女性が“働きやすい”とイメージする企業第1位は？ 女性の転職人気企業ランキング 2023【総合】

2023年の女性の転職人気企業ランキングでは、グーグルが4年連続で1位をキープしました。2位の「トヨタ自動車」と3位の「楽天」も前回調査の順位を維持しています。

「楽天」と同率での3位には、前回の453ptから大きくポイントを伸ばした「ソニー」がランクイン。同社は、「本田技研工業（Honda）」と共同出資で設立した「ソニー・ホンダモビリティ」での電気自動車（EV）の製造など、幅広い分野への事業展開を進めており、コメントでも、「高い技術力で時代を先取りするような商品を生み出しているから」「ワクワクする製品を作っているから」「クリエイティブな企業で、幅広い分野を扱っている」といった、製品や技術に関する声が多く寄せられました。

また、上位10社の業種を見ると、「インターネット・広告・メディア」と「メーカー（機械・電気）」が最多の3社、「小売・外食」が2社、「IT・通信」と「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」が1社ずつとなりました。

今回調査で新たにTOP10入りしたのは、「ファーストリテイリング」（前回35位→7位）、「Apple　Japan」（前回12位→8位）、「資生堂」（前回11位→9位）の3社。3月から国内社員の給与を最大40％引き上げた「ファーストリテイリング」、4月にインドで初の直営店をオープンするなど、インドでの生産・販売を強化している「Apple　Japan（Apple）」、「女性が活躍する会社ベスト100」で2年連続の1位になったほか、1月には新社長が就任して構造改革が進む「資生堂」と、どの企業もその取り組みが話題になっています。

また、今回新たにTOP50入りした企業は7社と、前々回調査から前回調査にかけて新たにTOP50入りした10社に比べるとやや減少しました。これらの7社の業種を見ると、「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」が最多の3社となりました。

TOP50社のうち、最も多い業種は「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」の12社となりました。さらに、この12社のうち、8社が順位を上昇しています。

新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類になったことで、今後は出勤する人や娯楽で外出する人も増えていくと予想されます。化粧品を使用する機会や、飲食店で食事をする機会が増える人も多くなるはず。そんな中で、日々の生活に身近な化粧品や食品・飲料、あるいは健康に関連するサービスを提供する企業の今後に、いっそうの安心感を持った人も一定数いるのではと推測されます。「将来性があるから」「大企業だから」「福利厚生がしっかりしており、安定している」など、将来性や安定性を理由に挙げた人も多く見られました。その他には、「ホワイト企業そう」といったコメントもありました。