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英語面接で失敗しない! 面接官が見る3つのポイントと必修質問7選

更新日:2023/8/31

「英語面接で失敗したくないけれど、初めての英語面接でどうやって対策したらいいか分からない…」という方もいるのではないでしょうか。場数を踏むことで徐々に受け答えの上達が見込めるとはいえ、人生最初の英語面接が「運命の一社」になる可能性も視野に入れて、事前準備は入念にしたいところ。
ここでは、英語面接における「面接官の視点」「よく聞かれる質問・回答例」「通過率を上げるポイント」などを、英語面接の初心者が実際にやってしまいがちな失敗例も交えて解説します。

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英語面接でありがちな失敗は?面接官がみる3つのポイント

英語面接の初心者がしてしまいがちな失敗には、共通した傾向があります。言い換えれば、最低限注意すべきポイントを押さえて面接に臨むだけで、面接合格の可能性を高めることは可能ということです。
ここでは、実際によくある失敗例を踏まえて、英語面接で面接官が見る3つのポイントを解説します。

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英語力より重要 面接官と食い違いなくコミュニケーションが取れるか?

英語面接で、英語力よりも重要なのが「コミュニケーション能力」です。

英語面接に慣れていない場合に、よくあるのが以下の失敗例
・英語の正確さを最優先し、英文法や発音の間違いに気が付くたびに言い直す
・質問の内容を理解できず、聞き取りにも自信がないため自分の真意とは異なる内容を話す

どちらも、正確さが求められる語学系のスピーキングテストであれば重要視すべき内容ですが、採用面接となると話が違います。採用面接では、より実践的な視点で見られるため、文法的に不完全でも「相手にとってストレスのないコミュニケーション」を取ることや、相手に対して自分の考えを「食い違いなく伝える」ことのほうが重要です。

一方で、英語面接を行う企業では、日常的に業務で英語を使用する・社内公用語が英語という場合がほとんどです。周囲と問題なく意思疎通できる、日常会話中級レベルの英語力は身につけておいたほうがよいでしょう。

英語面接は自己アピールが必須 即戦力になれるか?

英語面接では、自己アピールが欠かせません。日本語の面接では、将来的なポテンシャルが重視される傾向にありますが、英語面接で面接官が見ているのは、「即戦力になり得るスキルや強みがあるかどうか」です。

どれだけ熱意を伝えても、「自分の強みを、企業でどのように活かしたいか」を具体的にアピールできなければ、「スキル不足」だと思われてしまう可能性があるので、注意が必要です。

英語面接でも企業研究は大切 企業のニーズを理解しているか?

企業研究を通じて「企業のニーズ」を理解しておくことは、英語面接でも大切です。

応募用の書類を作成したタイミングで、企業についてはある程度調べておきましょう。 加えて英語面接の対策としては、企業だけでなくポジションについても深掘りして調べておくと、企業のニーズを理解しているということをアピールできますので、以下のような項目について考えておくとベターです。

・自分がそのポジションに就いて、ビジネスに対してどんな価値をもたらすことができるか
・募集要項と、自分の持つスキルや能力がどのようにマッチしているか
・組織、ポジションに対してどんなふうに魅力を感じているのか

英語面接こそ事前準備が必須!

自分なりに準備をして面接に臨んでも、想定外の質問をされたり、当日急なトラブルが起きたり…。
何が起こるか分からない面接の場だからこそ、状況に応じて柔軟に対応できるよう、事前準備を入念に行うことが必須です。この章では、「面接までもう時間がない!」という場合でも最低限押さえておくと安心な3つのポイントを解説します。

応募した企業について調べる

応募した企業について調べることは、英語面接の準備の基本です。 企業サイトに掲載されている企業理念や採用情報からは、「応募先の企業が求めている人物像」「ポジションで求められている要素」を分析することができます。

企業理念に共感できる点、企業のニーズに対して自分がマッチしている点を洗い出せたら、英語面接でも伝えられるように、自分の言葉でポイントをまとめておきましょう。

面接の流れと聞かれそうな質問を予習

英語面接の事前準備として、面接の流れや聞かれそうな質問を予想して、回答を用意しておくことも大切です。面接の流れは、一般的に以下のとおりですが、面接前にアイスブレークとして簡単な質問がある場合もあります。

