#023
2025.8.29
Q.出産したらキャリアをあきらめるしかないの?育児と仕事を両立できるか心配…
子どもを産んでも働きたい。でも家事・育児・仕事…全部こなせるか不安。そんなお悩みにワーママ4人がお答えします!
あなたのモヤモヤの
原因が分かる!
今回の座談会参加者はこちらのワーママ4人!

さえさん
(37歳・営業/8歳、5歳、3歳の子ども)
育児と仕事の両立が難しく、働き方を柔軟に変えるために転職。リモートワーク中心の働き方を手に入れる。

かおるさん
(37歳・貿易事務/0歳の子ども)
アパレル企業に勤務後、貿易商社で派遣から正社員に。現在は育休中。今後の働き方を考え、独立を視野に入れている。

ゆうこさん
(38歳・一般事務/0歳の子ども)
1年半前から派遣社員として働き始めてすぐに妊娠。現在は育休中で復帰を考えている。

ももこさん
(41歳・銀行事務/4歳の子ども)
結婚を機に総合職から一般職へ転換。夫が出張が多い仕事をしているため、ほぼワンオペで育児中。
子どもを産むことは決めているけど、ワーママの先輩を見ると仕事と家庭の両立はやっぱり大変そう。自分の時間がなかなか持てないと聞くし、心配が募る…。
そこで、出産前後でライフスタイルにどんな違いがあるのか、ワーママ4人に聞いてみました!
ワーママが実際にあきらめたことって何?
ゆうこさん(38歳・一般事務/0歳の子ども)
私は、あきらめたことといえば、家事を完璧にすること。出産してから全般的に考え方が緩くなりましたね。
人を家に呼ぶときに、完璧に掃除をしたり、料理を作ったりするのをあきらめました(笑)。今はもう、友達が来てから手伝ってもらえばいいや、くらいに思っています。
ももこさん(41歳・銀行事務/4歳の子ども)
私は、あきらめたことではないのですが、仕事に追われる生活になってしまったので、部署異動をお願いました。
以前の職場より締め切りに追われない仕事にしてもらえたので、今は自分のペースが保てています。
プライベートでは、夫がほとんど家にいないのでワンオペ状態。たまには自由になる時間が欲しいですね。夜の外出は子どもが生まれてから1回くらいかな。
なので通勤時間と、寝かしつけた後の1~2時間だけが自分時間。睡眠時間を削ればもう少し確保できるような感じです。
今、解消すべきモヤモヤは何?
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さえさん(37歳・営業/8歳、5歳、3歳の子ども)
私はあまりあきらめたと思うことはないですね。仕事については、自分から大変なことはハッキリできないと事前に伝えて、上司や同僚に理解してもらうようにしています。
家庭では、家族全員がそろっている休日は月に1回くらいしかありませんが、子どもにつきっきりということはありません。
夫も理解があるので、休日は子どもを数時間預けて出かけたりしています。
むしろ、夫と私がそろってしまうと、お互いに甘えてしまい、家事や育児をやってもらえないことが不満になるので、離れているくらいがいい気がします。
一同
分かる!!!
あなたが不満を抱えやすい
ポイントは何?
家事・育児の分担はどうしている?
さえさん(37歳・営業/8歳、5歳、3歳の子ども)
うちは、食器洗いは夫の役割。掃除も私が苦手で全然できないので、あまりにも部屋が汚くなると、見るに見かねて夫がやり始めます(笑)。
でも、それ以外の家事は私がしていますね。それでバランス取れているのかも。

