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Age28 〜28歳から、今の私につながるキャリア〜

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掲載日:2016年5月9日

「WANT」に根ざした選択の方が人は力を発揮できる
だからこそ「自分はどうしたいのか」の問いを大切に

一般社団法人at Will Workの代表理事を務める藤本あゆみさん。前職のグーグル株式会社で携わった「Women Will プロジェクト」での経験を活かし、「すべての人が働きやすい社会」を作ることを目指して活動を展開中です。また並行して、株式会社お金のデザインではマーケティング・PRを担当しています。これまで2度の転職を経て新しい働き方に挑戦している経緯や、キャリアにおけるターニングポイントになった出来事などをお聞きしました。

一般社団法人at Will Work 代表理事藤本 あゆみさん

1979年東京生まれ。大学を卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。広告営業を担当し、求人媒体(求人誌・転職サイト)を使っての企業の採用活動支援に携わる。入社3年目に、当時最年少かつ女性で唯一の営業マネジャーに就任。結婚を機に退職し、2007年4月にグーグル株式会社に転職。デジタルマーケティング導入支援を経て、業種別広告営業チームの立ち上げに参画。アカウントエグゼクティブを務め、同社初の営業部女性マネジャー、人材業界担当統括部長を歴任。14年よりWomen Will プロジェクトのパートナー統括業務に従事。15年12月にグーグルを退職後、一般社団法人at Will Workを立ち上げ、代表理事としてカンファレンスやイベントの開催に向けて活動を展開。並行して、株式会社お金のデザインで、マーケティング・PRを担当している。

~28歳の時~ 「どんな仕事か想像できない」ことに魅力を感じ
異業界のグーグルへの転職を選択

大学を卒業後、就職先に総合人材サービス企業を選んだのは、父が人材紹介業に携わっていたことも理由の一つです。父からよく「自分に合った仕事を見つけられると、人生はもっと豊かになる」という話を聞いていて、私もそんなふうに人をサポートしていきたいと考えました。ところが入社後に配属されたのは、希望していた人材紹介の部署ではなく、広告営業。落胆しましたが、やると決めた以上はきちんとやろうと思いこつこつと仕事に取り組むうちに、次第に面白くなっていきました。求人誌のページ上で、企業の魅力や働く人々の思いをいかに的確に伝えるかを工夫することに楽しさを覚えたのです。

キャリアの出だしは希望通りではなかったけれど、それがむしろ良かったと思います。自分が望んでいることをできない状況に置かれたときに、どうモチベーションを高めて成果を出すのかを、経験を通して学べたからです。また同時に、どんな仕事であっても真剣に向き合うことで、面白さややりがいは必ず見いだせるのだと実感しました。入社3年目、26歳のときに当時最年少で営業部のマネジャーに。与えられた高い壁を越えていく楽しさを知り、先の想像がつかないような環境に思い切って飛び込んだ方が、学べることは大きいと気づきました。

28歳前後の時期はちょうど、初めての転職を経験したころです。きっかけは職場の後輩だった夫と結婚し、どちらかが部署を異動する必要が生じたことでした。異動の選択もあったのですが、年齢的に今ならキャリアの幅を広げられるチャンスだと考え、転職を決意。ネットの求人情報で見たグーグルに応募したのは、グーグルが研究開発職ではなく営業職を募集しているというギャップに惹かれたのが一番の理由です。どんな仕事なのか自分では想像できないところに面白さを感じて入社を決めました。

人生なるようになる、がモットー。「28歳当時も、先のキャリアはあまり考えていませんでした。想像したところで、予期しない状況になることも多いし、その方が人生は面白い。『今、これがしたい』という気持ちを大切にしています」

~28歳から今~ デジタルマーケティングなどさまざまな仕事を経て
行き着いたのは「働き方」という一貫したテーマ

グーグルでは最初、代理店営業チームでサポートに携わりました。転機が訪れたのは2年が経ったころ。新しく直接広告主にアプローチする営業チームが立ち上がることになり、そのメンバーに誘われたのです。挑戦したい気持ちの一方で、営業としてのブランクやもし仕事の調子が出てきたころに子どもができたらどうしよう…などと不安は尽きず、かなり悩みました。そんな私に上司が掛けてくれたのが「そうなったらなったで、そのときにどう解決できるかを一緒に考えよう。」というひと言でした。その言葉に背中を押され、広告営業チームのアカウントエグゼクティブ(営業職)に転換しました。

それからは、あらゆる業界を担当しました。当時はデジタルマーケティングが主流ではない企業も多く、企業の方から「グーグルに営業の部署なんてあったの?」と言われることもしょっちゅう。そんな状況の中で上司は、ただ単に売り上げの拡大を目指すのではなく、「デジタルマーケティングの価値、そして私たちが関わる価値は何か」を常に私たちメンバーに問い続けました。「どうやって価値をつくるか」を考えることにやりがいと楽しさを覚え、それをどんどん突き詰めながらいろいろな業界で営業活動をしているうちに、あっという間に年月が経っていました。

