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外資系企業に向いている人の特徴とは?転職して活躍するために必要なことは?

更新日:2024/5/22

次のキャリアを考え始めたとき、外資系企業への転職を視野に入れている人も多いのではないでしょうか。しかし、これまで日系企業でしか就業経験がない方は、自分が外資系企業に向いているか不安になるかもしれません。
この記事では、外資系企業に向いている人の特徴、そして外資系企業に転職するために必要なことをグローバルキャリアアドバイザーが解説します。

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外資系企業とはどんな企業?

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外資系企業に向いているか確認する前に、「外資系企業とはどんな企業か」を知っておきましょう。

外資系企業の特徴

給与

年俸制かつ成功報酬(インセンティブ)が多い

働き方

自主性とスピード感が大切

雇用形態

スキルと職務内容を限定したジョブ型雇用が一般的

昇格

仕事の成果や実績で評価する成果主義が一般的

福利厚生

家賃補助や家族手当は基本的になく、日系企業より充実していない企業が多い

・給与
外資系企業は一般的に、年俸制が採用されています。年俸制は、労働時間の長さではなく社員の成果に着目した制度で、成果主義に合致する賃金制度といえます。また、成功報酬(インセンティブ)が定められていることも多く、成果を上げて評価されたい人にとってより働きがいを感じやすくなります。

外資系のボーナス事情や、年俸制の基本的な支払われ方などについて気になる方は、下記の記事も参考にしてみてください。
外資系企業のボーナス事情は?日系企業との仕組みの違いは?

・働き方
外資系企業は自主性を重んじられる傾向で、自分の意志でスピード感を持って仕事を進めることが求められます。

・雇用形態
外資系企業では、職種別に採用される「ジョブ型雇用」が浸透しています。業務の責任範囲が明確化されているため、専門スキルを発揮しながら成長できる環境です。日系企業は総合職採用で、数年に一度のジョブローテーションを採用している傾向があります。

・昇格
外資系企業の大きな特徴ともいえるのが、成果主義を採用する企業が多いことです。勤続年数などを問わず、業務上の成果を示せれば昇給や昇格のチャンスがあり、チャレンジできる機会を入社早々から得られます。

キャリアアドバイザー写真

小林 花吏(こばやし かり)
(以下、小林)

外資系企業で昇格していきたい場合は、仕事で成果を出し、それを上司にどんどんアピールしていくことも重要です。

・福利厚生
外資系企業の場合、家賃補助や家族手当のほか退職金がないケースが多い傾向にあります。気になる企業の福利厚生についてキャリアアドバイザーに確認しておくと安心です。

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外資系企業で働くことのメリットなどが気になる方は、下記記事もチェックしてみてください。
外資系企業とは?特徴やメリット・デメリットは?日本企業との違いにも触れながら解説

外資系企業に向いている人はどんな特徴がある?

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外資系企業の特徴を知ると、これまで築いてきたキャリアと異なる点もあり、転職が難しく感じるかもしれません。しかし、外資系企業に向いている人の特徴は、大半がこれから身につけられるものばかりです。

日系企業で活躍してきた方は、外資系企業でも十分に能力を発揮できる可能性があるので、以下の特徴を把握した上で、自信を持って転職活動に励みましょう。

自分の意見を積極的に発言できる人

業務領域がはっきりしている外資系企業では、その分野の専門家として意見を主張し、プロジェクトを成功に導く能力が求められます。年齢や立場に関係なく、目標に対して成果を出すために主張できる人は、外資系企業に向いているといえます。

ただし、メンバーやマネジャーの意見も受け入れて説得するバランス感覚も必要です。社内外の交渉ごとに慣れていなかったり、空気を読む文化に慣れていたりすると苦労することがあるかもしれません。交渉や自己主張はテクニックと経験で補えるため、場数を重ねればうまく対応できるようになるでしょう。

成果主義のなかで結果を出すことにこだわれる人

成果主義を採用している外資系企業では、仕事の成果が昇給・昇格にダイレクトに結びつきます。目標達成に貪欲で、成果をどんどん出して仕事に励みたい人にとって、やりがいを感じられる場所となるはずです。

成果を出せるか不安に思うかもしれませんが、外資系企業でも自分一人で目標を背負うことはなく、上司との面談が定期的に設けられるので相談しやすい環境は整っています。また、会社の目標と個人の目標をリンクさせて進捗確認を高い頻度で行う「OKR(Objectives and Key Results)」という評価制度を導入する外資系企業も増えています。

英語など語学力が優れている人

外資系企業に勤めると、本社からの出向者をはじめ、日本以外の出身者と働く機会が多くあります。メールや企画書などで使用する社内公用語を英語と定めている企業もあり、語学力を活かして働きたい人にとっても外資系企業はおすすめです。

グローバルな環境で働くことにより、広い視野とコミュニケーションスキルも身につけられ、海外で働ける可能性も広がります。

キャリアアドバイザー写真

小林 花吏(こばやし かり)
(以下、小林)

私がこれまで転職支援してきた方のなかには、実務における英語利用経験が評価されて外資系企業への転職が決まったケースもあります。一方で、入社してから英語を勉強し始めた方もいるため、意欲があれば英語がそこまで得意でなくともチャレンジしてみるのがおすすめです。

