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もっと、自分らしい働き方が見つかる女性向けイベントWoman's Career Meeting Report

Woman's Career Meeting Report Woman's Career Meeting Report
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掲載日:2017年3月27日

第9回 2017.3.8

国際女性デー特別記念~いつも頑張っている働く女性に贈る~
本当になりたいキャリアと向き合うひととき

doda Woman Careerが主催する女性向けのイベント「Woman's Career Meeting」の第9回が、2017年3月8日(水)に行われました。今回は「国際女性デー(3月8日)」を記念したスペシャルイベントとして、ホテル椿山荘東京にdodaの女性会員80名を招待して開催。第1部では一般社団法人at Will Work 代表理事の藤本あゆみさんが「“WANT”から考えるキャリア」をテーマに基調講演を行い、続く第2部では、本格フレンチコースを楽しみながら、dodaのキャリアアドバイザーと一緒に「本当になりたい姿」について参加者が語り合いました。イベントの模様を、Woman Career編集部がレポートします。

profile 講師プロフィール

藤本 あゆみさん

藤本 あゆみさん
一般社団法人at Will Work 代表理事

1979年東京生まれ。大学を卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。広告営業を担当し、求人媒体(求人誌・転職サイト)を使っての企業の採用活動支援に携わる。入社3年目に、当時最年少かつ女性で唯一の営業マネジャーに就任。結婚を機に退職し、2007年4月にグーグル株式会社に転職。デジタルマーケティング導入支援を経て、業種別広告営業チームの立ち上げに参画。アカウントエグゼクティブを務め、同社初の営業部女性マネジャー、人材業界担当統括部長を歴任。14年よりWomen Will プロジェクトのパートナー統括業務に従事。15年12月にグーグルを退職後、一般社団法人at Will Workを立ち上げ、代表理事としてカンファレンスやイベントの開催に向けて活動を展開。並行して、株式会社お金のデザインで、マーケティング・PRを担当している。

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藤本あゆみさん(一般社団法人at Will Work 代表理事)による基調講演「“WANT”から考えるキャリア」

経験やスキルを積み重ねて広がる「自由」

「すべての人が働きやすい社会」をつくることを目指して活動を展開している一般社団法人at Will Work 代表理事の藤本あゆみさん。講演では初めに、自らの学生時代やこれまでのキャリアを紹介しながら、その過程で常に大切にしてきたというキーワード「自由」について語りました。「前職のグーグル株式会社で社内プロジェクトであるWomen Willに携わったとき、上司から最初に言われたのが『何でも好きにやっていいよ』というひと言。自由にできるということが、自分にとっていかに大切な要素なのかに改めて気づきました」と振り返ります。

同時に、自由には必ず責任が伴うもの。それを絶対に忘れてはいけないと、藤本さんはいつも自分に言い聞かせてきたと言います。「仕事における自由とは、何らかの期待されるゴールがあって、そこに至る方法は任されているということ。そうである以上、その期待に応えて成果を出すのが私の責任。そのことをしっかりと念頭に置いています」。

さらに藤本さんは、「自由」を大海原にボートでこぎ出す様子に例えます。「自分自身にスキルが備わっていなければ、どこに向かってどう漕げばいいのか分からず、不安になりますよね。それが社会人1年目の状態です。そこから、さまざまなことを経験しながら、航海には何が必要かを一つずつ学んでいく。そして、身につけたスキルや知識をカスタマイズしていくことで、どこにでも自由に進んで行ける自分になれるのです」。キャリアを積むほどに、より大きな自由を手に入れて視界も広がっていくイメージが分かりやすく伝わり、参加者たちはうなずきながら聞き入っていました。

