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経理に向いているのはどんな人?仕事内容ややりがいを分かりやすく解説
公開日:2024/11/28
会社のお金を扱うという重要な仕事を担当する経理。「興味はあるけど、向いていなかったらどうしよう」と不安に思っている人もいるでしょう。そこで、経理の仕事内容から平均年収、やりがいをはじめ、向いている人の特徴や向いていないと思ったときの対処法などを紹介します。転職に際して経理職が気になっている人はぜひ参考にしてください。
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レジュメビルダーを使ってみる(無料)経理とはどんな仕事?
経理とは簡単にいうと、会社のお金の流れを把握・管理する仕事です。
会社の日々の取引記録や財務状況を管理・整理し、正確な会計情報を提供することで、会社の資金が滞りなく流れるようにする重要な役割を果たします。
経理の主な仕事内容
経理の仕事は、毎日行う「日次業務」、毎月行う「月次業務」、毎年行う「年次業務」の3つに大別できます。各カテゴリの主な仕事は次のとおりです。
業務内容 | |
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日次業務 |
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月次業務 |
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年次業務 |
|
日次業務では、日々発生するお金のやりとりを記録し、集計を行います。
月次業務では、上旬・中旬・下旬とやることが分かれます。特に月末・月初に業務が集中することが多いため、仕事に対する計画性が必要です。
年次業務では、税金の支払いや年次決算書の作成など、毎年決まった時期に決まった業務を行います。
すべての業務が関連しており、日次業務が月次業務に、月次業務が年次業務へとつながるため、ミスのないように作業を進めなければなりません。
財務・会計との違い
経理と似たような職種に財務や会計があります。
財務については、時間軸の違いが挙げられます。経理では、これまで使ったお金の記録・管理を行い、財務はこれから使う予定のお金の管理を担当します。
具体的には会社の予算管理・資金調達・資産運用が財務のメイン業務です。
一方、「品物とお金の出入りを記録すること」を意味する会計は、経理が作成した帳簿をもとに企業の経済活動での損益を利害関係者や経営者に報告するのが仕事です。
経理は「会計」の原則に基づいて運営されており、広義でいえば経理も会計の仕事に含まれます。
財務・会計については以下の記事でも解説しているので、気になる人はご一読ください。
経理の平均年収
2022年9月~2023年8月にdodaに登録した約63万人の年収データを職種別に集計したところ、経理の平均年収は以下のとおりでした。
経理の平均年収 | |
---|---|
全体 | 519万円 |
女性 | 435万円 |
男性 | 582万円 |
同調査では、全職業での女性の平均年収は356万円、男性の平均年収は464万円でした。経理は女性も男性も全体の平均年収より高い収入が期待できる職種といえるでしょう。
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経理の仕事のやりがい
経理の仕事には、次のようなやりがいがあります。
- 経営に近いところで働ける
- 専門的なスキルが身につく
- 会社全体を支える役割である
経理は「経営管理」の略称といわれるとおり、会社の意思決定に大きく関わる仕事です。
特に小規模な会社ほど経営層に近く、経営判断に影響する業務を任せてもらいやすい傾向にあり、責任の大きい仕事にやりがいを感じるという人が多くいます。
また、会計や税務といった専門知識・スキルが身につくのも経理の仕事の特徴です。これらの知識はどの会社に転職しても役立ちます。
成果が数字で表れにくい仕事ではありますが、お金の流れを円滑にすることで会社のすべての部署に貢献できます。
そのため、会社全体の屋台骨としてのやりがいを感じられる仕事ともいえるでしょう。
転職先でも経理を希望し、「ずっと経理でキャリアを磨いていきたい」という志向性の人が多いのも特徴です。
このことからも、経理の仕事はやりがいの大きい仕事であることが分かるでしょう。
経理の仕事が人気な理由
経理の仕事は、dodaによる「女性の仕事満足度ランキング2023」で1位を獲得しました。人気の理由としては、以下のような回答が挙がっています。