想定外の事態にも柔軟に対応できる人

高い成果と成長率を求められる外資系企業では、日系企業以上に仕事のスピード感が求められます。さらに、本社の意向による方針変更、多国籍のチーム内での認識のズレによるトラブルなど、臨機応変に対応しなければならないケースも多々あります。

想定外の事態が起きても、ポジティブかつ柔軟に乗り越えられる人は、外資系企業に向いているといえます。今の時点で柔軟な対応力に自信がなくても、経験を重ねることで身につくものでもあるので、過度に不安に思う必要はありません。

多様なカルチャーを受け入れられる人

同じチームの上司やメンバー、協力会社の人たちも含め、外資系企業ではさまざまなバックグラウンドの人たちと働く機会があります。国や地域によって文化や価値観、仕事の進め方もそれぞれに違うため、日系企業では当たり前なことが通用しないケースも珍しくありません。

そんなときに、相手の考え方を否定せずに受け入れられる姿勢を持てば、チーム内の結束力も高まり、高い成果に結びつきやすくなるでしょう。固定観念にとらわれずに仕事を進めることは、日系企業に勤めながらでも十分にトレーニング可能です。

論理的思考(ロジカルシンキング)に基づいて行動できる人

成果がスピーディに求められる外資系企業では、上司への報告やプレゼンテーションの場でも論理的かつ端的に説明する力が求められます。また、共通のネイティブ言語や文化を持たない多国籍のチームでは、回りくどい考え方や表現ではミスコミュニケーションが発生しやすいため、論理的思考に基づいた行動を心がけると仕事がよりスムーズに進みます。

論理的思考力はあくまでスキルの一種です。今の時点で自信がなかったとしても、このスキルを鍛えるための本は書店にたくさん並んでいるほか、個人で受けられる研修も多数あるため、後天的に身につけることは可能です。自分に合った方法を見つけてスキルアップを目指してみましょう。

自走力がある人

多くの外資系企業ではジョブ型雇用を採用しているため、その分野のスペシャリストとしての行動や発言を求められることが多々あります。教わるのを待つのではなく、自らの力で考えて問題解決をしていける人は、外資系企業でも評価につながりやすいでしょう。

これはキャリアについても同じことがいえます。外資系企業は成果主義であることが多く、年功序列で自動的に昇進することはほぼないため、自身でキャリアデザインを行う必要があります。今後どんな社会人生活を歩み、どのスキルを伸ばしたいかを常に描ける人は、外資系企業でも成果を収められるでしょう。

どんなキャリアを描くべきか、誰しも悩むものです。外資系企業への転職に精通したdodaのグローバルキャリアアドバイザーが、今後のキャリアの歩み方についても相談に乗るのでお気軽にお問い合わせください。

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外資系企業へ転職して活躍するには何をすべき?

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外資系企業への転職を成功させたい場合、しっかりとした準備が大切です。外資系企業に転職して活躍するために必要なことを、dodaグローバルキャリアアドバイザーがお答えします。

専門性を高めておく

ジョブ型雇用かつ成果主義を重んじる外資系企業では、年齢や社会人経験の長さにかかわらず、高いスキルを持っているかどうかが大きな採用基準になります。これまで培ってきた専門性を高めて自身の市場価値を上げておくことがおすすめです。

そのためには、資格を取る、ウェビナーや勉強会に参加する、プライベートの時間を使って勉強をするなど、主体的に専門性を高めていけば、転職時のアピールにもつながります。

語学力を磨いておく

採用時に語学力を求めない外資系企業もなかにはありますが、多国籍なメンバーとのコミュニケーションでは外国語を用いる場面も少なくありません。そのため語学の勉強をすることに損はないですし、転職活動でもアピールポイントとなります。

特にマネジャーなど外資系企業で管理職ポジションを目指している場合、レポートラインは本国の経営層に向いたものとなるため、ビジネスレベルの語学力を身につけるつもりで勉強に励むことをおすすめします。

自分の強みと弱みをしっかりと言語化しておく

転職活動で自分をアピールするためには、強みや弱みを把握して、即戦力としてどれくらい貢献できるか自分の言葉で伝えることが大切です。面接で背伸びした回答をすると、あとから自分が困ることになります。

ほかの候補者には負けない強み、そして今はまだ足りないがゆくゆくは伸ばしていきたい弱みを見直して言語化できていれば、書類や面接でもよい評価につながりやすいでしょう。

また、強みと弱みを見直すことで、どんな会社や職種が今の自分に合うか、納得して転職活動を進められます。外資系企業への入社後も自信を持って仕事に励めるでしょう。

キャリアアドバイザー写真

小林

強みを伝えるときは、裏付けるエピソードとして「売上○○円」「達成率○%」「ミスやエラーを○%削減」「業務効率化により作業時間○%削減」など、定量面を盛り込めると説得力がアップしやすいでしょう。
また、その結果を残すための取り組みなど、過程もあわせて伝えられるとなお良いです。

外資系企業への転職は少々ハードルが高く感じるかもしれませんが、あきらめる必要はありません。dodaのグローバルキャリアアドバイザーであれば、強みや弱みを言語化するお手伝いはもちろん、ご自身の経験・スキルが活かせる外資系企業を一緒に探します。

また、外資系企業に限らず、海外と接点の多い日系企業や、海外在住がかなう現地企業の求人もご紹介可能です。企業別の選考対策も行っていますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

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