リストに書き出すことでWANTが見えてくる

以前、28歳を軸にキャリアを語っていただく「Age28」に登場した際、自分の「WANT」に正直になろう、と読者にメッセージを送った藤本さん。それに対する反響として「そう言われても自分が何をしたいのかがよく分からない」という戸惑いの声も少なくなかったそうです。そんな人たちに向けて藤本さんが提案するのは、「私を幸せにしてくれる大好きな仕事」を100個、手帳やノートに書き出してみること。「その際のポイントは2つあって、一つは『仕事』に限定すること。もう一つは、自分が過去に経験したことだけでなく、『こんなことができたら幸せだな』とイメージを広げること。例えば、これは私自身がリストに入れた項目の一つですが、『ファーストクラスで出張する』でもいいんです」と、実際にリストを書き込んだ手帳を広げて見せながら説明しました。100個書き出すことはとても難しい作業。しかしこれによって、自分の好きなもののキーワードがそろってくるのだと言います。

藤本さん自身が、この作業を経て見つけ出したキーワードは「選択をしない、という選択」でした。「自分で選択するのではなく、来たものを受け止めてみることで、かえって自分の可能性が大きく広がることがある。そこに私は幸せを感じるのだと、リストに書き出してみて気づきました」と語ります。

「選択をしない、という選択」をした結果、藤本さんは現在、一般社団法人at Will Workの代表理事をしながら、並行して、株式会社お金のデザインでも正社員として働いています。2017年2月15日にはat Will Work主催で「働き方を考えるカンファレンス2017」が虎ノ門ヒルズで開催され、54名の登壇者と約600名の来場者が一堂に集結して大きな話題に。もう一方の、お金のデザインでは、2016年2月にスタートした資産運用サービス「THEO(テオ)」の広報活動に注力し、自ら掲げた「日経新聞の一面で紹介してもらう」という目標を実現。WANTに忠実にキャリアを築きながら、「どちらも本業」という新しい働き方に挑戦しています。

「WANTは簡単に見つかるものではなく、あっても明確な言葉で説明できないことも多い。しかも、変化して当然のものだと思います。大切なのは、その時どきの自分に一番ぴったりくる言葉や、心ひかれるものに素直になること。それによって思わぬところで道が開けたりすることを、私は体験から学びました。みなさんもぜひいろいろな体験をして、自分にとって何が一番心地いいのかを見つけていってください」。こう藤本さんは講演を締めくくり、会場に集った女性たちにエールを送りました。

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第2部 懇親会

第2部は本格フレンチコースを堪能しながらの懇親会。あらかじめ参加者の皆さんに受けていただいた「キャリアタイプ診断」 の結果を各テーブルで共有し、今後のキャリアや「なりたい姿」について語り合いました。テーブルには、第1部で講演を行った藤本あゆみさんや、dodaキャリアアドバイザーをはじめとしたdodaスタッフも同席。参加者はリラックスした表情で食事や会話を楽しみながら、ありたい自分と向き合うひとときを過ごしました。

参加者の声

  • 「MUST:しなければならないこと」がしがらみになっていたので、今後を考える良いきっかけになりました。(28歳・広報)
  • 藤本さんの講演を聞くことで、流れに任せつつ、自分をしっかり持つ働き方の一例を知ることができました。(27歳・コンサルティング)
  • 自分の気持ちや考えの棚卸しの仕方を学ぶことができました。自分の心に素直であることって大切なんですね!(28歳・営業)
  • 最近「何がやりたいのか」ということを聞かれたり、自分自身でも考えることが多かった中で、「選択しないという選択」を知れたことは少し肩の力を抜いて考えるきっかけになったように思います。(29歳・人事)
  • さまざまな人と話すことで、考えや思考が変化していくことを柔軟に受け入れることが大事だなと感じました。(30歳・ITエンジニア)
  • 会社の同期とはキャリアの話がしづらいので、同じような思いを持つ方やキャリアアドバイザーのお話が非常に参考になりました。(27歳・事業企画)
  • 同じ悩みを持っている方々と話すことで、新たな発想を得られたり、自分の考えがまとまりました。(32歳・営業)
  • 同じような悩みを抱いている女性たちとお話しできて、不安がなくなりました。(31歳・ITエンジニア)
  • 藤本あゆみさんは、基調講演ももちろんですが、その後に個別にお話しした際、もっともっとお話ししたいと思いました。勇気というか、プラスのエネルギーをいただきました。(29歳・コンサルティング)

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