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第二新卒で外資系に転職は可能?メリットは?必要なスキルについても解説
更新日:2024/3/6
グローバルキャリアに興味はあるけれど、「第二新卒で外資系企業に転職することは可能なの?」「どういった準備をすればいいの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。ここでは、外資系企業に転職するメリットをはじめ、第二新卒から外資系企業に転職する際のチェックポイントも解説します。
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第二新卒で外資系企業への転職は可能?
第二新卒で外資系企業に転職することは、スキルや経験次第で十分に可能です。第二新卒は、新卒に比べて業務経験があり即戦力として期待されやすいほか、まだ新しい企業の社風に溶け込む柔軟性を備えている点で、外資系企業ではプラスに評価される傾向にあります。
また、外資系企業はジョブ型雇用が定着していて、スキルアップやキャリアアップを目的に短期間で転職するのが珍しくないということも、第二新卒の採用を後押しする背景の一つです。実際にdodaでも「第二新卒歓迎」とする外資系企業の求人は増えています。
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横山 航介 (よこやま こうすけ)
(以下、横山)
実際に、第二新卒で外資系企業への転職を実現されている方も多くいます。語学力を活かしたい、グローバルにチャレンジをしたい方にはマッチしている環境です。
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外資系企業が第二新卒を採用する理由とは?
外資系企業が第二新卒を採用する理由は、主に下記2点が考えられます。
短期間に一定数の採用が必要だから
新規事業を立ち上げたばかりの場合や、日本を新たなマーケットとして進出する場合、多くの外資系企業では人員不足を理由に第二新卒を採用する傾向にあります。また、本国では大企業でも日本ではまだ知名度が低い外資系企業の場合、日本で知名度のある企業に比べて応募を獲得しづらく、新卒や経験豊富な人材の採用が難航しやすいという背景も。そのため、決まった期間内に一定数の人員を確保するために、第二新卒も含めて積極歴に募集を行っています。
実力主義で採用形式にこだわりがないから
実力主義で採用形式にこだわりがないことも、外資系企業の多くが第二新卒を採用する理由の一つです。日本では、転職を繰り返す人よりも、一つの企業に長期間勤務する人のほうが評価される傾向がありますが、海外では「転職=キャリアアップ」と捉えられることも多くあります。企業が求める人物像にマッチする人や、ポテンシャルが高いと企業から判断される人であれば、第二新卒であることがデメリットになるとは考えにくいでしょう。
外資系企業に転職するメリット
外資系企業に転職するメリットとしては、主に下記2点が挙げられます。
成果を出せば高収入につながる
外資系企業に転職するメリットの一つは、成果を出せば年収がアップしやすい風土にあります。外資系企業は実力主義であることが多く、成果に応じたインセンティブに重きを置く給与体系である場合がほとんど。年齢や経歴に関係なく評価をしてもらえるほか、自分の成長次第で昇進のチャンスも平等に訪れます。日系企業に多い、年功序列や終身雇用の安定性とは異なるチャレンジングな風土で、キャリアアップを目指したい人にとってはうってつけの環境でしょう。
語学力を活かせる
英語をはじめ、一定の語学力を身につけている人にとっては、語学力を活かせる点も外資系企業の魅力だと感じられるでしょう。企業によって求められる語学レベルはさまざまですが、語学力があれば、取引先や社内でのコミュニケーションなど日常的な場面で活かせるほか、仕事の幅も広がりやすくなります。
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横山
新卒で就職した会社で語学力を活かしきれなかった、もっとグローバルなキャリアにつながる仕事をしたいという方は、第二新卒で外資系企業に挑戦してみるのもおすすめです。
外資系企業の特徴について気になる方は、こちらをチェック
外資系企業とは?特徴やメリット・デメリットは?日本企業との違いにも触れながら解説
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第二新卒で外資系企業に転職する際のチェックポイント
第二新卒で外資系企業へ転職できる可能性は十分にありますが、一方で、企業が第二新卒の選考で注目しているポイントを押さえた上で戦略的に転職活動を行うことも大切です。
ビジネスマナーがあるか
多くの外資系企業では、基本的なビジネスマナーを習得していることを期待して第二新卒を採用します。第二新卒としての転職を考えている場合は、ビジネスマナーの基礎知識を再確認して、しっかりと身につけておきましょう。
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横山
例えば、基本的なビジネスマナーとしては下記のような例があります。
・正しい言葉遣いやあいさつができているか
・基本的な電話対応はできているか