- 休みの融通が利く
- 仕事と資格がマッチしていて楽しい
- 在宅でできることが多い
- 専門スキルを必要とする仕事なので、復職しやすい
- スキル・能力の汎用性の高さから他職種にも転職しやすい
ライフイベントの影響を受けやすい女性にとって、休みの融通が利くことや在宅でできる業務が多いこと、復職しやすいことも大きなポイントになるでしょう。
また、経理で得たスキルや能力は汎用性が高いこともあり、経理以外の職種に転職する場合にも活かせることから、自身のキャリアプランを考えた上で希望する人が多いことも人気の理由かもしれません。
経理の人気の秘密について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。実際に働いている女性たちの声を知ることができますよ。
経理の仕事に向いている人の特徴
続いて経理の仕事に向いている人の特徴を見ていきましょう。経理に向いている人の特徴は次のとおりです。
数字に強い
経理は日々数字に向き合う仕事です。数字の確認と処理が中心となるため、数字に強い人や数字と向き合うことに苦手意識を持っていない人が向いています。
反対に、数字に苦手意識がある人は経理ではなく、別の職業のほうが適性を見いだせるかもしれません。
先にも紹介したとおり、日次業務は月次業務に、月次業務は年次業務につながっています。
そのため、数字が少しでもずれていると後の業務に影響が出てしまい、思うように業務が進まない可能性が高くなります。
そのため、経理の仕事は数字に苦手意識がなく、スムーズにデータを入力できることが重要な要素になります。
仲田
財務諸表の作成や帳簿の作成、請求書の作成など、経理の業務には常に数字がついて回ります。そのため、数字と向き合うことに苦痛を感じないかどうかは経理を目指す上で大事なポイントです。
細かい作業が好き
経理の仕事では、日々の支払いや経費精算、入金の確認、伝票整理など、細かい作業を正確にこなす必要があります。
会社のお金の流れを記録・管理するため、ミスが発覚した場合は、すべての項目を一つひとつチェックするといった作業もこなさなければなりません。
こうした作業をこなすことが苦にならない人は経理向きといえます。
仲田
神経を集中させる作業が多いため、精神的な疲労もたまりやすい仕事ですが、数字がぴったり合ったときの喜びはひとしおです。企業によっては請求書など、月に数百件単位で処理することもあるので、細かい作業が好きな人におすすめの仕事でしょう。
几帳面
会社のお金を扱うため、経理の仕事は正確性が重要です。
細かい数値のチェックや複雑な財務報告、日々の取引記録など、一貫して精度が要求される仕事なので几帳面さが求められます。
また、単にミスを防止するだけでなく、作業の効率化や改善にも積極的に取り組む姿勢が経理には重要な要素です。
経理の仕事には、締め切りが設けられている業務も多いため、デッドラインに間に合うように計画的に取り組めるかどうかも経理としての資質を問われる部分です。
仲田
経理は企業のお金を扱う以上、1円単位のミスも許されない仕事です。入力の正確性はもちろん、確認を怠らないなど几帳面さが求められます。そのていねいさを持ちつつ、期日に間に合うよう計画的に物事を進めるのが好きな人にとっては天職といってもいいかもしれません。
人とコミュニケーションを取るのが好き
経理の仕事では他部署の人と関わる機会もあるため、人とコミュニケーションをとるのが好きな人にも向いています。
コミュニケーション能力が求められる場面としては、請求書の確認やチーム内での情報共有、経営層への問題提起、改善策の提案などがあります。
年齢性別問わず、問い合わせに対して正確な情報を伝え、適切な対話を行える人が好ましいでしょう。
一方で、例えば経費にできない請求書を渡された場合など、時にはっきりと「NO」を言える強さも必要です。
作業自体は黙々と一人で行うことが多く、その点でいうと、コミュニケーションが苦手な人でも問題なく、業務を遂行できるので安心してください。
必要最低限のコミュニケーションが取れて、業務上必要な情報を伝えられる人であれば、問題ありません。
仲田
企業目線では「他部署の人に分かりやすく説明できるか」の視点でコミュニケーション能力を見られることが多いのですが、経理を目指す人で「コミュニケーションを取ることがあまり好きではない」という人は珍しくありません。しかし、そうした人でも基本的なコミュニケーション能力に問題はないように思います。
経理は特に細かな作業の連続なので、職人かたぎの人が経理を目指し、内定を獲得するケースもたくさん見てきました。必要最低限のコミュニケーションが取れるのであれば、心配しすぎる必要はないでしょう。
