
女性が働きやすい会社とは?
特徴や見極めるときのポイント・注意点を解説
公開日:2025/03/17
「自分らしく働ける会社が見つからない」「育児と両立しながら働ける環境が欲しい」など、職場探しに悩む女性は多いと思います。しかし、企業の採用サイトをただ見るだけでは働きやすい会社かどうか判断するのは難しいもの。そこで本記事では、女性が働きやすい会社の特徴や、見極める際の注意点を解説します。ぜひ会社選び、職場選びの参考にしてください。
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興味のある会社が女性にとって働きやすい会社かどうか判断するには、まず「女性が働きやすい会社の特徴」を知る必要があります。
その上で、企業の公式サイトや採用サイト、転職サイトの求人情報などを見て、そうした特徴が備わっているか確認してください。
転職口コミサイトに現役社員・元社員による投稿や、採用サイト内に社員インタビューなどがあれば、そちらも参考になるでしょう。
職場の雰囲気や仕事のやりがい、ワーク・ライフ・バランスの実態など、企業の本質を知る大切な情報源となるからです。
例えば、「育児との両立支援」を掲げていても、女性社員の声から残業が多いことや、休みが取りにくいことが分かれば、その会社は働きにくいかもしれません。
女性が働きやすい会社はこのようにして探していきます。それではまず、「女性が働きやすい会社の特徴」を見ていきましょう。
女性が働きやすい会社の特徴

ここからは、女性が働きやすい会社が備えていることが多い特徴と、その特徴があることでなぜ女性が働きやすいといえるのかを説明します。
残業が少ない
残業が少ないことは、女性に限らず、すべての社員にとって働きやすい職場環境の重要な要素です。
特に子育て中の社員にとって、長時間の残業は保育園のお迎えなどの家事や育児と仕事の両立を困難にし、大きな負担となります。
反対に、定時で帰宅できる会社であれば、保育園のお迎えや家事など、仕事以外の時間を効率的に使えるでしょう。
また、毎日決まった時間に仕事が終われば、仕事終わりに友人と食事をしたり、習い事をしたりと、充実したワーク・ライフ・バランスを実現できます。
このように、残業時間が少なければ家庭のための時間や趣味・自己啓発の時間を確保しやすくなります。
子育て中の女性に限らず、働きやすさを見極める上で残業の少なさは重要な判断材料になるといえるでしょう。
休みが取りやすい
休暇を取得しやすい環境も、女性が安心して働き続けるためには重要です。
自分の体調不良や子どもの急な発熱や看病など、さまざまな事情によって突発的に休暇が必要になることがあります。
また、旅行や趣味の予定、リフレッシュのためなど、体調不良以外の理由でも、休暇を取りたいことがあるでしょう。
休暇を取得しやすい職場では、どのような理由であっても周囲に気兼ねなく休みを申請できるため、長く働き続けやすくなります。
特に有給休暇の取得率が高い企業は、社員一人ひとりの生活と仕事のバランスを大切にする企業文化が根づいている可能性があります。
つまり、女性が働きやすい会社といえるでしょう。

長尾
休みが取りやすい会社は働きやすい会社だと考える人は多く、転職でかなえたいことの上位に挙げる人がたくさんいます。
育児経験のある女性の比率が高い
育児経験のある女性社員の割合が高い企業では、子育てと仕事の両立がしやすい環境が整っていると考えられます。
子どもが小さいうちは、突然の発熱による保育園・学校からの呼び出しなど、予期せぬ対応を求められることが少なくありません。
育児経験者が多い職場では、このような状況への理解が深く、急な早退や休暇取得についても周囲のサポートが得られやすい傾向にあります。
また、妊娠中の体調管理についても、先輩ママ社員から具体的なアドバイスや共感が得やすいため、安心して働ける環境といえるでしょう。