2014年から社内プロジェクトのWomen Willに携わることを選んだのは、長く広告営業を経験してきて、思い切ってまったく違うことをしてみたいと考えたからです。Women Will プロジェクトは、女性が働きやすい環境作りを目指す、グーグルのアジア太平洋地域全体の取り組みです。日本では「#Happy Back To Work」と題し、女性が出産を機に仕事をやめてしまう状況を改善するため、働くママを応援するサポーター企業や団体とともに「女性が働きやすくなる」アイデアを集め、実践の輪を広げています。それまで長年の広告営業チームの仕事を通して、あらゆる業界に人脈が広がっていたことは、この活動に携わる上でとても役立ちました。「仕事」や「働き方」は、新卒で就職したときから私にとって大きなテーマ。さまざまな仕事を経て、「戻って来たな」という感じでした。

プロジェクトに関わる過程で、次第に私の中で「ワーキングマザーだけでなく、すべての人が働きやすい社会をつくりたい」という思いが強くなっていきました。どうすれば良いか頭を悩ませていたとき、相談した周りの人に「グーグルの枠にとらわれず、自分でやればいいじゃない」と言われてハッとしました。やりたいことをするのにぴったりの場所がないのなら、自分でつくればいいと気づいたのです。2015年末でグーグルを退職し、2016年5月に一般社団法人at Will Work を設立。様々な企業や団体と協力して、新たな段階へと活動を発展させたいと考えています。

at Will Workが目指すのは、「働き方」に関連した活動に取り組む組織や人の間に、新たな連携を生み出すプラットフォームの役割を果たすこと。「同じような課題を持って取り組む人同士をつなげることで、社会が変わるスピードは速まると思っています」

~28歳の働く女性へのメッセージ~ ささいなことでも「WANT」を見つめることで
次に自分が起こすべき行動は見えてくる

今現在、キャリアを模索している人も多いと思いますが、まずは自分の内にある「WANT」(自分から『やりたい』と思う気持ちや物事)に正直になることがとても大切だと思います。特に女性はどうしても「しなければいけない」や「こうあるべき」という考えにとらわれることが多いですが、物事をどれだけ論理的に考えたところで、原動力では「WANT」に及びません。そして、「WANT」をどうすればかなえられるのかを考えることで、次に起こすべき行動も見えてくると思います。もし「WANT」を実現するためのスキルや経験が足りないのであれば、そのことに悩むよりも、足りないものを補うための行動をとればいい。「WANT」に根ざした選択をした方が、人はより大きな力を出せるはずです。

私自身、2度の転職を経て今に至るこの人生は「WANT」の積み重ねだったと思います。現在、at Will Workの活動と並行して、縁あって株式会社お金のデザインで正社員として働いていますが、それはそこに私の「WANT」があったからです。新しい働き方に挑戦しているのですが、これは「二つのうち、どちらかを副業とするのではなく、どちらも本業」として仕事に向き合いたいと考えているからです。また、その実践にあたり、意識しているのは、ミッションをベースに「私の価値」をマネジメントすること。つまり、成果にフォーカスすることを心掛けています。今はまだ試行錯誤の段階ですが、フレキシブルな働き方の可能性を私自身が実証していきたいという思いもあります。

「WANT」を見つめることに加えて、もう一つ重要だと感じるのが、「タフでしなやか」であること。これは私が社会人になったときにアドバイスされた言葉で、キャリアを通して常に心に留めている教えでもあります。自分にとって譲れないものを強く持ち、タフでいることは大事。その一方で、人生もキャリアも、この先何が起きるかは誰にも分かりません。起きてもいない未来を悲観するのではなく、何かが起きたときに「へえ、そうくるんだ」とまずはドーンと受け止め、次に「さあどうしようか」と状況を俯瞰視して対策を考える。そんなしなやかな姿勢こそが、長く働き続ける上ではとても大切になると感じています。

「28歳前後は、仕事が忙しくなる時期。でも『忙しい』は、心を亡くすと書くようにネガティブな響きがあります。例えば、『多忙』ではなく、やりたいことがたくさんあって『多用』なのだと言い換えてみる。『忙しい』のではなく『機会に恵まれている』と考えてみる。言葉の使い方一つで、気持ちも変わることを知ってほしいですね」

今、28歳の自分にアドバイスをするとしたら?

私自身も28歳のころは「こうあるべき」という理想にがんじがらめになっていました。仕事と家庭をちゃんと両立しなければ、きちんと一人でできなければ、と。でも今なら「そんなことは大した問題じゃないよ」「周りをもっと頼っていいよ」と言いたいですね。人に寄り掛かるということではなく、「ここをもっとよくしたいのだけど、何かアイディアないかな」と聞くだけでも良いと思うんです。アドバイスをもらうことで新しい世界が開けるかもしれない。必要以上の背伸びをやめ、「こうあるべき」から自由になった先に、「WANT」も見えてくると思います。

編集後記

時間ではなくミッションと成果をベースに、自分が今目指すべきゴールを設定して取り組んでいる、というお話が印象的でした。「これまで出会ったいろいろな人が、私のマインドと選択肢をぐっと広げてくれた」と語る藤本さん。同様に、私たち取材チームにとっても、「働き方」の新しい価値観に出合えた貴重な機会になりました。

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「自分らしいキャリアを生きる」先輩からのメッセージ

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