・英語面接の一般的な流れ
① 自己紹介
② 経歴や強み
③ 応募ポジションへの志望動機、どのように価値をもたらすことができるか
④ 逆質問
特に②経歴や強みについては、学歴→職歴→成果や獲得したスキル→将来の展望の順に話せると、面接官の理解を得やすいでしょう。

また、一般的に必ず聞かれる質問としては、例えば「長所・短所」「自己アピール」などが挙げられます。そのほかにも、「よく聞かれる質問例」を英語面接でよく聞かれる質問7選と回答例で紹介していますので、ぜひ活用してみてください。

英語の回答は丸暗記よりも箇条書きポイントを記載

英語の回答を用意する際は、丸暗記ではなく要点のみをおさえ、アピールしたいキーワードだけを箇条書きでまとめておきましょう。英語面接では、完璧な英語を話すよりも、面接官と「会話」をすることが最優先。そのため、英文の丸暗記をしてしまうと面接官に「自分の言葉で話していない」という印象を持たれてしまう可能性があるので、注意が必要です。

また、事前に質問を予想して準備していっても、面接の場では想定外の質問が出てくることも少なくありません。本番で臨機応変に対応できるよう、自分の伝えたいことはキーワードに分解して、準備しておきましょう。

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英語面接でよく聞かれる質問7選と回答例

ここでは、一般的な英語面接の流れに沿って、実際によく聞かれる質問例・回答例を紹介します。

スモールトーク

英語面接では、面接前に軽い世間話から始めるのが一般的で、これを「スモールトーク」といいます。

スモールトークの話題は、体調や天気などの定番の話から、週明けの面接であれば「週末は何をしていたのか?」など多岐にわたります。単純な英語力チェックが目的の場合、日常にまつわる質問がメインだと考えてよいでしょう。面接内容とは直接関係がないものの、第一印象を決定づける場面にもなりますので、簡単な文脈だけでも準備をしておくとベターです。

【質問例文】

・How are you today?
こんにちは、調子はどうですか?
・What did you do last weekend?
週末は何をしていましたか?

【回答例文】

・I’m well, thanks. It’s been a hot day lately. 
良いです。ありがとうございます。最近暑い日が続いていますね。

・On weekends I went to the park and take up jogging. I plan to compete in the City marathon in this fall.
週末は公園に行ってジョギングをしました。今秋にシティマラソンに出場する予定です。

自己紹介、経歴

自己紹介は、「今までの経歴」を述べた上で、「アピールポイントや応募先のポジションで貢献できる点」を簡潔に伝えましょう。

経歴を伝える際は、所属していた期間やミッションを説明した上で、どのように成果に貢献したのかを明確に伝えることが重要です。数字や客観的データなどを用いると、面接官に伝わりやすくなります。

【質問例文】

Tell me about yourself./Describe yourself.
How would you describe yourself?/Tell me a little about yourself.

自己紹介をしてください。

【回答例文】

・Thank you for giving me this opportunity to interview for the position at ●●●.
このたびは●●●社での面接の機会をいただきありがとうございます。

【回答例文】

・I have worked as a sales manager for 2 years at XXX. I was involved in the promotion and sales planning of a new product.Over the past three years, I have increased the team‘s sales results by 20%.
XXX社で2年間営業マネージャーとして仕事をしてきました。私は新製品のプロモーションと営業企画に携わっておりました。3年間で、私はチームの営業成績を20%向上させました。

・I have skills in analyzing products and targeting customers. As a result, I was able to effectively promote the products.I also can interact with others both inside and outside the organizations to properly understand their challenges.I helped my team achieved the target. I believe my ability to contribute to your company as well.
私には商品を分析し、顧客をターゲティングするスキルがあります。結果、商品を効果的に宣伝することができました。組織内外の人々と交流し、彼らの課題を正しく理解する能力もあります。私はチームの目標達成に貢献しました。私の力は御社にも貢献できると信じています。

志望動機

志望動機をつたえる際は、応募先の組織・ポジションについて以下のポイントを押さえてアピールすると、面接官の印象に残りやすいでしょう。

・応募先の組織・ポジションのどこに魅力を感じているのか
・job description(募集要項)と、自分の持つスキルや能力がどのようにマッチしているのか
・応募する企業やポジションで、自分がどんな価値をもたらせるか

【質問例文】

Why are you interested in this position?/Tell me why you want to work here.
なぜ、このポジション/会社に興味があるのですか?

