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自分らしいキャリア」を真剣に考える Woman's Career Meeting Report 第6回「英語を活かしてキャリアアップしたい女性のための転職講座」

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掲載日:2015年2月23日

第6回 2015.01.24

「英語を活かしてキャリアアップしたい女性のための転職講座」

Woman Careerが主催する女性向けのイベント「Woman's Career Meeting」。第6回は、「英語を活かしてキャリアアップしたい女性のための転職講座」と題して開催しました。8カ国語を話し、5回の転職経験がある、英語学習コミュニティMultilingual Club代表講師の新条正恵さんら3人が、語学を活かした転職についてセミナーを展開。Woman Career編集部が、イベントの模様をレポートします。

profile 講師プロフィール

新条 正恵さん

新条 正恵さん
英語学習コミュニティ「Multilingual Club(マルチリンガル・クラブ)」代表講師

高校時代に英国留学、大学時代に米国留学を経験し、2002年に外資系金融機関に入社。その後12年間、外資系金融機関などでITを軸とした業務に携わり、5回の転職を経た後に米国系銀行でバイスプレジデントを務める。

2014年に英語学習コミュニティMultilingual Clubを起業。現在は、英語による「読書会」の開催や、エグゼクティブ向けの個人レッスン、企業向けの語学研修などを実施している。3カ国(英米豪)の英語ほか、中国語、スペイン語、トルコ語、韓国語、タイ語など8カ国語を話す。

徳久 愛子さん

徳久 愛子
バイリンガル人材のための転職支援サービス「Intelligence Global Search
(インテリジェンス・グローバル・サーチ)」キャリアアドバイザー

大手英会話スクールの個人向けカウンセラーを経て、2001年インテリジェンスに入社。DODAキャリアアドバイザーとして営業職の方を中心とした転職サポートを担当。2013年に「Intelligence Global Search」へ異動し、現在はマネジャーとして、語学ができる個人の転職と、外資系企業の採用を支援する。「転職を希望する方の志向に合った、入社後に本当に活躍できる転職先へのサポート」を心がけている。

藤井 佐和子さん

藤井 佐和子さん(ファシリテーター)
「株式会社キャリエーラ」キャリアカウンセラー

1968年生まれ。大学卒業後、大手カメラメーカーを経て、株式会社インテリジェンスで8年間勤務。派遣事業部や人材紹介事業部、さらに女性を対象とした転職支援チームを立ち上げ、数多くの女性の転職者を支援。その後、株式会社キャリエーラを立ち上げ、述べ13,000人以上のカウンセリング、年250日以上の講演、研修実績を持つ。『女性社員に支持されるできる上司の働き方』(WAVE出版)など著書多数。

section1 語学力は一生を通じた大きな武器に

「女性が英語を使って働くメリットとやりがい」

藤井

今日の参加者の皆さんの中には「ビジネス英語は未経験だけど、これから使いたい」という方が多くいらっしゃいます。お二人は現在、英語を使って仕事をされていますが、これまでのキャリアや仕事の環境について聞かせてください。

新条

私はアメリカの大学を卒業後に外資系金融機関に入社して、そこから5回の転職を経験しましたが、いずれも外資系企業です。外資系の特徴として、意欲のある人には男女関係なくチャンスが与えられる風土があると感じますね。転職する時は毎回、自分の中の基準として、「自分にできて、人にも教えられること」と「新たに挑戦したいこと」が「5対5」の比率で業務内容に含まれている転職先を選んできました。そうしたチャレンジ精神や“伸びしろ”の部分を評価してもらえたのかなと思っています。それから、これまで20カ国以上の人たちと働いたのですが、その中で思ったのは、日本人の書く英語が一番正確だということ。逆に言えば、ほかの国の人は英語を間違っても気にしませんし、多少間違いがあってもビジネスにまったく支障はないんです。

徳久

私は、DODAキャリアアドバイザーを経て、現在はバイリンガル人材のための転職支援サービス「Intelligence Global Search(※以降IGS)」で転職をサポートしています。チームにはいろいろな国の人がいて普段は英語でやりとりをしますが、新条さんも言われたように、英語は「通じさえすれば問題ない」というのが実感ですね。日本人はつい「正しく使わないと」と考えて自分でハードルを上げがちですが、重要なのは意思疎通ができることで、ネイティブ並みに流暢である必要はありません。

藤井

失敗を恐れずにどんどん英語を使うことが大切なんですね。それでは、女性が英語を使って働くことで、どのようなメリットややりがいが得られると感じますか。また、キャリアの可能性はどのように広がるでしょうか。