ルーティンワークが好き
突発的に請求書や支払いの処理を依頼されることもありますが、基本的には経理の仕事は毎日、毎月、毎年同じことの繰り返しです。
そのため、ルーティンワークが好きな人にも向いています。
経理は一人でコツコツと進める作業が多いので、集中力が途切れるとミスが多くなってしまいます。
しかし、単純作業が好きで、高いモチベーションと正確性を保ちながら、細かい作業に没頭できる人であれば、経理は天職にもなり得るでしょう。
仲田
ルーティンワークがメインですが、スキルや能力に応じて業務範囲も広がっていきます。経歴が長くなるとともに知識や経験が増えていけば、新たな業務も任せてもらえるようになるため、経理は成長を実感しやすい仕事でもあります。
自分が経理に向いているのかよく分からない人はぜひ以下の「キャリアタイプ診断」を受けてみましょう。あなたの性格や気質、能力の傾向などが分かるので、経理の適性を判断する材料になるはずです。
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キャリアタイプ診断を受ける(無料)経理の仕事でよくある悩み
ここからは現職で経理に従事している人からdodaのキャリアアドバイザーに寄せられることが多い、経理でよくある悩みを紹介します。
時期によってはかなり忙しい
経理の仕事は時期によって業務量の波が激しいのが特徴です。決算期や月初め・月末など、仕事が集中する繁忙期になると業務量が増えるため、残業が多くなります。
一方で閑散期になると仕事も落ち着くため、フレックス制度を導入して繁忙期とのバランスを取れるようにしている企業もあります。
経理業務の周期によって繁忙期が決まるため予定が立てやすいものの、個人の裁量で業務量を調節できないため、どうしても残業が多くなる時期ができることは避けられません。
仲田
経理は業務上、どうしても残業が避けられない時期があります。ただし、ショートカットや関数、マクロなどの業務効率化に役立つスキルを身につけることで作業時間やミスを軽減すれば、残業時間も減らせます。また、簿記の知識をつけることで悩む時間や上司への相談時間を減らせれば、作業が停滞する時間の短縮が可能です。
時期的な忙しさは変わりませんが、スキル次第で業務負荷を減らせるでしょう。
相談できる人が少ない
他部署の人との関わりはありますが、作業自体は黙々と一人で行うことが多いので、経理同士でのコミュニケーションが少なく、相談がしづらいのも経理の悩みの一つです。
また、企業によっては一人で経理を担当することもあるため、判断に迷った場合でも自分で決めなければいけないことが往々にしてあります。そうした状況に悩む経理の人も多くいます。
仲田
特に小規模の企業の場合は、1~2人体制で業務を回すことが多いので、相談できる人が少なくなりがちです。もっとコミュニケーションを取りながら業務を進めたいと感じる人もいて、それを理由に転職するケースも珍しくありません。しかし、これは裏を返せば、経理が少人数体制の企業は、コミュニケーションを取るのが苦手な人におすすめの転職先ともいえます。
評価項目が分かりづらい
例えば営業職では「目標に対する達成率」などの明確な評価軸がありますが、経理には存在しません。
経理をはじめとする管理部門の仕事は会社にとって非常に重要な仕事ですが、直接売上に関与するわけではないため、評価につながりにくいのが現状です。
自分が何を目標に頑張ればよいのか分からなくなることがある、という人もいます。
仲田
経理の仕事は実績が数値で見えにくいので、自分は正当に評価されていないのではと悩む人もいるかもしれません。そういった場合は、課題を数字に関連付けて“見える化”することができれば、評価してもらいやすくなります。例えば、数字に関連する現場の課題を見つけ、それに対する改善策を提案して報告するなどです。また、制度改革やシステム導入など、目に見える結果が伴うプロジェクトは評価対象となりやすいため、積極的に立候補していきましょう。
経理に転職して良かったという人の声
ここまで経理の仕事内容ややりがい、悩みなどを紹介してきましたが、実際に経理に転職した人たちはどのような感想を抱いているのでしょうか。
キャリアアドバイザーに、経理に転職した人の実例を聞いてみました。
仲田
私が過去に転職支援した人の中に、営業事務から経理に転職した人がいます。本人によると、経理は「専門性が高く、業種が変わってもスキルを転用しやすい職種」なので、産休・育休で休職した後、再度転職するとなった場合でも安心感がある点が良いとのことでした。スキルアップの実感を得やすいのも、経理に転職して良かったと思えるポイントのようです。
未経験でも経理に転職できる?
