もっと、自分らしい働き方が見つかる女性向けイベントWoman's Career Meeting Report
掲載日:2018年6月18日
レゴ®ブロックでキャリアのモヤモヤがすっきり解消する
女性のためのワークショップセミナー【大阪】
2018年5月27日(日)に、Woman’s Career Meetingが初めて大阪で開催されました。内容は、東京でも好評を博したレゴ®シリアスプレイ®。レゴ®ブロックの作品づくりを通して、自分では意識していない深層心理を明らかにしていくというプログラムです。ミテモ株式会社の森本康仁さんをメインファシリテータに迎え、約3時間のプログラムは大いに盛り上がりました。
profile メインファシリテータ紹介
森本 康仁さん
ミテモ株式会社
LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ(2013年取得)
北海道教育大学卒業。2002年から2009年まで東京都で小学校教員として勤務。在籍中にコーチAで、コーチングとファシリテーションのトレーニングを受ける。2009年からセブ島で外国人向けの教育事業に従事。2015年にミテモに入社。LEGO® SERIOUS PLAY®での企業向け登壇回数は50回以上(2017年4月現在)。個人や組織の思い、社会的な使命を形にするのを得意とする。
合言葉は「あえて言うなら」
直感でつくった作品に意味を付けていくことで
深層心理が明らかに!?
初めての関西での開催となったこのセミナーは、東京でも人気を集めたレゴ®シリアスプレイ®を取り入れたプログラム。当日は100人近い応募の中から抽選で選ばれた約60人の女性が会場に集まり、1テーブル6人ずつのグループに分かれてワークショップを進めていきました。
レゴ®シリアスプレイ®とは、レゴ®ブロックを組み立てて作品をつくりながら、自分では意識していないことを明らかにし、新しい気付きを得るというプログラム。2001年にLEGO社のあるデンマークで生まれました。頭や言葉で論理的に考えるのではなく、直感で手を動かしてブロックを組み立てることがポイントです。できあがった作品に対して、同じ机に座ったメンバーから「なぜその色を選んだのか?」「なぜそこにパーツを置いたのか?」などの質問を受け、「あえて言うなら」を合言葉にその意味を答えていくことで、自分でも気付いていない深層心理が明確に表れるといいます。
今回のプログラムの目的は、「本当にやりたいこと」「本当になりたい姿」を明らかにすること。ファシリテータから出されるテーマに沿ってブロックをつくって表現し、各テーブルで説明と質疑応答を繰り返していきます。 ウォーミングアップとして、最初に出されたテーマは「今の気分」「自分が大切にしていること」「オタクなところ」。この3つを好きなブロックを1つ選んで表現します。なぜそのブロックを選んだかを説明するのが、各テーブルでの自己紹介代わりになりました。目と目を見て話すのではなく、目線は常にレゴ®ブロックに。このレゴ®ブロックで表現した作品を中心にコミュニケーションを取ることで、初めての人と話すのが苦手という方も無理なく会話が進んでいくのがレゴ®シリアスプレイ®の特徴です。この日もブロックを通してコミュニケーションを進めていくことで、あっという間に雰囲気は和らぎ、笑い声の絶えない場になりました。
「私自身、このレゴ®シリアスプレイ®を通して、次に自分が目指すべきことが明確になって、今のこのファシリテータをしています」と、自身を振り返る森本さん。「パーツひとつひとつの意味を考えていき、自分の心に向き合うことで、自分だけでは見つけられない答えや可能性を見いだすこと、または何らかのヒントを得ることができると思います。ぜひ、自分自身を見つめる時間を味わってみてください」と参加者に呼びかけていました。
最後に、dodaキャリアアドバイザーから「普段、自分のキャリアについて他者に話したり、表現したりする機会はあまりないのではないかと思います。今日はそれをレゴ®ブロックの作品にすることができました。せっかくの自分だけの作品ですので、写真に撮るなどして保存しておいて、折に触れて『私はこれを目指していたな』ということを思い出していただければ、今後のキャリアのヒントになるのではないかと思います」と、締めくくりました。
この後はdodaキャリアアドバイザーとの懇親の時間になりました。レゴ®シリアスプレイ®でモヤモヤが晴れ、今の仕事やキャリアの悩みが明確になった方を対象により具体的なご相談を受ける時間でしたが、多くの参加者が残り、予定時間をオーバーするほど熱心に質問を続けていました。
これからも、レゴ®シリアスプレイ®を取り入れたキャリアセミナーは定期的に実施する予定ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
- 私の作品に対してテーブルの皆さんからの質問に答えていくうちに、自分の視野の狭さに気付くことができました。はじめは半信半疑でしたが、外の世界を見てみる勇気が湧いてきました。自分が何をやりたいのか、具体的に考えられたのも良かったです。(30歳・メーカー営業)
- レゴ®ブロックでのワークは初めてでしたが、想像以上に楽しみながら取り組めました。しかも、遊び感覚の中にも、自分の深層心理が隠れていることに、ハッとさせられました。同じグループの方から学ぶものもたくさんあり、貴重な時間でした。(29歳・人事)
- 楽しさの中にも頭をフル回転させなければならないワークで、あっという間の3時間でした。レゴ®ブロックを通じて自分の考えていることをアウトプットし、他者へ話すこと、言語化することの大切さを実感しました。(26歳・販売サービス)
- 直感だけで自分の考えていることを形にすることで、自分が今、何に一番迷っているのか明確にできました。また、同じグループの方々からいろいろな刺激を受けました。同じような悩みを持つ女性と悩みを共感しあえたこともとても良かったです。(27歳・営業事務)