徳久

率直な言い方をすると、最大のメリットは「食いっぱぐれない」ことだと思いますね。語学スキルが高い人に対する企業からの採用ニーズは非常に高く、語学はまさに“武器”になります。その背景にあるのは、「語学力のある人が少ない」ということではなく、「語学力をアピールする人が少ない」という事情です。学力的なスキルがあっても「長く使っていないので自信がない…」などとアピールをためらってしまう方が多いんですね。少しでも語学の下地があるのなら、それを積極的に伸ばして活用することがとても大切です。

新条

英語ができれば確実にチャンスは広がりますよね。私はオランダ系企業で働いた経験もありますが、その企業の共通言語は英語でした。アジア全域の企業でもそういう傾向です。そもそも、日本人は大学を卒業した人なら10年間も英語を勉強しているので、それを仕事で活かさないのはもったいないです。加えて、女性は「相手を気遣うコミュニケーション」が得意だと思います。そうした女性特有のきめ細やかさは、異なるカルチャーが存在する外資系企業や、日系企業の複数の海外拠点を束ねるプロジェクトなどでも重宝されるので、語学力ができる女性は自身の持ち味をフルに発揮しながら仕事の幅を広げていけるはずです。

藤井

語学を活かすことでさまざまなチャンスがあるのと同時に、視野や価値観も広がりそうですね。お二人は、海外の方々と仕事をされて、ご自身に何か変化はありましたか。

新条

驚いたのは、海外の方は皆さん考え方がポジティブで、自己肯定度が高いことです。日本人、特に女性は、例えば管理職を打診されたような時にも、「自分の能力ではできない…」と引き受けることをためらってしまうなど、キャリアにおいて自分を過小評価する傾向があると思いますが、それはとてももったいないことだと気づかされました。また、海外の方はワーク・ライフ・バランスへの意識が高いため、効率を意識した働き方が習慣づきますね。だからこそ、オンとオフのメリハリをしっかりとつけている人が多いという印象です。

徳久

異なる価値観やバックグラウンドを持つ人たちと一緒に働いて、日本人の常識にとらわれない柔軟な思考や寛容さが身につきました。日本人にとっての「当たり前」が通用しないことはしょっちゅうで、そうした状況でもストレスをためこむのではなく、どうすればうまく進められるかを前向きに考えることが大切。それは、英語を使って働きたい人に求められる資質でもあると思います。

職種、業務内容、企業規模…「あなたの英語が活かせる転職先とは」

藤井

「英語が活かせる仕事」には具体的にどのようなものがあるのか、こちらの表で見ていきましょう。

【英語が活かせる仕事】

サービス業
外国人と接する機会のあるサービス業(ホテル、レストラン、観光業など)
事務職
英語を必要とする部署での事務職(貿易事務、海外営業事務など)
総合職
英語を使う総合職(日系企業での海外営業、外資系の経理・人事など)
英語専門職
語学そのものが“商売道具”となる専門職(通訳、翻訳、英語教師など)

【求められる英語力】

Listening
Speaking
Reading
Writing
サービス業 レストラン ×
ホテル
事務職 外資アドミ(規模:大) ×
外資アドミ(規模:中)
外資アドミ(規模:小)
日系アドミ
総合職 外資系(スタッフ職):営業 ×
外資系(スタッフ職):人事
外資系(管理職以上)
日系海外営業
英語専門職 通訳
翻訳
英語教師
徳久

ここで挙げているのは一例ですが、いずれの職種も、英語ができる人材の採用ニーズは常に高い傾向です。そのため、どの職種でもキャリアアップの可能性は高いと言えます。ここで重要なのは、外資系企業でも規模によって業務で英語を使う頻度は変わるという点です。例えば、規模の大きな外資系企業の日本支社の場合、一般的に業務は日本語のみで完結することが多く、英語を使う機会は限られます。語学力を活かして活躍したいということであれば、同じ外資系でも、実際に英語を使う機会が豊富な中小規模の企業の方が適しているかもしれません。また日系企業であれば、海外営業のようなポジションも英語を使う頻度は高いでしょう。転職活動に際しては、当社のIGSのような転職支援サービスも活用しながら、志望先企業の規模や組織構成、業務内容などについても把握できるといいですね。

新条

それは大事なポイントですよね。外資系企業の法人営業だと、取引相手は国内企業の日本人社員ということが多く、企業規模が小さくても英語を使わないケースがあります。面接では、実際にどのような場面で語学が必要になるのかを確かめた方がいいと思います。一方で、これは私自身の経験ですが、英語を使う機会が比較的少ない大手の外資系企業であっても、「英語を使った仕事をしたい」という意思を明確に上司に示しておくことで、そのようなポストやプロジェクトが生じたときに声がかかり、ステップアップにつながったこともありました。