【回答例文】

・My career goal is to become a sales expert in this industry, and I believe there are opportunities for professional development and advancement in this company. I will do my best for the development of the organization through my growth.
私の目標はこの業界で営業のエキスパートになることです。御社には成長とキャリアアップの機会があります。私が成長することで組織の発展に繋がるようにベストを尽くしたいです。

・I am confident that my experience and skill in sales manager will help to improve of organizational capability.
私の営業マネジャーとしての経験とスキルは、御社の組織力向上に役立てることができます。

長所と短所

長所や短所について聞かれた際は、それぞれ以下の点を意識して回答するとよいでしょう。

・長所
長所についてアピールする際は、性格やヒューマンスキルに関することよりも、専門スキルやビジネススキルに紐づく強みを回答しましょう。

・短所
短所への言及は、必要以上にネガティブにならないように注意が必要です。短所を伝える際には、加えて「改善のために行っている努力」を添えることを意識してください。

【質問例文】

・What is your greatest strength?/What are your biggest strengths?
あなたの長所は?

・What is your greatest weakness?/What are your biggest weaknesses?
あなたの短所は?

【回答例文】

・I believe one of my strengths are interpersonal skills and flexibility.
私の強みは対人スキルと柔軟性です。

・My weakness is too detail-oriented. In the past, I forced team member to do things my way, so did not energize the organization. Since I realized this, I try to manage according to their personalities.
私の弱みは細かい点にこだわりすぎる点です。以前は、自分のやり方をメンバーに強要していたため、組織に活力がありませんでした。それに気づいてからは相手の性格に合わせたマネジメントを心がけています。

将来のビジョン

将来のビジョンについては、できるだけポジティブな回答を心がけましょう。採用する会社側としては、「会社に長くとどまって成果を上げてくれる人材を採用したい」という思いがあります。面接官は、「将来のビジョンやゴールが、会社の方向性にフィットしているか」を見ていることを意識しておきましょう。

【質問例文】

・What challenges are you looking for in my company?
当社ではどんなことに挑戦してみたいですか?

・What your goal for the future?
将来達成したいことは何ですか?

【回答例文】

・I would like to use my background to work a larger organization as a sales manager and strengthen my management skills.
自分の経歴を活かして、営業マネジャーとしてより大きな組織を管理したいです。

・My career goal is to become an expert in my field and to develop products that have an impact on society.
私のゴールはこの分野のエキスパートとなり、社会に影響を与える商品を開発することです。

転職理由

転職理由を聞かれた際は、前職や現職での不満、嫌だった点のみをフォーカスして回答することは避けましょう。応募先のポジションで自分がやりたいこと、得たいもの、活かしたいスキルなど、今後つくり出すポジティブな未来を強調することが大切です。

【質問例文】

Why are you leaving or have left your job?
なぜ仕事を辞めようと思っているのですか?

【回答例文】

I cannot expect any further expansion in current job. Although this job is rewarding for me, I decided to change jobs in search of further growth.
今の仕事では、これ以上のキャリアの広がりは望めません。今の仕事はやりがいがありますが、さらなる成長を求めて転職を決意しました。

その他の質問

面接官からの質問に対しては、基本的にある程度主観的な回答をして問題ありません。加えて、事例など客観的な判断材料を短く含めて伝えることができると、より面接官の納得感を高められるでしょう。

■アピールポイントを問う質問例文

【質問例文】

・If the people who know you were asked why you should be hired, what would they say?
あなたを知る人に、あなたを雇うべき理由を尋ねたら、どう答えるでしょうか?

・What can you do for our company?
当社にどんな貢献ができますか?

【回答例文】

・My colleagues and supervisors say I am an exceptional communicator. If our organization has some problems, I am good at identifying them in conversation and find solutions.
同僚や上司は、私が卓越したコミュニケーション力があると言います。組織に課題があった際、私は会話の中で問題を特定しそれを解決する方法を見つけることが得意です。

■失敗や困難を乗り越えた経験

【質問例文】

・What was your biggest failure in this position?
今のポジションで一番の失敗は何ですか?

