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ダイバーシティ経営企業100選

ダイバーシティ経営企業100選は、ダイバーシティの推進を経営成果に結びつけている企業を経済産業大臣が表彰するもので、女性活躍だけでなく、高齢者、外国人、チャレンジド(障がい者)など多様な人材の活躍によって生産性および業績の向上につなげる取り組みを行っている企業が選定されています。

近年特に注目されているダイバーシティ。制度の詳細や、私たちの働き方にどんな影響を与えるかについて見ていきましょう。

※「新・ダイバーシティ経営企業100選」「100選プライム」選定・表彰は、2020年度をもって終了となりました。

ダイバーシティ経営企業100選とは

「ダイバーシティ経営」とは、「性別、年齢、国籍、障がいの有無、価値観、雇用形態、働き方などが異なる多様な人材が能力を最大限発揮できる機会を提供することでイノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」と経済産業省によって定義されています。

ダイバーシティ経営企業100選は、ダイバーシティ経営によって成果を上げている企業を経済産業大臣が表彰する制度で、2012年度から始まり、2015年度からは「新・ダイバーシティ経営企業100選」として実施されてきました。企業規模を問わず応募できるため、これまでに中小企業も多く表彰されています。

さらに2017年度からは、「新・ダイバーシティ経営企業100選」「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞した企業のうち、経済産業省が推進する「ダイバーシティ2.0※ 行動ガイドライン」の7つのアクションを優れた水準で実施する企業を「100選プライム」として選定する制度も設けられました。

※多様な属性の違いを活かし、個々の人材の能力を最大限引き出すことにより、付加価値を生み出し続ける企業を目指して、全社的かつ継続的に進めていく経営上の取組(出典:「ダイバーシティ2.0 行動ガイドライン」より)

経済産業省 「ダイバーシティ経営の推進」

ダイバーシティ経営企業100選の評価ポイントには、多様な人材の活躍により経営上の成果を上げていること他社のモデルとなる先進的な取り組みを行っていること組織全体に取り組みが浸透していることなどがあり、2020年度は「新・ダイバーシティ経営企業100選」に14社、「100選プライム」に2社が選定されています。なお、「新・ダイバーシティ経営企業100選」「100選プライム」選定・表彰は、2020年度をもって終了となりました。

経済産業省 「これまでの表彰企業 | 新・ダイバーシティ経営企業100選」

ダイバーシティ経営企業100選の求人一覧

ダイバーシティ経営企業100選の種類と意味

ダイバーシティ経営企業100選には、「新・ダイバーシティ経営企業100選」の選定・経済産業省大臣表彰と「100選プライム」の選定の2種類があります。なお、ダイバーシティ経営企業100選のロゴは「なでしこ銘柄」の姉妹ブランドになっています。

「新・ダイバーシティ経営企業100選」はダイバーシティ経営によって成果を上げている企業が対象で、「100選プライム」は、過去に「新・ダイバーシティ経営企業100選」「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれたことがあり、「ダイバーシティ 2.0 行動ガイドライン」の7 つのアクションを実践している企業が対象になります。

新・ダイバーシティ経営企業100選

新・ダイバーシティ経営企業100選

対象:
・ダイバーシティ経営によって成果を上げている企業

応募要件:
・原則として民間企業等であること
・障がい者の法定雇用率(民間企業:2.2%※)を満たしていること
・労働関係法令の違反がないこと など

評価ポイント:
①多様な人材の活躍を経営課題の解決のための戦略とし、成果を上げている(実践性)
②他社のモデルとなる先進的な取り組みを実施し、成果を上げている(革新性・先進性)
③組織全体にダイバーシティ経営の意識が浸透し、取り組みが進化していること(浸透性・継続性)

100選プライム

100選プライム

対象:
・「ダイバーシティ 2.0 行動ガイドライン」の7つのアクションを実践している企業
・過去に「新・ダイバーシティ経営企業100選」「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた企業

応募要件:
・原則として民間企業等であること
・障がい者の法定雇用率(民間企業:2.2%※)を満たしていること
・女性取締役が1人以上いること
・労働関係法令の違反がないこと など