長尾
組織構成について面接で質問することをマイナスに捉えない企業も多いため、気になることや分からないことがある場合はそのまま質問して問題ありません。
くるみんマークを取得している
くるみんマークとは、仕事と子育ての両立支援に積極的な企業に対して厚生労働大臣が認定する制度です。
育児休業の取得率、男性社員の育児参加の推進、残業時間の削減など、具体的な基準をクリアした企業のみが取得できます。
つまり、くるみんマーク認定企業は、充実した育児支援制度があるだけでなく、実際にその制度を利用しやすい職場環境が整っているといえるのです。
そのため、子育てとキャリアの両立を目指す女性にとって、くるみんマークの有無は安心して働ける職場選びの重要な判断材料になるといえるでしょう。
多様な働き方ができる
リモートワークやフレックスタイム制など、多様な働き方を選択できる職場環境も、女性の働きやすさには重要です。
リモートワークが可能であれば、家族の体調不良や介護など、突発的な事態が発生しても、自宅で業務を継続できます。
また、フレックスタイム制度があれば、その日の状況に応じて柔軟に勤務時間を調整できます。
例えば、子どもの運動会や授業参観がある日は早めに退社し、別の日に多めに仕事をこなすというように、仕事と生活の両立がしやすくなるのです。
このような柔軟な働き方は、ライフステージの変化にも対応しやすいというメリットがあります。
パートナーの転勤、結婚、出産、育児、介護などで生活環境が変わっても、その時の状況に合わせて働き方を選べるため、長く働き続けられるでしょう。

長尾
最近は、子育てをしていない人も、長く働くことを見据えてリモートワークやフレックス制などの柔軟な働き方を重視する人が増えています。
多様性を尊重する社風がある
多様性(ダイバーシティ)を重視する企業文化は、すべての社員が働きやすい環境づくりの基盤となります。
年齢や性別、働き方の違いにとらわれることなく、一人ひとりの個性や能力を活かせる職場では、女性も自分らしくキャリアを築けるからです。
また、多様な価値観を尊重する社風の中では、育児や介護と仕事の両立、ハンディキャップの有無など、個々の事情に応じた働き方も受け入れてもらいやすいでしょう。
コンプライアンスに対する意識が高い
コンプライアンス意識の高い企業も、女性が働きやすい職場といえます。
セクハラやパワハラなどのハラスメントが発生しにくく、職場の秩序が保たれやすいためです。
また、法令遵守の意識が高い企業では、育児・介護休業法などで定められた各種制度も適切に運用されており、権利が守られやすい環境が整っています。
さらに、相談窓口の設置など問題解決のための体制が整備されているため、困り事が発生した際も適切なサポートを受けられる点が心強いでしょう。
管理職に占める女性の割合が高い
女性管理職が多く活躍している企業では、性別に関係なく、実力が正当に評価されやすいと考えられます。
女性特有の課題やニーズについても理解が深く、働き方やキャリア形成に関する意見も表明しやすい職場風土が根づいているでしょう。
管理職として活躍する女性は、若手女性社員にとってキャリアモデルとなる存在です。
特に、結婚や出産を経験しながらキャリアを築いてきた先輩がいれば、仕事と家庭の両立を現実的な選択肢として捉えられます。
さらに、同じ目線で相談やアドバイスを得られるため、女性が長期的にキャリアを築く上で大きな支えとなるでしょう。
こうした情報は表に出ていない場合もあるので、面接で質問してみるとよいでしょう。質問の仕方については以下の記事をご覧ください。
転職の面接時、逆質問で女性の活躍事例や福利厚生について聞いてもいい?

長尾
ここまで紹介した特徴の中で、特に重視している人が多いのは「育児経験のある女性の比率が高い」「多様な働き方ができる」の2つです。
働いている女性が仕事に満足していると感じるポイントは?