・What is the greatest challenged that you’ve had to face?
今までいちばん困難だったことを教えてもらえますか?

【回答例文】

・My biggest challenge was working during COVID‑19. During that period, company sales dropped and so did the team’s performance. To improve performance, I actively engaged with my customers and team members online.
大きな困難は、コロナ禍での業務です。その期間は会社の売り上げが落ち、チームの業績も下がりました。オンラインで顧客やメンバーとの接点を積極的に取り、業績改善に努めました。

■逆質問
日本語でも聞かれる定番の質問です。英語でも聞けるよう、3点ほど質問を準備しましょう。応募企業やポジションに関心があると面接官に印象づけることができます。

【質問例文】

・Do you have any questions for me?/What questions do you have for me?
何か質問はありますか?

これだけは押さえたい!英語面接の通過率を上げるアドバイス

英語面接にも、よく聞かれる質問・面接官が見るポイントなどある程度の傾向が見られます。 ここでは、「これだけは押さえたい!」英語面接の通過率を上げるためのコツをいくつか解説します。

第一印象は良くしよう

第一印象をよくすることは、英語面接の通過率を上げるための重要なポイントの一つです。

清潔感のある服装・髪形を意識するのはもちろんのこと、「最低限のビジネスマナーを守るのは当然」という目線で面接官に見られていることを忘れないようにしましょう。特に印象を左右するのが、面接官と最初に顔を合わせる面接前のあいさつ。面接官の心に良い印象が残るよう、以下を心がけましょう。

・握手を求められた際は、席から立ち上がり、面接官の目をしっかりと見ながら握手をする
・自分の名前を名乗った後、面接の時間を頂いたことに対する感謝や、お会いできて光栄であることを付け加える
(例:Thank you for the opportunity for the interview/本日は面接の機会をいただきありがとうございます)
・低姿勢になり過ぎないよう、姿勢を正して堂々として振る舞う

聞き返してもOK! 面接官の質問意図を理解しよう

面接官の話が聞き取れなかった場合や質問の意図が分からない場合は聞き返しても問題ありません。

その場の雰囲気を優先して的外れな回答をすると、会話のつじつまが合わなくなり、かえって面接官に良くない印象を持たれてしまう可能性があります。仮に、一度聞き返しても分からなければ、再度単語の意味を聞いたり、つづりを書いてもらったりしてもよいでしょう。どんなにささいな質問でも、面接官の意図を理解してから答えることが大切です。

アピールポイントは箇条書きでまとめておこう

面接官に伝えたいアピールポイントは、箇条書きでまとめておきましょう。

伝えたいことを文章にして丸暗記すると、「思い出そう」としている様子が面接官に見抜かれてしまいます。たとえ完璧な英語であっても、「何かを読んでいるような回答」は、面接官にとって魅力的には映りにくいものです。箇条書きにして覚えておく英文を減らすことで、かえって難しい質問にも柔軟に対応しやすくなるというメリットもあります。

ポジティブな回答を心がけよう

面接官の質問に対しては、ポジティブな回答を心がけましょう。ここでは、英語面接でよく聞かれる2つの質問と回答のポイントを解説します。

・短所を聞かれた際
「欠点と同時に、その改善・努力にも言及する」ことがポイントです。実際にどんな改善・努力をしているのかを、しっかりと説明できるとよいでしょう。

・転職理由について聞かれた際
前職・現職に対する不満だけを話すことは避けましょう。
また、応募先のポジションで自分がやりたいこと・活かしたいスキルなど、ポジティブな未来を強調しましょう。

面接後のお礼メールも忘れずに

グローバル転職においては、英語面接の終了後は、お礼メールを忘れずに送りましょう。タイミングとしては、当日中・遅くとも翌日の午前中までに送信するのがベターです。

・面接後のお礼メールの内容例
① あいさつ
② 面接の機会を頂いたお礼
③ 自分の強みや、応募先のポジションでどんな価値をもたらすことができるか
④ 次の選考に向けた意気込み
⑤ 連絡先

英語面接に不安があればグローバルキャリアアドバイザーに聞いてみよう

英語面接の対策は、日本語の面接と比較しても時間がかかるもの。慣れていない方にとっては、事前準備ひとつとっても「やり方が分からない」と悩むこともあるかもしれません。

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