みんなが思っている「グローバルな仕事・職場」とは?
更新日:2013/10/07
英語が社内公用語の会社は不人気?
4,000人のビジネスパーソンが思うグローバルな仕事・職場
「global」という単語を英和辞典で引いてみると「【形】全世界の、地球(上)の、地球規模の、全体的な、国際的な」といった訳が書かれています。では、「グローバルな職場環境」と言われた場合に思い浮かべるのは、どのような環境でしょうか?地球規模の職場環境…という訳は、イメージと少し違うように思われます。「外国語の使用」「外国・異文化との接点」が職場・仕事にあるかどうかが、“グローバルな”のイメージを決定づけているのではないでしょうか。
dodaでは、2013年3月に、22~34歳のビジネスパーソン4,000人を対象に「勉強したいこと」と「グローバルな職場環境・仕事環境」に関するアンケート調査を行いました。その回答を基に、日本のビジネスパーソンのグローバル志向について考えます。
ビジネスパーソンとしての実力を高めるためにあなたが勉強したいことは何ですか?
英語、その他の外国語、経済、経営、金融、IT、マーケティングなどの選択肢の中から、ビジネスパーソンとしての実力を高めるために勉強したいこと(すでに勉強しているものも含む)を最大3つまで選んでもらう設問に対して、2,168人と半数以上の方が「英語」を選びました。また、「その他の外国語」を選んだ方も392人と、全体の約1割に上りました。
具体的な必要性を感じている方から、いつかは必要になるかもしれないという可能性を感じている方まで「英語」を選んだ理由はいろいろ考えられますが、いずれにしても多くのビジネスパーソンに共通して「勉強したい」と考えられているのが「英語」だと言えるようです。
企業のグローバル化が進んでいる中で、以下のような職場環境・仕事環境を、あなたご自身はどのように感じますか?
「日本企業の海外支社(支店)で勤務する」「海外企業の日本支社で勤務する」「社内の公用語が英語である」「上司・同僚・部下に外国籍の人がいる」などの9つの職場環境・仕事環境において働くことを希望するかどうかを、「ぜひ希望する」~「絶対に希望しない」までの5段階で答えていただきました。
全体としてほぼすべての環境に対して、「特に希望しない」「絶対に希望しない」人で半数以上を占めています。「どちらともいえない」の回答数まで含めると、平均して約80%の方は“グローバルな職場環境を積極的には希望していない”ということになります。逆に言うと、多少なりともこれらのグローバルな環境で働くことを“希望する”方は、全体の2割程度であると言えそうです。
そんな中、最も希望する人が多かったのが「日本企業の海外支社(支店)で勤務する」という働き方で、その次に「海外企業の日本支社で勤務する」、即ち外資系企業で働きたい方が多いという結果になりました。
逆に希望する人が最も少なかったのは、「社内の公用語が英語である」という仕事環境でした。「絶対に希望しない」の回答数の1位・2位が「社内の公用語が英語である」「海外企業で勤務する(勤務地:海外)」であることからみて、「英語(外国語)にどっぷり浸かる環境」は避けたい傾向が見られます。
「グローバルな仕事・環境」を希望する人も、勤務地(会社の所在地)、社員の国籍、社内公用語などいずれかの要素のベースを「日本」に置きつつ、その上で英語を使う、もしくは外国籍の人や異文化と接点があるような仕事・環境を望んでいると言えそうです。
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