女性が働きやすい会社が備えていることの多い特徴は前述のとおりですが、では実際に女性たちが働きやすいと感じているポイントはどこなのでしょうか?
毎年、dodaはビジネスパーソン15,000人に対しアンケート調査を行い、今の仕事の満足度と満足しているポイントを調べています。
過去5年間(2020~2024年)の調査データから、自由回答欄で女性が満足しているポイントとして挙げることが多かったものをご紹介します。
- 休みが取りやすい・多い
- 残業が少なくワーク・ライフ・バランスが取りやすい
- リモートワークやフレックス制など働き方を選べる
- 福利厚生が充実している
- 業務に対する給与に満足している
- やりがいを持って働けている
- 自分のペースで仕事ができる
- 裁量を持って仕事ができる
- 仕事内容が自分に合っている
- 仕事が楽しい
仕事に対する満足度が高いからといって必ずしも働きやすいとは限りませんが、両者には一定の相関関係があると考えられるのではないでしょうか。
「女性が働きやすい会社の特徴」とあわせて、会社選びをする際の参考にしてください。
女性が働きやすい会社を見極める際の注意点

働きやすさの基準は個人によって大きく異なります。
ある人にとっては柔軟な勤務体制が重要かもしれませんし、別の人にとっては充実した教育・研修制度が重要かもしれません。
そのため、“すべての女性”にとって理想的な職場環境の会社には、なかなか出会えないでしょう。
そこで重要となるのが、自分自身が仕事や会社に対して何を求めているのかをしっかりと見極めることです。
自分の価値観や優先順位を明確にした上で会社選びを進めることで、より自分に合った「働きやすい会社」と出会えます。
女性が働きやすい会社を見極めるには、自分が何を重視するのか、価値観の優先順位をつけることが大事なのです。

長尾
残念ながら、前述の「女性が働きやすい会社の特徴」をすべて備えている会社はほとんどありません。
自分が何を大事にしたいのかよく分からない人や、価値観の優先順位づけが難しいという人には、「転職タイプ診断」がおすすめです。
あなたが仕事をする上でどんなことを大切にするタイプなのか分かるので、自分が仕事や会社に対して何を求めているのか自己分析するのに役立つでしょう。
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世の中も「女性が働きやすい会社」を求めている

今、世の中全体が、女性の働きやすさにより注力していく方向に動いています。
なぜなら、女性が働きやすい会社かどうかは、女性自身はもちろんのこと、企業側も重要な課題として認識しているからです。
パーソル総合研究所の「女性活躍推進に関する定量調査 報告書」によると、企業の約4割が「女性活躍の推進」を重要な人事課題として挙げています。
そして、多くの企業が以下のような取り組みを実施しています。
- 有給の取得促進(73.6%)
- 退勤管理の厳格化、チェックシステムの導入(70.5%)
- 法定基準以上の育児休業制度(58.3%)
- 子どもの就学前まで利用できる短時間勤務制度(56.1%)
このように、有給休暇を取りやすくしたり、仕事と育児の両立をサポートしたりすることで、女性が働きやすい職場づくりを意識する企業が増えているのです。
このことから、今後、女性が働きやすい会社は増えていくでしょう。

長尾
育児休業や産前産後休暇を取得しやすくなるように推進している企業もあります。また、リモートワークやフレックスタイム制を導入するなど、柔軟な働き方ができる環境を整備する企業も増えてきました。
まとめ
働きやすさの基準は人それぞれ異なります。大切なのは、自分が何を重視するのかしっかりと見極め、優先順位をつけること。
企業選びの際は、制度や取り組みの確認に加えて、実際に働く社員の声を参考にしたり、面接で具体的な事例を質問したりすることで、実態に即した判断をしましょう。
自分で優先順位づけや企業研究をするのが難しい人や、一人で転職活動をするのが不安という人は、ぜひdodaの転職エージェントである「dodaエージェントサービス」をご利用ください。
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長尾 美緒(ながお・みお)
【経歴】
新卒で金融機関に入行し、法人営業を経験。その後、一人ひとりの人生に寄り添ったサービスを提供したいという思いから、パーソルキャリア株式会社に中途入社。入社以来、キャリアアドバイザーとしてマーケティング領域を中心に転職支援を行っている。
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長尾 美緒(以下、長尾)
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