徳久

女性のキャリアにおいては、例えば出産や子育てで仕事をセーブする必要が生じるなど、不確定要素が多くありますよね。この先、どのような状況になっても長く活躍し続けられるだけの強みを身につけておくことは非常に重要で、語学力はその芯になると思います。「ライティングは苦手だけど、スピーキングやリスニングは留学経験があるから得意」という場合、まずは接客業に挑戦してみるなど、自分の強みを活かした職種からチャレンジしてみるのもお勧めです。

英語ができる人材のニーズはとても高いです。通訳や英語教師など、英語を業務の主として使う専門職以外なら、これまでビジネス英語を使った経験がない人でも基礎的な語学力と、必要な業務経験スキルがあれば、採用のチャンスは増えてきています。必要な英語は実際に仕事をしながらでも磨いていけるので、身構えずにまずは挑戦してみてはどうでしょうか。

藤井

ひと口に「英語を使う仕事」と言っても、求められるスキルやレベルはさまざまで、自分が希望するキャリアの方向性と照らし合わせて選ぶことが大切ですね。面接で自分をアピールする時のアドバイスなど、英語を活かしたキャリアアップを目指す女性のみなさんへのメッセージを最後にお願いします。

徳久

外資系企業の面接では、謙遜したり、自信のない素振りを見せたりするのはNG。自分の英語力に多少不安があっても、「できます」と言い切ってほしいと思います。基礎としての語学力はみなさんお持ちのはずなので、覚悟を決めれば入社までの短期間でキャッチアップすることも十分可能です。仮にTOEIC®テストのスコアが相手の求めるレベルに達していない場合でも、「スコアはこれくらいだが、実際には英語を使ってこのレベルのことまでできる」などと、前向きな意欲をアピールしていただきたいですね。

新条

日本人女性は自己評価が低くなりがちという話をしましたが、面接では、自己評価よりも2割増しでPRすることを意識してみてください。それくらい過剰にしてやっと、自分を“適正評価”することになるからです。そのために今日から皆さんにやっていただきたいことがあります。それは褒められたら素直に受け入れるということ。特に日本人女性の場合、人から褒められても「たまたま運が良かっただけなので」とか「私の力ではないので」などと謙遜することが多いのではないでしょうか。そうではなく、せっかく認めてもらえたのなら「ありがとうございます」と受け入れてみましょう。そうすることで、自分の価値を適正に評価できるようになっていくはずです。またこれからのキャリアを考える上では、目標を「英語を使える仕事に就く」ことにとどめず、「この先、英語を使ってどうキャリアアップしていきたいのか」という長期的なビジョンを描いた上で転職活動に臨むことが大切です。その軸をしっかりと持ち、ぜひステップアップを重ねてほしいと思います。

講師と参加者の交流タイム「懇親会」

  • 交流タイム

セミナーの後には、講師と参加者の交流の場が設けられ、参加者からのさまざまな質問や相談に講師が答えました。「英語を使う仕事に応募する時に、最低限必要な英語スキルは」という質問に対し、新条さんは「業種、職種、チーム、仕事の内容によって求められる英語のレベルは違う」とした上で、「応募する時点では、英文レジュメを書くライティング力、自己紹介ができるスピーキング力に加えて、5年後、10年後に自分はどうなっていたいのかというビジョンをきちんと英語で説明できる力があれば十分。業界特有の用語などは、実際に入社してから仕事をする中で勉強する気持ちでまったく問題ありません」とアドバイスしました。

参加者の声

  • 「女性は自分を過小評価しがち」というお話を聞いて、確かに自分もそうかもしれないと考えさせられました。これまで漠然と考えていた転職のことを、より具体的に考える良いきっかけになりました。(28歳・秘書)
  • 同じ外資系企業でも、規模や業務内容によって求められる英語のスキルが違うというお話が印象的でした。接客で時々英語を使いますが、語学力をもっと活かしてステップアップしたいと考えています。今日のアドバイスを意識して転職活動を始めたいと思います。(24歳・サービス)
  • どのくらいの英語力があれば転職できるのかが不安だったのですが、自分がやってきたことに自信を持ってアピールすることが大事なのだと分かりました。女性目線で、ライフイベントも含めたキャリア形成についてお話を聞けて、これからの自分の人生を考える上でとても参考になりました。(28歳・広告営業)

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参加者の声

  • 自分自身の思考の整理ができました(29歳)
  • 今、何をするべきか背中を押してもらいました(30歳)

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