・応募書類の書き方は間違っていないか
・面接での身だしなみは整っているか
特定の業界や職種の経験があるか
第二新卒で外資系企業への転職を目指す場合、希望する業界や職種での経験や知識があることで、企業から評価を得られやすくなることもあります。即戦力として活躍できるようなスキルがなくても、特定の分野に対するポテンシャルが高いと判断されて採用されるケースも少なくないので、前職での経験をアピールできるよう面接の事前準備は入念に行いましょう。一方で、外資系企業は基本的に実力主義のため、採用された場合にいち早く即戦力として活躍できるよう知識やスキルのアップデートを続けることも大切です。
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横山
例えば、営業職の場合は前職で提案力や交渉力を培っている人、ITエンジニア職の場合はプログラミングの知識を多く身につけている人が、転職活動で企業から評価されやすい傾向にあります。
ビジネスで活かせる語学力があるか
第二新卒の採用に限らず、多くの外資系企業では、英語をはじめとした語学力も重視されます。特に、経営陣や顧客のほとんどが外国人というケースや、キャリアアップしてレポートラインが本国の経営層になるケースでは、ビジネスレベルの語学力が求められるでしょう。また、転職活動でも企業によっては面接官がネイティブスピーカーや語学が堪能な人物であることがあります。スピーキング力に不安のある方は、転職活動前に日常会話レベルまでの語学力を習得しておくのもおすすめです。
一方で、外資系企業であっても日常的に英語を使わないという職種もありますので、英語力に自信がない場合でも外資系企業への転職をあきらめる必要はありません。
スピーキング力の上達法についてはこちらをチェック
海外勤務に必要なのは英語の「スピーキング力」。3つの効果的な上達法
自己主張できるか
第二新卒に限ったことではないですが、外資系企業では、年齢や性別を気にせずはっきりと自己主張できる人が評価をされやすかったり、社内外の交渉の場面で有利になったりする場面が見られます。多くの外資系企業はフラットな組織であるため、日系企業のように「空気を読む」「感情を察する」という文化は基本的にありません。そのため、積極的に自分の考えを主張できる人のほうが評価されやすい傾向にあります。
もちろん、自己主張があまり強くない人でも、外資系企業で活躍することは可能です。ただし、企業によっては面接時に自己主張ができるかどうかをチェックされることもあるので、注意しておきましょう。
第二新卒で外資系企業に転職したい人は事前準備が大切
外資系企業に転職する多くのメリットがある一方で、転職する際に気をつけておきたいチェックポイントについても解説してきました。上記のチェックポイントをすべて兼ね備えていなくても外資系企業に転職できる可能性はありますが、第二新卒で外資系企業への転職に挑戦する場合は、応募書類の作り込みや面接対策を入念にしておくことが大切です。
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横山
特に外資系企業の面接では、質問に対する筋の通った結論をスピーディーに導き出す力が求められる傾向にあります。中でも、第二新卒の場合は、以下のような内容を中心にアピールできるように準備しておきましょう。
・転職理由
・前職を選んだ志望動機、やりたかったこと
・応募先の企業への志望動機、入社後にやりたいこと
・これまでの職務経験、過去の経験を応募先の企業でどう活かしたいか、自己PR
・今後のキャリアビジョン
など
第二新卒から外資系企業に挑戦したいけれど、事前準備が一人では不安…という方もいるのではないかと思います。dodaのグローバルキャリアアドバイザーは、応募書類の作成や面接対策もサポートしますので、dodaエージェントサービスに登録の上、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
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横山 航介 (よこやま こうすけ)
キャリアアドバイザー
【経歴】
大学卒業後、住宅設備メーカー在職中の全国転勤を機に、プロボノとしてNPO法人での地方創生活動に参加。「地方の魅力を発信して人を呼び寄せること」と、「企業の魅力を発信して採用すること」の本質的な共通点を見出してパーソルキャリア株式会社に入社。採用ソリューションにまつわる法人営業を経て、金融業界で働く方の転職活動のサポートに従事。現在はグローバルキャリアアドバイザーとして、さまざまな業界・職種で働く方の国内・国外へのボーダレスな転職の実現に向けて、支援の幅を広げている。
【コメント】
第二新卒に限った話ではありませんが、転職の面接には十分な準備をして臨むことが大切です。グローバルキャリアアドバイザーは具体的な面接対策もできますので、面接に不安をお持ちであればお気軽にご相談ください。また、グローバルな環境でチャレンジをしたい場合、外資系はもちろん、日系企業でもチャレンジはできます。かなえたいキャリアビジョンに沿って転職活動をサポートしますので、一人で抱え込まず、自分らしいキャリア実現をいっしょに検討していきましょう。
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