女性の転職人気企業ランキング 2021【総合】

女性の転職人気企業ランキング2021の上位3位は、昨年とまったく同じ企業がランクイン。大手企業が安定したブランド力を見せつけました。

トップはグーグルで、2位と大きなポイント差をつけて首位。選んだ理由には「グローバルなIT企業で働いてみたい」「ホワイト企業と聞くし、世界を代表する大手企業がどんな感じなのか経験してみたい」「成長性のある企業だと思うから」といったコメントが並びました。グローバルに成長を続ける企業の将来性にあこがれを持つ人が多いようです。

2位のトヨタ自動車は、「日本を代表する大企業」「コロナ禍でも工夫をして売上や業績を拡大していて、活気がある」「メディアで見る社長や経営陣が魅力的」と、ブランドはもちろん、会社の挑戦や取り組みにも好感を持つコメントが多く見られました。

2020年は通信事業への参入が大きな話題となった、3位の楽天。「いろんなことにチャレンジして成長している会社、自分も成長できそう」「次々と新しいサービスを生み出す現場を見てみたい」など多角的な事業の広がりへの期待を寄せるコメントが挙がりました。

4位にランクインした「ソニー」は昨年より7ランクアップ。2021年3月期の決算では過去最高益、特にゲーム、音楽、映画などのエンタメ事業が好調で、人々の注目を集めました。

ランキング全体を見ると、トップ50のうち、最も多くランクインした人気の業種は、「メーカー（素材・化学・食品・化粧品・その他）」（11社ランクイン）と「インターネット・広告・メディア」（11社ランクイン）で、合わせて全体の半数近くを占めました。

新型コロナウイルスの影響を受け、人々の生活様式が大きく変わり定着した2020年～2021年。調査を通じて、働く人々の価値観や企業を見る観点にも変化があったことが分かりました。

「新型コロナウイルスの感染拡大を機に、転職したい（働いてみたい）企業を選ぶ理由は変化しましたか？」という質問をしたところ、女性の回答者のうち約３割、特に「20代　女性」では約4割が「変化があった」と回答していました。中でも、「コロナ禍でも安心して働けそう」「安定して長く働けそう」「柔軟な働き方ができそう（テレワークやリモートワークなど）」という点をより重視するようになった、という傾向が見えました。

フリーコメントでも「業績がよく今後も安定しそう」「有名企業なので、安心感がある」という意見が目立ち、コロナ下で先行きが見えない不安を感じている人は少なくないようです。希望の働き方や不安に応える求人もたくさん取り扱っているので、ぜひチェックしてみてください。

大手・優良企業の求人特集はこちら

リモートワーク・テレワークを継続宣言している企業の求人特集はこちら

今年は、コロナ禍で人々の生活様式の変化を支えた企業に大きな注目が集まりました。 昨年も50位以内にランクインし、今年10位以上の大幅ランクアップをしたのは、任天堂（26位→13位）、カルビー（33位→23位）、タニタ（46位→25位）、ZOZO（42位→28位）、三井物産（48位→29位）。

昨年は圏外、今年50位以内に新たにランクインした企業は、サイバーエージェント(30位)、フジテレビジョン(32位)、キユーピー(33位)、東京海上日動火災保険(35位)、NTTドコモ(36位)、イオン(39位)、ニトリ(43位)などでした。

任天堂は、一昨年は50位圏外だったため、ここ数年で人気が急上昇。“巣ごもり需要”で、ゲーム機「Nintendo Switch（ニンテンドースイッチ）」や人気ソフト「あつまれ どうぶつの森」の販売が好調となり、2021年3月期決算の営業利益と純利益は過去最高でした。

昨年から20位以上ランクアップしたタニタは、この1年でより意識を向ける人が増えたであろう、「健康をつくる」商品やサービスを展開。「社員の健康や考え方を尊重していそう」、「ワークライフバランスがよさそう」などのコメントが寄せられました。

外出自粛を余儀なくされた人々の生活を支えたZOZO、ポテトチップスなどの“巣ごもり需要”が伸びたカルビーもランクアップ。商品やサービスへの好感はもちろんのこと、カルビーはコロナ禍でいち早く在宅勤務に対応し話題にもなりました。コロナ下での「働きやすさ」「自由闊達な雰囲気」も評価されています。