女性が“働きやすい”とイメージする企業第1位は？ 女性の転職人気企業ランキング 2024【総合】

2024年の女性の転職人気企業ランキングは、「グーグル」が5年連続の1位。2位「トヨタ自動車」と3位「楽天」も前回調査の順位をキープしました。

トップ10に入った企業の業種は、「グーグル」（1位）などの「インターネット・広告・メディア」と「メーカー（機械・電気）」が最多の3社。

「小売・外食（アマゾンジャパン：6位）」「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）（資生堂：8位）」「IT・通信（Apple　Japan：9位）」「運輸・物流・エネルギー（全日本空輸（ANA）：10位）」がそれぞれ1社でした。

新たにトップ10入りしたのは、前回11位の「全日本空輸（ANA）」（10位）。さらに、同じく航空大手の「日本航空（JAL）」も前回18位から14位へと順位を伸ばしています。

両社の順位アップは、訪日外国人旅行者数の回復も一因として考えられそうです。

また、東京ディズニーシー（R）8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」を2024年6月6日に公開した「オリエンタルランド」は、前回の14位から11位へと順位を伸ばし、トップ10に迫りました。

トップ30に入った企業の中で前回から特に大きく順位を伸ばしたのが、「イオン」「三井物産」「ソフトバンク」「ニトリ」です。

「イオン」は2025年2月期決算で売上高が初の10兆円に到達するとの見通しを発表し、「三井物産」は2023年3月期決算で総合商社初の純利益1兆円超を達成しました。

半導体の開発も行うアメリカの「アーム」への投資など積極的なAI戦略を推し進めている「ソフトバンク」は、2024年4月に生成AI開発のために約1,500億円の投資を発表しています。

「ニトリ」も増収増益の連続記録が話題になりました。

この 4社は、好業績を残している、あるいは積極的な投資を行っていることが共通点です。これらの企業の投票理由には給与や将来性に関するものが多く、業績が人気に影響を与えている様子がうかがえます。

また、上位企業の投票理由の中には「友人が働いていて環境がよいと聞いた」「親戚が働いていてよさそうだったから」といった声も複数あり、実際に社員から直接おすすめされたケースがあることも見て取れました。

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トップ50に最も多くランクインした業種は、「資生堂」（8位）や「サントリーホールディングス」（13位）などの「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」で10社。

次に多かったのは「Apple　Japan」（9位）や「日本マイクロソフト」（21位）などの「IT・通信」で8社でした。

複数の企業がランクインしている業種の中では、「全日本空輸（ANA）」（10位）などの「運輸・物流・エネルギー」の3社がいずれも前回から順位を伸ばしました。

また、前回調査時に圏外で今回新たにトップ50入りした企業は9社です（※）。前々回調査から前回調査にかけて新たにトップ 50入りした7社に比べると増加しました。

これらの9社の業種を見ると、「ニトリ」（29位）などの「小売・外食」と「キユーピー」（39位）などの「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」がそれぞれ最多の2社でした。

しかし、全体として業種について大きな偏りは なく、業種を問わずまんべんなくランキングが変動する結果となりました。

※「LINEヤフー（旧：LINE／旧：ヤフー）」を除く（2023年調査で「ヤフー」は15位、「LINE」は30位）

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