未経験でも経理に転職できる可能性はあります。しかし、事務職の実務経験や簿記の資格を持っているほうが、経験・スキルの親和性や意欲をアピールできます。
そのため、前段階として、一般事務や営業事務で売上管理や見積書の発行、請求書の確認など、経理につながる実務を経験してから経理を目指すのがおすすめです。
さらに、簿記の知識は選考でのアピールポイントになります。実務未経験の人は、まず簿記3級の資格取得にチャレンジしましょう。
また、経理は企業規模によって求められるスキル・能力が異なります。
上場企業の場合は開示資料やIRの掲載があり、求められるレベルや正確性が高くなるため、未経験者の合格は難易度が高いといえます。
未経験の場合は中小企業に応募するほうが採用されやすいでしょう。
仲田
経理は1名枠の採用が多く、なおかつ欠員が出た場合に求人が出ることがほとんどです。欠員補充のために未経験を採ることはあまりないため、特に事業会社の経理ポジションは未経験だと狭き門になります。一方で、税理士法人や会計士事務所などの士業事務所だと、未経験でも合格する確率がグッと上がります。事業会社への転職を目指している場合、士業事務所で経験を積み、スキルを磨く方向も視野に入れてみましょう。
未経験で経理への転職に興味がある人は以下の記事もご覧ください。転職成功のポイントについて解説しています。
経理への転職を成功させるコツ
経理への転職を成功させるためには、下記のポイントを押さえておく必要があります。
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転職の目的をはっきりさせる
特に未経験の場合は経理を希望する理由を明確にしておくことが大切です。なぜ経理をやりたいのか不明瞭なまま選考に臨んでしまうと、面接官に納得してもらいにくく、評価が下がってしまうでしょう。
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自分の強みを理解する
経理に活かせるスキルや経験を把握する上で、自分の強みを理解する必要があります。自身の強みを棚卸しすれば、経理への向き不向きもある程度分かるでしょう。経理に活かせる強みがある場合は、自己PRとして全面に押し出すことで、採用を勝ち取りやすくなります。
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自己分析に合わせた企業選びを行う
経理は企業規模によって業務内容や範囲が異なります。例えば小規模企業の場合は、経理以外の業務を担当することもあるでしょう。マルチタスクが得意な人や業務スピードに自信がある人であれば、こうした企業も向いているといえますが、そうでない場合は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
未経験の場合は、とにもかくにも簿記の資格を取得しておくことをおすすめします。
現職で経理に従事している場合は、簿記1級や会計士の資格を持っている人は少ないので、取得しておくと転職で有利に働くでしょう。
仲田
特に未経験で経理に挑戦する場合は、「フットワーク軽く応募できるか」が重要になります。少しでも興味が持てる企業には幅広く応募しましょう。ただし、その中でも納得感のある意思決定をしないと、入社後に「こんなはずじゃなかった」となりかねません。複数企業から合格をもらうのはなかなかハードルが高いことではありますが、自身の経験やスキルを棚卸しし、自己分析を進めた上で転職活動に臨めば、不可能ではないと思います。
内定をもらうまでに何社に応募すればいいのか気になる人は以下の記事をご覧ください。転職成功者の応募社数が分かります。
経理の仕事に向いていないと思ったときの対処法
ここまで読んでみて、経理未経験の人や現役の経理の人の中には「自分は経理に向いてないかも」と思った人もいるでしょう。
ここでは、そうした場合にどうすればよいのか対処法を紹介します。
経理未経験の場合
未経験の人で「経理に向いていない」と思った場合は、次の対処法を試してみてください。
- 経理に興味を持った理由を考え、他の職種でその理由が満たせないか考えてみる
- まずは選考を受けてみて判断する
経理に興味を持った理由が、例えば「数字が好きだから」という場合は、会計や財務への道もあります。