かおるさん(37歳・貿易事務/0歳の子ども)
うちは、きっちり分担を決めていますね。出産する前からお互いの得意なことをやろうと話していたんです。
私は掃除が苦手で料理は好き。夫は料理が苦手なので、掃除を夫に任せて、ご飯は私が作るようにしています。
育児では、お風呂と寝かしつけを夫に任せています。というか、夫が家に帰ってきたら、育児は夫にバトンタッチですね。
ストレスとの付き合い方が分かる!
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ゆうこさん(38歳・一般事務/0歳の子ども)
うちは、特に出産前に決めていたわけではないけど、お互いが気になることをそれぞれやるようになっていますね。
夫は洗濯が趣味だから洗濯をやってもらって、掃除は気になったときに私が徹底的にやる。平日の夜は夫が遅いことも多いので、寝かしつけまで私が担当しています。
その分、土日に子どもをお風呂に入れてもらうようにしているけど、この大変さを分かってもらうのに時間がかかりましたね。
かおるさん(37歳・貿易事務/0歳の子ども)
子どもをお風呂に入れる工程って大変さがなかなか伝わらないんですよね。
なので、私は夫に育児全般なんでも体験してもらって、大変さを分かった上で手伝ってもらうようにしました。
一人で悩みを抱えて疲れてない?
モヤモヤ解消診断を受ける(無料)出産後もキャリアをあきらめない!両立支援制度をうまく活用しよう
子育てをしながら働く先輩ママたちの生の声をご紹介しました。
試行錯誤しながらも、工夫して仕事と育児を両立させている姿から、「できないかも」という不安が少し和らいだのではないでしょうか。
出産後、育児と両立して仕事を続けていくには、国の制度などもうまく活用することが重要です。
ここでは、ぜひ活用したい基本の両立支援制度をご紹介します。
育児休業制度
育児休業は、原則として子どもが1歳になるまで取得できる制度です。ただし、保育園がいっぱいで入れないなどの事情がある場合は、最長2歳まで延長できます。
2022年10月から始まった「産後パパ育休(出生時育児休業)」により、男性も子どもの出生後8週間以内に合計4週間分(28日)を限度として休業を取得できるようになっています。
そして、2025年4月には新しい制度「出生後休業支援給付金」が創設されました。両親ともに一定期間内に通算14日以上の育児休業(産後パパ育休を含む)を取得し、一定の要件を満たすと支給されます。
こうした制度が充実することで、今後はさらに出産後のママの負担が軽くなることを期待したいですね。
時短勤務制度
時短勤務制度は、3歳未満の子どもを養育する場合、1日の所定労働時間を原則6時間に短縮できる制度です。
「雇用期間が1年未満」「週の所定労働日数が2日以下」などの除外条件に当てはまらなければ、契約社員やパート・アルバイト雇用の人も原則として対象になります。
また、2025年4月からは「育児時短就業給付金」も新たに創設されました。
2歳未満の子どもを養育するための時短勤務によって給与が下がる場合、時短勤務中に支払われた賃金額の10%相当額が支給されます。
時短勤務と給付金制度により、キャリアを継続しながら育児との両立がしやすい環境が整いつつあります。
在宅勤務・フレックスタイム制度
2025年4月から、3歳未満の子どもを養育する労働者に関してテレワークが短時間勤務制度の代替措置として追加されました。
対象となる労働者が希望する場合、テレワークを選択できるよう措置を講ずることが事業主の努力義務となっています。
在宅勤務やフレックスタイム制度を活用すれば、通勤時間を削減でき、その分を育児や家事に充てることができます。特に保育園の送迎がある家庭には、大きなメリットとなるでしょう。
このほかにも、小学校3年生修了時までの子どもが病気やケガをした場合や入園(入学)式などに年5日まで取得できる「子の看護等休暇」や、地域のファミリー・サポート・センター、病児保育サービスなど、育児と仕事の両立に役立つ制度は数多くあります。
以下の記事では、結婚・出産後のキャリアについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
プライベートを優先できる仕事に変えるべき?激務で今後が不安です
出典:厚生労働省ホームページ
あなたは仕事でどんなことを
大切にするタイプ?
まとめ
- 出産でキャリアをあきらめたくない!そんなときは…
-
・職場の人に大変な状況を理解してもらうため、周りに働きかけをしてみると協力してくれることが多い
・出産前と同じようにすべてを完璧にはできないので、緩く考えてみることも必要
・自分時間は、夫に協力してもらったり、寝かしつけ後の時間をうまく使ったりしながらつくる
ということでした。
「あきらめる」というより、無理に両立させようとする考え方や周囲へのアプローチなどを変えてみることで、結果的に心が楽になることが多いようです。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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