評価ポイント:
「ダイバーシティ2.0 行動ガイドライン」の7つのアクション項目に取り組み、成果を上げていること

【7つのアクション項目】
①経営戦略への組み込み
②推進体制の構築
③ガバナンスの改革
④全社的な環境・ルールの整備
⑤管理職の行動・意識改革
⑥従業員の行動・意識改革
⑦労働市場・資本市場への情報開示と対話

※2021年3月1日に、民間企業の法定雇用率は2.3%に引き上げられました。

評価ポイントの詳細は、経済産業省Webサイトをご覧ください。

経済産業省 「応募要件(参考情報)| 新・ダイバーシティ経営企業100選」

ダイバーシティ経営企業100選の求人一覧

ダイバーシティへの取り組みがキャリアにどう影響する?

昨今は市場環境の変化がめまぐるしく、将来がより予測しづらくなっています。新型コロナウイルス感染症の影響もあって世界の様相は激変し、業界によってはこれまでの常識がくつがえる場面も多くあったはずです。

同時に、たくさんの人が将来のキャリアプランを見つめ直す機会を持ったことと思います。「現職で長く働き続けられるか」「現職を続けることで希望するキャリアにつながるか」…ダイバーシティ経営企業の取り組みをチェックすることは、これまで考えてもいなかった自分のキャリアや働き方を発見するヒントになるかもしれません。

多様な人材の活躍推進を経営につなげる

「新・ダイバーシティ経営企業100選」や「100選プライム」には、女性管理職比率の向上や女性のキャリアパス形成のための研修など、女性活躍推進の取り組みを行っている企業が多いのですが、女性だけがターゲットではありません。多様な個性が発揮されることで、画一化された考えではなく新しい発見やイノベーションにつながること、ひいてはそれが経営にプラスに働いている企業が選ばれています。

管理職、ゆくゆくは役員も視野に入れて女性活躍推進に取り組んでいる企業を転職先として考えるのはもちろんよいと思いますが、ダイバーシティ経営が行われている環境に身を置くことで、自分の価値観やスキルの幅がより広がり、将来的に選択できるキャリアも増えるかもしれません。

多様な個性・働き方で管理職を目指せる

「子育てを優先したいから時短勤務にしたい」「時短勤務なので管理職はあきらめなければならない」と思っている人も多いでしょう。でも、「新・ダイバーシティ経営企業100選」や「100選プライム」に選定された企業の中には、ダイバーシティの取り組みの一環として、働き方にかかわらず管理職を目指せる制度を整えている会社もあります。

女性活躍推進だけにとどまらず、ダイバーシティを経営成果につなげようとしている企業なら、ライフイベントで働き方が変化しても、新たなキャリアを目指せる環境が整っている可能性は高いでしょう。

ここでは、「ダイバーシティ経営企業100選」×「女性の転職人気企業」のトピックスをご紹介します。

トピックス1:ダイバーシティ委員会の設置

女性の転職人気企業ランキング2020」の総合35位にもランクインしているカゴメは、2018年度に「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。ダイバーシティ推進のために各事業所の代表者が参加する「ダイバーシティ委員会」を継続的に開催し、ダイバーシティを自分事と考え、働き方改革に取り組めるように、職場の活性化に向けて活動しています。

2016年には「イクボス企業同盟」にも加盟し、管理職がダイバーシティについて学び・考えるセミナーを設け、マネジメント意識改革に向けて取り組んでいます。

トピックス2:多様なキャリアパスの実現

2020年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた味の素は、事務職と技術職、営業職などの職種間の異動を取り入れ、社員の多様なキャリアパスを実現しています。職種間異動によってさまざまなバックグラウンドを持つ社員の交流が活性化し、新たなアイデアを生み出しています。

また、「女性の転職人気企業ランキング2020」では16位にランクインし、「女性が活躍しやすい制度を取り入れている」という投票理由が寄せられた通り、時間や場所にとらわれることなく柔軟に働ける制度を拡充し、誰もが働きやすい環境の整備を進めています。

ダイバーシティ経営企業100選の求人

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