また、「復職がしやすい仕事だから」という理由の場合は、システムエンジニアや医療事務などでもその希望を満たせるでしょう。
世の中には数多くの仕事があるため、経理に向いていないからといって希望の条件を満たせないわけではありません。
「絶対に経理でなければダメ」という理由がない限り、代替の職種を探すのも一つの手です。
ただし、その職業が本当に向いているかどうかは実際に従事してみないと分かりません。
向いていないと思ったとしても、本当に経理に向いていないのかどうかを確かめるため、経理の求人に応募してみるのもよいでしょう。
仲田
未経験の人で「経理に向いているかどうか分からない」と心配している人は、ぜひ簿記の勉強に取り組んでみてほしいと思います。簿記の勉強に苦痛を感じるかどうかは、経理に向いているかどうかを判断する一つの基準になるでしょう。ただし、実際に経理の業務をやってみないと分からないところもあるので、向き不向きを明確にするために転職活動してみるのもおすすめです。
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転職タイプ診断を受ける(無料)経理の仕事をしている人の場合
現在、経理の仕事に就いている人で「向いていない」と感じる場合は、下記の対処法を試してみてください。
- 向いていないと感じる原因を分析する(自己分析をする)
- 転職を検討する
まずは「向いていない」と感じる原因を深掘りしましょう。なぜなら原因によって取るべきアクションが異なるからです。
例えば「経理に向いていないかも」とひと言で言っても、その原因は経理という仕事にあるかもしれないし、現職の職場環境や人間関係にあるかもしれません。
特に後者の環境要因によって「経理に向いていない」と感じている場合は、他社に転職して環境を変えると気持ちが変わる可能性もあります。
一方で、向いていないと感じる原因が「数字と向き合うのがつらい」「細かい作業が嫌」などであった場合は、経理の仕事自体が向いていない可能性があります。
その場合は転職でまったく別の職種を目指すことも視野に入れてみましょう。
仲田
経理の仕事自体が向いていないと感じている場合は、経理職で培ったスキルや能力を活かして別の職種に転職するのもありでしょう。例えば「経営コンサルタント」や、「業務改善コンサルタント」などであれば、財務諸表を読み解く力など、経理で得たスキル・経験を活かせるはずです。
経理に向いていないと思ったら、まずは「転職タイプ診断」を受けてみましょう。
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まとめ
経理の仕事に向いているのは数字が得意で、几帳面などの特徴を持っている人といわれています。
しかし、企業規模や業種によって経理の業務内容は異なるため、向いている人の特徴を備えていないからといって必ずしも経理に適性がないわけではありません。
そのため、「経理に向いていないかも」と思ったとしても、自身の適性を判断するために転職活動に取り組んでみることをおすすめします。
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回答したキャリアアドバイザーはこちら
仲田 真美(なかた・まみ)
【経歴】
パーソルキャリアへ入社後、経理領域を専門とするキャリアアドバイザーとして従事。年間約240名の求職者に対しカウンセリングを行っている。カウンセリングでは求職者の悩みに合わせてキャリアディスカッションを行い、納得感のある意思決定ができるように、一貫してサポートしている。
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-
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仲田 真美(以下、仲田)
毎月の決算対応で財務諸表を誤差なく作れたときや、IR情報の開示資料に自身が作成したものが掲載されたときなどにやりがいを感じるという経理の人が多くいます。
ただ、経営に近い仕事ではあるものの、任される業務は経験によって異なることが多く、経営層に近い仕事は経歴の長い人が担当する傾向にあります。そのため、初めのうちはやりがいが薄いと感じるかもしれません。しかし、経験を積むごとに責任の大きい仕事を任されるようになるので、経験を積むほど、やりがいが大きくなる仕事ともいえるでしょう。