や社内イベントの企画を通じて経営方針の共有やコンプライアンス意識の向上への取り組みを行います。

広報/PR/IRとはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

広報への転職が難しい理由

学生、社会人どちらからも人気のある広報職は、年間を通して志願者がいるので競争率が高まります。しかも広報部門は大企業でも数人、中小企業だと1人で担当するケースが多く、ほかの職種と比較して求人数が少ないため狭き門といえます。そのため、経験者でも業界や事業との親和性が高い人でないと、希望する企業の広報職に就くのは容易ではありません。

このような状況のため、未経験からの転職は経験者に比べてさらにハードルが高くなります。よって、未経験から広報職を目指す場合は、企業規模や業界に着目したり、事業会社だけではなく、さまざまな顧客に広報・PR戦略を提案するPR会社や広告代理店なども視野に入れたりして、応募先企業の選択肢を増やすことが大切です。

広報未経験の場合は採用枠が大きく、経験を活かせる求人が狙い目です

未経験 広報

ここからは、未経験から広報に転職する際に注意したい、具体的な企業選びのポイントを見ていきましょう。

企業規模をチェックする

大手企業の広報は、メディアからの問い合わせを“受ける”仕事が比較的多く、成長中の新興企業の広報は自社や自社サービスをメディアに“売り込む”仕事が多い傾向にあります。

そのため、質問者さんのように営業経験がある方は、後者のような新興企業のほうがよりスキルを発揮しやすいという点でおすすめです。こういった企業は大手企業に比べて未経験歓迎の求人も多い傾向にあり、異職種からチャレンジするのにも適しています。

また、新興企業であれば広報職や広報部の新設に伴って求人を募集するケースがあるため、戦略の立案や業務フローの確立まで幅広く業務に携われる可能性もあります。

経験のある業界の求人を探す

質問者さんは現在IT業界に属しているので、IT業界の会社を選べば、現職で得たITの専門知識を活かすことができます。商品やサービスの知識があること、業界全体の最新動向を知っていることなどは、広報の業務を遂行する上で役立つからです。職種は未経験でも、経験してきた業界の求人を優先的に受けることで中途採用される可能性は高まるでしょう。

支援会社で経験を積んでから再度転職をする

また、クライアントの広報業務を請け負い、支援するPR会社や広告代理店に転職し、さまざまな企業への企画提案を通してスキルアップしてから、再度転職を目指すのも1つの選択肢です。

未経験で広報職に挑戦する場合、求人が未経験可のものに絞られてしまうため、選択肢がどうしても少なくなってしまいます。PR会社や広告代理店で数年経験を積み、スキルを身につけることで、未経験ではチャレンジできなかった企業への転職の道も開けるでしょう。

面接では広報に役立つスキルや熱意を積極的にアピールしましょう

広報未経験であっても、企業の採用担当者には自分の魅力や強みを伝えなければなりません。面接の際は、以下のポイントを意識して、入念な準備をして臨みましょう。

ベースとなるスキルを伝える

まずは、自分が持っているスキルで広報の仕事に活かせるものがないか探してみましょう。例えば、広報のための公式文書であるプレスリリースの作成は、広報部が行う代表的な仕事です。文章を書くことが得意で、もしプライベートでの自身の発信が多くの人に読まれた実績などがあれば、ぜひアピールしてみてください。

また、グローバルに展開する企業や外資系企業では英語力も必要になります。TOEICのスコアなどはスキルを証明するのに役立つので、継続的に勉強しておくと良いでしょう。

現職の経験が活かせる点をアピールする

質問者さんの場合、営業経験を通じて身につけたスキルの中にも広報に活かせることはあるでしょう。広報は対外的に自社または自社サービスをアピールすることがミッションの1つですから、実は営業力が大いに発揮できる仕事なのです。営業で身につけた商材やサービスを売り込む力や提案力があることを、具体的事例とともにアピールしてみましょう。

さらに、社内外の関係者との調整も欠かせない業務の1つで、これも営業と共通するところがあります。さまざまな利害関係者を調整した経験があれば、どんな工夫をしていたかを伝えてみてはいかがでしょうか。

熱意が行動に結びついていることをアピールする

実務の経験はなくても、広報関連の本を読んだり、セミナーに参加したりと、現時点でもできることはあります。未経験でも可能な広報の勉強会などがあれば、積極的に参加してみましょう。広報担当者やメディアとの関係ができれば、チャンスが広がるかもしれません。

また、企業によって広報の仕事内容は異なりますから、求められていることを理解し、「どのように会社に貢献したいか」という熱意をプラスアルファで伝えられると良いでしょう。

「転職で職種を変えるには?異職種転職のかなえ方」でも紹介しているとおり、最終的に大事なのは、その仕事をやりたいという意思です。多くの応募者の中から「この人と働いてみたい」と思ってもらうため、熱意を伝えるひと工夫が大事です。

ただ「やりたい」と思っているだけでなく、ビジョン実現のために実践している行動を具体的に示すことができれば、難しいといわれる広報への転職であってもチャンスは広がると思います。

転職時の自己PRを考える際は、仕事に関する自分の行動基準や能力、性格が10分で分かるキャリアタイプ診断もぜひ参考にしてみてください。

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