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更新日:2020年10月19日

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仕事・キャリアの悩み残業・休暇

時短勤務で残業ができないので、昇進できない

子育てをしながら働いているので、残業ができず、このままでは昇進が難しいのではと感じています。もし昇進の可能性がないのなら、転職をしたほうがいいのかなと迷っています。

(28歳/金融・総務/既婚・子どもあり)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

本当に「残業できない=昇進できない」なのか、確認を

昇進できない

「残業ができなければ昇進できない」とお考えのようですが、まずはそれが本当なのか、会社に確認してみてはどうでしょうか。今は、女性の管理職比率を上げる目標を掲げる企業も増えています。そのような中で、意欲のある女性がいることは、企業にとっても貴重なことだと思います。

時短勤務で業務時間に制約が生まれることで、これまで以上に時間を意識して仕事をするようになり、効率が上がったという話をよく聞きます。働き方改革が推進されている中、こういった姿勢や工夫は時短勤務をしていない社員にとってもきっと参考になるはずですから、後ろ向きにはならないでください。

前提として、時短勤務を理由に社員を昇進対象から外すといった不利益な取扱いは、育児介護休業法で禁止されていますから、これも踏まえた上で、キャリアアップへの意欲を上司にきちんと伝えて相談し、時間的な制約がある中で成果を認めてもらうにはどうすればいいのか、方法を探ってみてはいかがでしょうか。

昇進できない理由を探すのではなく、「できること」を増やしていく

時短勤務であるか否かにかかわらず、昇進するためには日々の働きぶりを評価してもらうことが必要です。仕事の成果そのものも重要ですが、まずは仕事に取り組む姿勢を見つめ直してみましょう。「できない」理由を見つけるのは簡単ですが、どうすれば「できる」に変えられるのかをぜひ主体的に考え、自ら周りに働きかけてみてください。

時短勤務をしながら前向きに努力を重ねた経験は、これからのキャリアにプラスになるはずです。さらに、自分が昇進したときに時短勤務をしているなど勤務時間に制約のある部下がいたとしても、自らの経験を元に親身になってアドバイスできます。今の会社における時短勤務ママのロールモデルになるくらいの気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。

ここでは、すぐに取り組める、今の状態から「できること」を増やしていく仕事への姿勢を紹介します。

頼まれた仕事以上の価値を提供する

例えば、「このデータを元に会議資料を作成してください」と言われたとき、ただ受け取って、漠然と作成していませんか?

昇進を目指して評価を得るには、こういった日々の業務においても、プラスアルファのアウトプットを心がけることが重要です。

資料の作成を依頼された際、どういった会議に使う資料なのか内容をチェックして、疑問に思ったことを確認しておくと、依頼者が求める資料を作成しやすくなるはずです。どんな仕事でも、その仕事が持つ意味や、自分が依頼者の立場だったらどうしてほしいかを考えてみましょう。

ルーチンワークの場合は、さらに効率的に進められないか、改善できるポイントを探してみましょう。こういった作業は目立つ仕事ではありませんが、その積み重ねの結果、部署や会社全体に対して、ときに大きな影響をもたらすことがあります。

与えられた仕事をこなすことばかりに意識を向けすぎていると、希望している仕事や難易度の高い仕事が振られにくくなり、結果的にキャリアアップが望めなくなるかもしれません。ちょっとした気づきが大きな仕事につながる可能性もあることを忘れずに、日々の業務を、頭を十分に回転させながら進めてください。

周囲と積極的なコミュニケーションを図る

基本的なことになりますが、「報・連・相(ほうれんそう)」はしっかりできていますか? 管理職は、上司や部下とうまくコミュニケーションを取らなければなりません。もしこれらがおろそかになっていたり、メールへのレスポンスが遅かったりするのであれば、上司としても、あなたが昇進してチームを率いる姿を想像するのは難しいでしょう。

また、時短勤務だからこそ、これまで以上に周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが大切になります。自分の業務状況を周りに報告するだけでなく、同僚がどんな仕事をしているか、あるいは悩んでいる様子があれば、それとなく聞いてみるのもよいと思います。コミュニケーションを図る中で、自分に手伝えることが見つかったり、業務の改善提案につなげられたりすることもあるでしょう。

周囲との信頼関係は、今後あなたが大変な状況になったときに力になります。時間に余裕がないからと目の前の自分の仕事をすることだけが、キャリアアップへの道ではありません。

時間の制約がある中で昇進するためには「仕事のやり方」を変えてみましょう

時短勤務だと、もっと仕事をしたいと思ってもできないことが多くあるでしょう。しかし、「残業ができない」「業務時間が十分になく経験が積めない」=「昇進できない」ではありません。

一部の企業では、入社年次に応じたスキルセットや経験を備えていることが昇進や昇格の条件になるため、女性が出産で休職や時短勤務を経験してから再度キャリアアップを目指すのは、ややハードルが高く感じられるかもしれません。

しかし、時間の制約があるからこそ、仕事のやり方次第では大きく評価されることもあります。時短勤務をしながら昇進を目指しているのであれば、自分だからこその強みをさらに伸ばしていきましょう。

より効率的に仕事を行う

以前は、残業をしていると「できる人」というイメージを持たれる職場も多くありましたが、近年はそういったケースは減ってきました。反対に「時間内に仕事を終えられない」という印象を周囲に与える可能性が高いでしょう。

仕事の基本は、与えられた仕事を時間内に終わらせること。さらに、先述したとおり、その仕事にどれだけプラスアルファの要素を組み込めるかがポイントになります。その上で、仕事を「与えられる」ものにしないことも重要です。自分で新たに課題を発見して改善提案をしたり、誰かが休んで進んでいない業務をカバーしたりと、自ら必要と思うものを拾いにいく姿勢も心がけましょう。

ただ、場合によっては、周りの仕事の進み具合を考慮しながら完成度を高めていったほうがよいこともあります。スピードを意識しつつも、全体を把握しながら効率的に進めてください。

優先順位をつけて仕事を行う

複数の仕事を抱えているとき、よく考えず簡単そうに見えるものから始めたものの、意外と時間がかかってしまったということは誰しも経験があるでしょう。効率的に仕事を進めるためには、優先順位をつけることが大切です。出社して仕事に取りかかる前に、その日やるべきことの優先順位を確認しましょう。

この作業は簡単そうに思えますが、実際にやってみると難しい場合があります。緊急性と重要度のマトリクスを使った判断がオーソドックスですが、いずれも主観が入り込むことがあるため、必ずしも正確とは限りません。経験を重ねながら自分なりの判断軸を作り上げてください。

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