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もっと、自分らしい働き方が見つかる女性向けイベントWoman's Career Meeting Report

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掲載日:2017年9月25日

第10回 2017.8.26

レゴ®シリアスプレイ®を取り入れたキャリアのモヤモヤをすっきり解消するワークショップセミナー

doda Woman Careerが主催する女性向けのイベント「Woman's Career Meeting」。第10回の節目となった今回は、2017年8月26日(土)にパーソルキャリアの大手町オフィスで、レゴ®シリアスプレイ®を取り入れたワークショップセミナーとして開催されました。レゴ®ブロックの作品づくりを通して、自分では意識していない深層心理を明らかにしていくというもの。ミテモ株式会社の森本康仁さんをメインファシリテータに迎え、約3時間のプログラムは大いに盛り上がりました。当日の模様をWoman Career編集部がレポートします。

profile メインファシリテータ紹介

森本 康仁さん

森本 康仁さん
ミテモ株式会社
LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと
教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ(2013年取得)

北海道教育大学卒業。2002年から2009年まで東京都で小学校教員として勤務。在籍中にコーチAで、コーチングとファシリテーションのトレーニングを受ける。2009年からセブ島で外国人向けの教育事業に従事。2015年にミテモに入社。LEGO® SERIOUS PLAY®での企業向け登壇回数は50回以上(2017年4月現在)。個人や組織の思い、社会的な使命を形にするのを得意とする。

section1

ブロックに慣れるウォーミングアップからスタート

この日会場に集まったのは、300人近い応募の中から選ばれた約60人名の女性の皆さん。4〜5人ずつのグループに分かれ、各テーブルにdodaのキャリアアドバイザーやスタッフも同席し、プログラムが始まりました。

レゴ®シリアスプレイ®とは、レゴ®ブロックを組み立てて作品をつくりながら、自分では意識していないことを明らかにし、新しい気付きを得るというプログラム。2001年にLEGO社のあるデンマークで生まれました。頭や言葉で考えるのではなく、実際に手を動かしてブロックを組み立てることがポイントで、できあがった作品には、自分でも気付いていない深層心理が明確に表れるといいます。

今回のプログラムの目的は、自分が大切にしていきたい「働くことの軸」を発見し、これから実現したい「ありたい自分」のイメージを描くこと。 進め方は次の3つのステップに大きく分かれます。

  • ① テーマがファシリテータから提示される
  • ② レゴ®ブロックのパーツを自由に選び、作品を組み立てる
  • ③ できた作品を見ながら、グループのメンバーで対話をする

さまざまなテーマに沿って、この3つのサイクルを繰り返します。

参加者のほぼ全員がレゴ®シリアスプレイ®を体験するのは初めてで、レゴ®ブロック自体に初めて触れるという人も多数。メインファシリテータの森本康仁さんから、まずはウォーミングアップを兼ねた簡単なテーマが出され、参加者はさっそくブロックを組み立て始めました。

ウォーミングアップのシンプルな作品であっても、選ぶパーツの色や形、組み立て方は人それぞれ異なり、できあがる作品にも1つとして同じものはありません。互いの作品を見て語り合ううちに、初対面の参加者同士も一気に打ち解け、和気あいあいとした雰囲気の中でプログラムは進みました。

section2

自分の手を信じて、心の奥にある思いを形に

後半からは、使用するブロックの種類を増やし、キャリアや人生設計に関するテーマに沿って作品づくりに取り組みます。レゴ®ブロックのパーツは多種多様で、パーツ選びの段階で頭を悩ませる人も。森本さんは「頭の中で考えすぎず、まずは手を動かして組み立て始めることが大切です」「自分の手の力を信じて」とアドバイスを送ります。

次々と提示されるテーマに沿って作品づくりを重ねるうちに、ほかの参加者の作品について質問したり、感想を伝えたりする力も徐々にアップ。「作品を見てこんな印象を受けた」「このパーツは何を表しているの?」など、各テーブルで大いに会話が弾みました。

「お互いの作品について語り合うプロセスは、レゴ®シリアスプレイ®でとても重要です」と森本さん。「質問や感想を通して、本人も意識していなかった何かに気付く瞬間があります。相手へのプレゼントだと考えて、どんどん質問を投げかけてください」と参加者に呼びかけていました。

自分で手を動かし、周りと対話する中で、さまざまな新しい発見があるこのプログラム。ぎゅっと濃縮された内容で、3時間があっという間に過ぎていきました。つくりあげた作品は、自分自身の深層心理を映し出す、いわば自らの分身。スマートフォンで大切そうに撮影し、記録に残す参加者の姿も多く見られました。

参加者の声

  • 転職するか、今の仕事を続けるか、モヤモヤと悩んでいたことが参加のきっかけです。プログラムを体験して気付いたのは、私は自分で思っているよりも、プライベートに価値を見いだしているということ。仕事を充実させるためには、プライベートも充実させる必要があると改めて考えさせられました。「このままでいいのかな」と悩む人や、転職を検討している人も同じグループにいて、一人じゃないんだと気持ちが軽くなりました。自分にとって大切な軸を踏まえながら、転職についてよく考えてみたいと思います。(27歳・営業事務)
  • できあがった作品についてグループで話し合うなかで、いろいろな発見がありました。今まであまり意識していなかったのですが、私にとって仕事で一番喜びを感じるポイントは、苦労を乗り越えた先にある成功や達成感なのだと気付きました。苦労が多いことを理由に転職を考えていたので、自分でも意外です。より自分らしく仕事ができる環境や方法を探していきたいという気持ちが強くなりました。(25歳・営業)
  • 転職活動に取り組んでいる最中で、リフレッシュを兼ねて参加しました。私はこれまで「自分が頑張ればいい」「自分が何かをやり遂げることが大切」という考え方で仕事に臨みがちでした。でも今日、ほかのみなさんから仕事のやりがいについてさまざまな意見を聞くうちに、人と達成感を分かち合えてこそ仕事は本当に面白いのかもしれないと気付かされました。自分だけが頑張るのではなく、周りの人も大切にしながら仕事をしたい、という気持ちを新たにしています。(35歳・マーケティング)
  • どのテーマでも、私は色や形よりも「高さ」を重視してブロックを積んでいて、改めて自分の性格や傾向のようなものが見えてきました。キャリアアップ志向が強いことはもともと自覚していたのですが、ほかの人の作品を見て比較することで、自分自身をより理解できた気がします。普段あまり知り合うことのない業種や職種の人たちとも、作品の感想を伝え合うなかで打ち解けて話ができ、刺激をたくさん得られました。(27歳・アプリケーションスペシャリスト)

好評を博したレゴ®シリアスプレイ®のワークショップセミナーを、12月にも開催予定です。
詳細は11月ごろにWoman Careerのサイトで告知します。ぜひ奮ってお申し込みください。

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